見出し画像

5-2. ビットコイン(暗号通貨)相場でトレンド転換を読む ~チャートパターンの活用編~

チャートパターンは売り方と買い方の決戦の縮図です。双方の心理と力の強さが現れます、美しいですね。

さて、いずれのチャートパターンとレンジ内の高値圏と安値圏で3回ずつ戦ってどちらかに抜けることが多いですから、2山3谷 or 3山2谷の形状になります。

例外としてダブルトップ(2山1谷)やダブルボトム(1山2谷)、V天井(1山0谷)やV底(0山1谷)がありますが、これは、売りか買いの一方が極端に強いときにしか出現しないということを理解しておきましょう。

本記事では、主に2山2谷を作った時点でエントリーする方法にフォーカスして、エントリーポイントとそれぞれの注意点等をまとめています。


チャートパターン一覧表

チャートパターンを表にまとめました。

チャートパターンは「トレンド反転パターン」と「トレンド継続パターン」の2つに大別され、それぞれが、売りと買いの2形状存在しています。



ダウ理論と組み合わせて、高値・安値の切り上げ具合を見ることで売りと買いの勢力がわかるのがこれらのチャートパターンです。


チャートパターンの見つけ方

チャートパターンを見つけるには、2点以上意識されていると考えられるラインを、ロウソク足の上側と下側で見つけ、線でむすぶだけです。

早く見つけて予想するほど有利にトレードできるのですが、慣れないうちは願望を込めて線を引いてしまう方が多いと思いますので、3点以上結べる線を引くほうが好ましいです。

例:) Note作成時のチャートの形はディセンディングトライアングル(下降三角形と呼ばれる形で、売りが優位)


チャートパターンを使ったトレードの注意点

・自分で引いた線よりもダウ理論(水平線)上意識される価格は重要視する
いくら線がキレイに引けるチャートであっても、4時間足の直近高値・安値などが割られた場合、その後の攻防はかなり不利になります。

あなたが勝手に引いた線を意識しているのはあなただけかもしれませんが、ダウ理論による水平線をはテクニカルトレーダーの全員が意識しているといっても良いほど、強烈に意識されるからです。


・できるだけ上位足で線を引く
 1分足とか3分足であなたしか知らない線を見つけたくなる気持ちもわかりますが、ダマシにあう可能性があがります。できるだけ1時間足以上の足で線を引きましょう


・勝手に未来のチャートパターンの形を決めつけない
取引所のチャット等を眺めていると、1山2谷をつくり終わったくらいで、三尊つくりそうだーとか決めつけている方が良くいらっしゃいます。

しかし、それは願望にすぎません、チャートパターンは最後まで出来上がって初めて、市場参加者の心理が浮かびあがるものです。

(↓三尊決めつけて、焼かれる一例)



・買い方と売り方の両方の目線を持って線を引く

あくまでポジションを持っていない人の気持ちになって、売り方と買い方の両方の市場参加者の心理を想像しながら、次にどちらに抜けるかを判断していきましょう。

片方の目線だけを強くもって、自分のポジションに有利な線を引くことは、損失を膨らませる要因にしかなりません。



余力のある方向けのプラスアルファ

+1. 上位足のチャートパターンを参考にしていても、ブレイクアウト寸前は小さい足にズームインしてみる
 シンメトリカルトライアングルやレクタングルなど売り買いが拮抗したチャートパターンであれば、ブレイク寸前は短い足のチャートにズームインしてチャートパターンを探してみるのが非常に有効です。


+2. デイやスキャルピングであれば2山目、2谷目のうねり取りもあり得る
 2山目や2谷目のうねりをデイトレで取るのもありです。(ここのうねり取りが好きな方も中にはいます)

強いレジスタンスやサポートラインの付近であればリスクリターンレシオ(期待値)は高いでしょう。


+3. ビットコインでは上昇ウェッジ、下降ウェッジを使った逆張りエントリーが美味しい

下記は2山2谷を全く無視した、決めつけエントリーの例です。チャートパターンを最もハイリスク・ハイリターンに活用する例といえます。

ウェッジを使った逆張り買いエントリーの例

ウェッジを使った逆張り売りエントリーの例

これらのエントリーはそれなりのコツと投資余力が必要ですが、

モメンタム系のインジゲータ(RSIなど)やMACDダイバージェンスをしっかり見て、ギリギリまで引きつけてからエントリーするようにしましょう。(私は引きつけすぎてエントリー機会を良く逃しています 汗)


今回は以上です
(この記事が役にたったと思う方はサポートしていただけると嬉しいです!)

>>目次に戻る


サポートプリーズ(*^^*)