素直な欲がモチベーションとして認められてほしい
学生スポーツ花盛りの年末年始で思ったことがある。
日本人の多くは学生スポーツに寄せているイメージ、俗に言う「学生らしさ」をプロにも求めているのだろうか?
ここでは私が大好きな考え方をする選手、「学生らしさ」とは対局とも思われそうなコメント記事を添付したい。
言葉は乱暴だが、全てお金と女性への欲をモチベーションにしている記事である。
日本では競技へのモチベーションを"お金"とすることを良しとせず、逆に精神論や意味不明な同調圧力的なコメントが評価されるのだろうか?
極論を言えば、学校のために自らを捨て勝利に邁進しろ。それを大会主催の新聞社を筆頭にマスコミが大衆の興味を煽るために仕事をする。これはお国のため天皇陛下のためにと煽り戦争をしたのと同じ構図かと。
この文章は高校サッカー決勝を見ながら書いているのだが、戦前に師範学校でサッカーが盛んだったのは、団体で戦える能力を鍛えられるとされたからと聞いたことがある。
富国強兵のために日本のスポーツは発展して、戦前の精神論が今でも学校を中心に残っている。それが日本スポーツ界の現状なのだろう。
これではお金や異性がモチベーションの選手は厄介である。選手は上官に従順な兵隊でなければならない日本ですから。
記事を添付したのは、日本的とは真逆で結果を残した選手である。
福永祐一騎手は女子アナを伴侶に迎え、昨年は無敗のクラシック3冠騎手になった。
児玉碧衣選手はグランプリ3連覇である。
新谷仁美選手はお金を理由に現役復帰した。そして、新谷選手は様々な発信をしているが、それは一度引退して競技以外の世界を経験した影響ではと私は想像する。
とても重要なことを発信しているのに、マスコミが大きく取り上げないのが悲しい。
従順な兵隊と言う名の選手を育成するには不都合な内容もありますからね…。
自身の素直な欲が憚ることなく高いモチベーションとなり、自由な環境でトップを目指せるスポーツ界が日本に誕生して欲しいと切に願う。