『本を出したい』のレビューを書きたい
3月26日(火)青山ブックセンターで開催された、「『本を出したい』出版記念
佐藤友美トークイベント」と「アフタートーク」に参加してきた。
さとゆみさんと『本を出したい』の編集を担当されたりり子さんとの対談を聞いた。
感想は、「やっぱプロやわ」。
『本を出したい』が一人でも多くの方に届くことを祈ってレビューを書いてみる。
さとゆみさんからレビューを書くように依頼されたからでもなく、まだ書いてもいないレビューに対して先に御礼を言われたからでもない。
表参道からの帰り道に、「レビューを書いてから寝る」と自分で決めたので。
ぼくの心の奥底に、「本を出したい」気持ちはなんとな〜〜〜くある。
なぜか?
昭和・平成・令和に生きていた足跡を少しでも残したいから。
ネットで自分の名前を検索すれば、引っかかってくる。
ただし永久保存版ではない。
Webサイトが閉じることもあるだろう。
記事がリライトされることもあるだろう。
足跡はどんどん情報に埋もれていく。
ただ、本はモノとして残り、歴史に刻まれる。
そして、ほんの少しでも社会貢献できた証拠にもなる。
「本を出したい」と思っても、10万字もの文章は書けないし、ネタもない。
数人の同僚に「自分の本を死ぬまでに出してみたい?」と聞くと、「出せるなら出してみたい」とみんな答える。
「ただ、書けないし、ネタもない」と必ず続く。必ずだ。
まさに、『本を出したい』を手に取ってほしい。
本を出すためには、文章力は不要であり、書く必要もないとのこと。
冒頭から「えっそうなん!?」と脳みそが揺れる。
「なら、もしかして、本出せるんちゃう?」と思っても、やっぱり「書くネタ」が必要。
『本を出したい』では、「強い言葉」や「格言」と表現されている。
それなら、「強い言葉」や「格言」をつくれば本を出せるのかと思いきや、「強い言葉」や「格言」を持っている人が著者になれるのだそうだ。
普段から相手のことを考え、相手に伝えるための表現方法を考え抜き、自分の言葉にしていかなければ「格言」は、うまれてこないのだろう。
仕事への向き合い方が問われているかのよう。
仕事だけではない。
これまでの生き方やこれからの生き方ともっともっと大きなものが問われている。
死ぬまでに1冊の「足跡」を残せるようになりたい。
そんなに長い時間はないぞ。