ヘタはウマになる!
歎異鈔の第3条にある「善人をもって往生おうじょうをとぐ。いはんや悪人をや」の悪人正機。
悪人が救われるとは何ぞやと考えたときに頭に浮かんだのが
『ヘタはウマになる!』(下手は上手くなる)
“世界の盗塁王”福本豊氏の名言である。
センスがある、スジが良い、才能に溢れている…。
スポーツ界だけではなく、この世の大半は現在地が良いと評価され目を掛けられて、その逆ならば最悪お払い箱である。
しかし、私の経験でも何かを掴み最終的に出世していく選手の多くは、”生まれ持った類まれなセンス”とは無縁な気がする。かくゆう私も「お前がプロになれたのは奇跡」と言われたことがある。
才能に満ち溢れる人間を”善人”としたら、そんな人間なんてごく僅か。勿論そこには自分なりに懸命になることが前提だが、私を含めマジョリティである”悪人”だからこそ
下手だから上手くなる。下手だからこそ可能性に満ち溢れている。
私にはそう思えて仕方ないのである。
南無阿弥陀仏
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