誰かが守ってくれている
ぶらりと都内を散歩。
たまたま開館中だった伊勢屋さんに立ち寄る。
この時点で、ここはもしや?と思った方は
かなりの本好き、もしくは歴史好きなのではないだろうか。
ぼくは、ちなみに、「はてここは?」状態。
開館していることが珍しいらしく、中に入ってみる。
当時のまま、きれいに保管されている。
きれいに保管するために、誰かがこの歴史を守ってくれていたのだ。
そして、平成27年には跡見学園女子大学に引き継がれている。
大学がこういった歴史的建造物を引き取るのは大賛成。
建物や資料を守る人がおり、大学にとっても研究資料の宝庫となる。
お互いにとってメリットとなるからだ。
学生の頃は、苦手であり、興味もなかった歴史を
もっと勉強しておけばよかったと思うこともしばしば。
しかし、歴史関連の書籍を買っても、積読のままの本がほとんど。
都内では、再開発で、どんどん新しいビルに建て替わるエリアもあれば、
このような歴史が残っているエリアもある。
足を運び、見て感じることは、本を読むよりハードルが低い。
頭を使うより、体を使うほうが、向いている。
テクノロジーがどんどん進化していき、ついていくのに必死な部分もあれば、
「言葉」「価値観」「文化」「理念」「考え方」など
生きた証を積み上げていく部分もある。
こういった、目に見えないものも、時代に合わせて進化しているだろうけど、
誰かが大切に守り、受け継がれてきて、今があるのだろう。
有形・無形に拘らず、大切なものは誰かが守ってくれていたから、今に残っている。
最先端のものと引き継がれてきた歴史を混ぜ合わせると、
もっともっと満たされた生き方ができそうな気がする。
そんな感情をもたらしてくれた、樋口一葉の本を借りに、図書館へ行ってみる。
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