Nishikigoi NFTの次なる挑戦
この度、Nishikigoi NFTが初のLocal DAO総選挙を実施いたしました。4月30日から6月10日の1ヶ月以上にわたる選挙で、Nishikigoi NFTの中でも最長期間となりました。この選挙では、NFT保有者であるデジタル村民が、山古志に続く新たなLocal DAO拠点として「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を承認するかを投票しました。
投票結果は、翌日6月11日に発表されました。結果として、両地域ともコミュニティの支持を得て、新たなLocal DAOの拠点として承認されました。この結果を受け、天龍峡と椎葉村チームとクリプトヴィレッジは共にLocal DAOの立ち上げに向けて取り組みを開始いたします。
投票の詳細や両地域の目指すビジョン、特色については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
■ 投票結果
投票の結果、天龍峡及び椎葉村においては、可決条件である「有効投票数が全体の10%(290票)を超えた」「賛成が過半数を上回った」ことから、両地域が新たなLocal DAO拠点として承認されました。
そして今回の投票では、160名を超える多くの方々にご参加いただきました。その結果、投票数、参加人数ともに前回の投票を上回り、両地域で可決条件を見事にクリアすることができました。改めて、今回の投票に参加してくださった全てのデジタル村民の皆さんに感謝申し上げます。
■ デジタル村民であることと向き合う時間
投票に先立って行われた地域紹介やXスペースでの対談企画では、両地域のチームがビジョンや取り組みについて語りました。そのなかで、両地域の魅力や課題に対する理解が深まったことが、投票者の積極的な参加を促した一因となったかと思います。
そして今回、この投票期間で多くの意見がコミュニティから寄せられました。コミュニティからの意見は、プロジェクトの成功に欠かせない不可欠なものです。私たちとしても、この投票期間を通じて、多様な意見に触れ、その重要性を再認識しました。何より、様々な意見が自由に出されたのは、一定の民主主義が成り立っていることの証左であり、非常に良いことであったと思っています。
このようなプロセスを今後も積み重ねていき、異なる視点が交わり、最終的には非属人的、かつより包括的なコミュニティの形成を目指していきます。そのためにも、様々な意見が尊重され、誰もが自由に発言ができる体制を維持することが肝要だと考えています。
今後も皆さんとともに、成長し続けるコミュニティの一員として、歩んでいけることを楽しみにしています。なお、今後の両地域の進行状況やイベント情報については定期的にコミュニティに共有させていただきますので、楽しみにお待ちください。
■ 承認を得て両地域からのコメント
天龍峡チーム
椎葉村チーム
■ 次なる挑戦と展望
山古志からNishikigoi NFTが生まれ、リアルとデジタルの融合による共同体づくりの可能性を示唆したのが「Local DAO」という考え方です。人口減少社会において多様な地域文化を残すために、それを支える地域共同体の拡張を試みた試行錯誤がこの2年半で行われてきました。この度、二つの地域がNishikigoi NFTコミュニティにおけるLocal DAOとして立ち上がることが承認されたことで、Local DAOという仮説から複数地域での実証に向かう新たなフェーズに入ることになります。
承認された椎葉村、天龍峡の二つの地域では、独自のデジタル住民票NFTの発行を伴うLocal DAOの立ち上げが2024年中に予定されています。複数のLocal DAOが立ち上がることでNishikigoi NFTの役割そのものも少しずつ変容していく予感もあり、また、Local DAO同士の連携によりどのような化学反応が起きるのか楽しみです。
初期から関わってくださっているNishikigoi NFTホルダーの皆さんと、新たに参画する方々とともに、今後も小さくて多様なものが残り続ける世界をつくり続けていきたいと考えています。
■ 公式リンク
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