ビットコインは月末月初に高騰して、月中に下落する説は本当か? (2017年度版)
さて、今回も気になったので調べてみたシリーズ
消費行動や、給料日、各国における祝日の並びなど去年の価格推移は今年も参考にできるのではないかと考えています。
元データと下処理について
Coinmarketcapより取得した、2017年の全ての日における終値を(BTC/USD, UTC-0)ベースで取得。
月中の定義が難しいところですが、全ての月を5日毎にカットしました。各月において、
・1日~ 5日 を1G
・6日 ~ 10日 を2G
・11日 ~ 15日 を3G
・16日 ~ 20日 を4G
・21日 ~ 25日 を5G
・26日 ~ 31日 を6G
と定義しグルーピングしました。
連続する5日間の終値の平均値が、前の連続する5日間の終値の平均値とくらべて上がったのか下がったのかを検証していきます。
通年での5日ごとの終値の平均値の推移はこんな感じ
まず上半期を見てみましょう。
次に、下半期を見てみましょう。
11月以降の真っ青ぶりに笑うしかないですが、年間を通して3G、4Gあたりが赤くなっている傾向が見受けられるのではないでしょうか。
2018年も年始2週目~3週目と下がっているのは去年も起こっているのですね。クリスマスバーゲンなんかは毎年同じ傾向なので今年も気をつけておきたいということを表しています。
発生回数を集計してみる
1月~12月において、前の5日間との騰落率別の発生回数を集計しました。
月末月初(6G~1G)はほとんど下げが見られませんでした。
1G(1日~5日)は落ちたことが無いみたいです。やっぱり給料をツッパしている日本のサラリーマンの方が多いのでしょうね〜。イナゴタワーが毎月のように形成されますが、月中になると上がらなくなってくるのでみんなしびれを切らして売ると 笑
また、-10% ~ -5%の下落レンジが年間で1回しか発生していないのがが興味深いですね。落ちるときは大胆に落ちるということを意味しています。
今回は前回記事にした、曜日との相関性よりも、月初・月中・月末のほうがわかりやすい傾向が見られた気がします。
現場からは以上です。
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