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アイスコーヒーからホットコーヒー、そしてアイスコーヒーへ

長かった夏がようやく秋へと移り変わり始めた。
7月下旬からずっと働き詰めだったエアコンもようやく一休み。
季節の変わり目には体調を崩しやすい人もいるが、身体は冬に向けて順応していく。

外部環境の変化に伴って、誰しもが変化しているからこそ、世の中の激しい変化にも、順応できるはずだ。
日本の四季に適応できるのは、やはり身体に負担がかかるからだろうか。
真夏にダウンジャケットは着れないし、真冬にタンクトップだけでは過ごせない。

それでも小学校に一人ぐらいは、真冬でもタンクトップ、短パン、なぜか手袋だけは忘れないという子がいたものだ。

では、なぜ人は変化を嫌い、現状を維持しようとするのか。
これは単に「現状維持バイアス」に気づいていないからだけなのだろうか。

変化には、精神的な負担や苦痛が伴うからだろうか。

私も最初の転勤や2回目のときには、精神的にかなり辛かった。
仕事のことが夢にまで出てきたり、夜中に仕事をするために飛び起きたりすることもあった。

しかし、転勤の数も5回、6回と経験していくとさすがに、慣れてくる。

つまり、精神的な負担を伴う変化も、その経験が多ければ多いほど、変化に順応できるようになってくるのではないか、という仮説が浮かんでくる。

そうであるならば、若いうちに多くの人と出会い、さまざまな経験を積み、時には厳しい状況を乗り越えることが大切だと思う。
そのためには、まず行動することが必要で、行動するためにはあまり深く考えすぎず、瞬間的な判断力で動くことが求められるのではないだろうか。

かつて私は、後先考えずに行動してしまうことを「弱み」だと思っていたが、今ではそれが「強み」だと感じるようになってきた。

こうして書きながら考えると、思いもよらぬ結論となった。

明日はまた暑くなるらしい。
アイスコーヒーにしようと思う。


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