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季節のものをいただきます

体は食べたものからつくられるため、食べものはとても大事。

だから、たんぱく源となる肉や魚、豆腐、納豆…とビタミン類の野菜などは特に意識して食べるようにしている。

ただ、食べる料理にはあまりこだわりはないので、栄養補給の感覚で毎日同じものを食べていても苦痛を感じない。

約9年の単身赴任生活では、肉・野菜・きのこ類の炒め物を数えきれないほど作り食べた。
こんな生活でも年に一度風邪を引くか引かないか。

日々メニューを考える必要がなく、そして外食やインスタント食品に頼るわけでもない。
ストレスフリー。
いかに簡単に栄養補給ができるのか?
突き詰めていくと、ここに至った。

この話を家族にすると、当然変人扱いされ、そして「晩ご飯におはぎやもんね」と返ってくる。

実家の晩ご飯の一つのメニューに、「おはぎ」があった。
おそらく世間一般からすると珍しいメニューなのだろうが、我が家は晩ご飯の定番であり、月に一度は「おはぎの日」。

単身赴任は解消され、家族と毎日食事をすることになる。
そして、季節の旬な食材をいただくことも増え、食べるときの幸せの瞬間を味わえるようになった。

この季節のおすすめは、ピーナッツの塩茹で。
たっぷりの塩水で茹でること45分ほど。

おそらく数週間ほどしか味わえない素材本来の味をビール片手にいただく。
「美味しい」
「うまい」
「幸せ」

今日から金沢。
仕事終わりに、この季節ならではの、そして金沢ならではの美味しいものを食べて、「美味しい、うまい、幸せ」を堪能したい。



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牧野 泰尚 Makino Hirotaka l メディカルライター
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