リモートワークは今後増える?
こんばんは!間宮@dockerなんもわからん です。
さて、今回は働き方に関する質問ですね。
私の見解を、データを交えながら回答しようと思います。
■まず結論
まず結論ですが、「リモートワークはこれからも続く、むしろ今までやってなかったところもリモートOKが出てくる可能性さえある」と予想します。「優秀な」IT技術者については待遇がより向上する時代が来ると思っています。
■エンジニアを取り巻く市場環境
まず、エンジニアの求人倍率はコロナ前より遥かに高くなっています。
この記事で引用されているグラフを見てもらって分かるように、2019年より全然倍率が高くなっています。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61233630Z20C22A5MM8000
なお、上記は日経新聞の記事にDODAの転職倍率が引用されていますが、2021年7月までのデータは下記で確認することが出来ます。
元々IT技術者はずっと前から不足、そして今はコロナ前より更に不足している状況ということがわかります。
https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/
■人不足が進むとどうなるか
会社としては求人を出しますが、必要最低限の人員が揃えれない会社が今後発生します。そうなると、「優秀なエンジニアを雇わないと、会社の維持が難しい」という状況が発生します。
例えば技術力の低いエンジニアを雇った結果、脆弱性に対応できず、通販など事業の維持に支障が生じるという状況ですね。
上のデータでもありましたが、転職倍率10倍なんて異常です。
同時に賃金が安いことが問題として書かれていましすが、ある程度以上の技術を持つエンジニアは強気に単価交渉できる時代が来ると思っています。
■IT技術者を繋ぎ止める為に会社はどう動くか
今後、更にIT技術者の売り手市場が進んでいくことが予想されます。もちろん新しい人もどんどん入ってきますが、それ以上に人不足が進行する予想が国からも出ているのは皆さんご存知かと思います。
こうなると、会社は技術者の確保のために「魅力的な就業条件」を提示しないと生き残れない状況になります。つまり、「リモートワーク」をオプションとしてつければ技術者が確保できるのであれば、当然「リモートOK」の案件が増えることになります。
今はコロナ後に移行しつつあるのでリモートを止めた会社も増えていますが、将来的には人材の確保のため、リモートワークに対応する会社が出てくる可能性も十分あると思います。
特にフリーランスエンジニアにとっては、リモートワーク=交通費分の経費が減る為、リモートは会社員より魅力的ですね。
■あくまで「優秀な」エンジニアが求められる時代
このように、ITエンジニアの価値が今以上に認められる時代が来ると私は考えています。
一方で、エンジニアの質の格差が今後特に拡大することにも注意が必要です。間口が広くなる分バラツキは今以上に発生するでしょう。
「優秀」かどうかは、「問題解決力」が高いかどうかで決まります。
ITはあくまで手段で、様々な手段を知っていて問題解決できるかどうかが経営側(発注側)からしたら重要です。
過労になってはいけませんが、一方で簡単に「できません」と言っていると必要な人材にはなれません。
具体的な応対の例としては、
・無茶な納期には「この部分だけ実施ならできます」「この作業の精度が落ちるのでリスクを許容していただけますか」など限定した回答を提示する
・新しいこと、やったことがないことについては正直に「やったことはないのですが、調査して実現可能か確認したいと思います。2日調査しますので、その段階でもう一度報告させて頂いても宜しいでしょうか」と回答し、前向き、かつリスクを発注側に受容してもらう。(例え出来なくても自分が成長できるし、そもそも出来る人探すなんて時間もお金もかかって発注側も簡単には出来ない)
といったように、「出来ない」を「ここまでならできる」「こうトライする」と発言し、発注側に選択肢を与えることで自分の成長と問題解決に繋げることが出来ます。
もちろん無茶言う発注先もあるので、本当に無理だと思ったら「無理です」って断っても良いです。体壊さないのが一番大事!
発注側にはどの程度の難易度かわからないので、とりあえず無茶を言うという作戦で交渉する発注者も多々います。
こちらは自分の持っている基準を堂々と伝えて、妥当な納期で仕事をしてよいです。
単に”反射的に「無理です」はやめよう”ってだけの話です。
今回はここまで!
リモートワークは労働条件の改善ということで、改善につながることを色々書きました。
頑張るエンジニアにとっては良い時代が来ると思いますので、質問者さんも無理しない程度にがんばってね。
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