2月8日『文男スポーツ』安心安全な大会なんて無理だと経験から思う

『安心安全な大会』と政府側の人間は言うが私には疑問ばかりである。

その安心安全な基準とは、科学的根拠に基づいた数値等があるのだろうか?

そして、いつ安心安全だと判断して、仮に開催可能と判断した日と五輪期間中は同じく安全な状況だと確約出来るのだろうか?

太平洋戦争直前に総力戦研究所は『日本は必ず負ける』と政府に提言したが、政府は『日本人はアメリカ人より精神力に勝る』と提言を突っぱねて開戦に走ったそうだ。

精神論で五輪開催に踏み切るという歴史が繰り返されないことを切望する。

私事で恐縮ですが、昨年の晩夏にヨーロッパの某国で試合をする予定であったが、

「試合日の10〜14日前に、感染者数等の状況から選手や観客等の全ての関係者が安全だと行政が判断したら試合開催が可能」

との条件付きであった。

結局は決定が下さるれ少し前から感染者数が増え始め、確か試合12日前に中止の連絡を受けた時は当然の決定と納得出来た。

このように安心安全かは直前にならなければ判断不可能だし、それだって完全ではない。

私は小さな町の小さなイベントだったので、参加選手は多くても数十人だ。
五輪は選手と役員等の数は合わせて数万人。それで大会10数日前に開催の可否を判断することは不可能である。

要するに開催の可否は早期に1日でも早く判断するべきであり、現実的に五輪開催は不可能である。

それでも連中が五輪開催は可能だと言うならば、その科学的根拠を示すべきだ。

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