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Library Of Ruina 攻略ログ61 〜図書館、最後の戦い

 Switch版「Library Of Ruina」攻略ログ、いよいよ最終回となります。
 本記事ではゲームにおける最終バトルを取り扱います。
 また最終回となるため、全体のクリア後の感想も続けて書きます。
 エンディングの内容を含むため、初見の方はネタバレにご注意ください。

 この攻略ログシリーズは下記のマガジンにまとめております。またはタグ『#LORログ』からもジャンプできます。

 いつも閲覧・スキ、ありがとうございました。記事として継続していく励みになりました。



最後の接待

 もういいって、スタッフロールで終わろうよってば。空気ぶち壊しじゃん!
 せめて完全イベント進行にしてもらって、自力戦闘したい人だけクリア後のエンドコンテンツ枠で挑めるとか、そんなんじゃダメだったんですかねぇ…?

 まあ、空気ぶち壊して強制バッドエンド送りにするのがこの都市の頭ってヤツらの仕事なんだろうけれどさ。
 ――と言うわけで、Library Of Ruinaの最後の接待相手は、都市の頂点・頭からの刺客です。これ以上の格の相手は都市に居ない、正真正銘の最後の戦い。

ジェナさん改め調律者ゼナさん。この微妙な翻訳変更はなにかしら理由があってのことなのか

 3人来たけれど、実際に交戦することになるのは頭の調律者と爪の処刑者。目の凝視者は…前作からやってても何者かよくわかんないや。

 最後に待ち受けるこの接待は特殊仕様、階の選択不可・デッキ編集不可で完全固定の編成で進めることになる。
 そんなだし、事前の会話の流れや調律者&爪の設定を鑑みても、ものすごく勝っても負けても進むイベントバトルの趣がする。が…残念、このゲームに負けバトルは存在しない。
 この接待は既定の幕で強制終了してストーリーが進行するが、その幕に到達する前に図書館側が全滅すると普通に敗北となり接待やり直し

 イベントだからと適当にマッチしてると普通に負けるので、最後の門出まで全力接待で参りましょう!

ここのビナーに流れ弾撃ちながら煽るアンジェラちゃん大好き

実戦

 最後の接待はローラン単騎で開戦。このローランには事前のパッシブ帰属は一切反映されない。素の黒い沈黙コアの性能+体力25%減の『疲労』で固定されている。…アルガリアとタイマンし、司書たちに全力でボコられ、その直後にねじれて元気MAXのアルガリアとやりあって、それでもなおシ協会より軽い『疲労』で済むあたりがローランのヤバさ。

 相手は調律者ゼナ&処刑者バラルだが、初幕のゼナは速度ダイスがロックされていてターゲット不可。

バラル初手は「血清W」。各階のエンブレムが浮かんでいる、いわゆるワープ攻撃って感じの内容
こんなんマッチ勝ちようがない、「老いた少年工房」の防御で軽減する
死ぬわけにいかないため、ちゃんと光やドローは行っていく

 1幕目が終わるとイベント発生。さすがにお疲れローラン、このままではピンチ! そんな時に熱いBGMを引っ提げ颯爽と現れたのは――

赤 い 霧

 しかし赤い霧の登場でゼナもやる気を出して動き出すことに。2幕目は2VS2。

 この接待でのゲブラーも事前の装備状況に関わらず、基本性能は赤い霧コアのものに固定される。が、この接待の専用パッシブ『技量』を持っている。これは同名のマスのパッシブ…ではなく、内容は『ミョの腕前』と同一。すなわち最強腕前コンボを基礎搭載。
 それでもどこまで耐えられるか…というお話なのが辛いところ。

バトルページも赤い霧専用ページで構成されている。初期からコストが1下がっているおまけつき

 ゼナはビナー柱と同じ、マッチした相手のダイスを無効化するページを使って来る。
 自分もこの接待のベストな立ち廻りはよくわかっていないけれど…クリアには死なないことが最優先なので、こちらのダイスを無効化されてもマッチで勝てるならそれでもいいと思うし、基本マッチは勝てないものとして防御ダイスや属性耐性を活用する。

ダメージは与えられなくても「ホイールズ」でゼナの攻撃を防いで逃れる。頑張れローラン…
『技量』で威力を最大限持ったゲブラーならなんとかバラルとマッチしに行ける
またこの「突進」が30超えたため、バラルの【無力化】が発生しダメージ無効

 2幕目が終わると再びイベント発生。ゲブラーがゼナに、ローランがバラルに追い詰められいよいよ絶対絶命…! そんな時に荘厳なBGMを引っ提げ颯爽と現れたのが――

ビ ナ -

 そしてお気づきだろうか…このビナー、普段の立ち絵と衣装が異なるのである。きっちり調律者の装いでご登場、ビナー様、本気モードだ。

 立ち絵だけでなくバトル性能にも普段との差が反映されている。通常は『不完全な調律者』だったパッシブが『調律者』となり手札枚数+1。
 バトルページも「劣化した〇〇」だったのが劣化してない状態となり、威力も効果もクッソ強くなっている。
 斬撃に対する強力な耐性も健在。
 こっからはビナー様の固有性能とゲブラーのマッチ力とを併せての耐久戦。ローランはかなり苦しいが頑張れ。

3幕目。ダメもとで「クリスタルアトリエ」使ったらゼナの攻撃回避成功!ローラン頑張ってる!
あれ!?「血清R」って近接なのに「柱」で止めらんないの⁉ 近接攻撃マークだけど、遠距離攻撃扱いなのか?
ほんとは一方攻撃で一旦「気合い」を入れるのがいいんだろうけど、速度の関係で一方攻撃してる余裕が無い
4幕目。調律者VS調律者 
5幕目になるとバラルが再び「血清W」を使用。近接攻撃だからビナー柱で止めたいが――
うわーん!! やっぱり近接のくせに「柱」貫通してダメージ与えてくるやん!! ひどいッ!
ローランだいぶ体力あぶないが、この幕で9種ページ使うとこまでは行けた…!

 6幕目になるとバラルが「3血清」を使用。シンプルにクソ強い3ダイスのページで、後ろ2つが破壊不能ダイスだから「Furioso」も不可。
 が、この幕のバラルは速度ダイス2つしか使用しない。ダイス破壊ができないなら…ページごとぶっ壊すのみ。

「3血清」でない方にバラルの最高速より速いダイスで「大切断‐縦」をぶつけましょう
例え爪が相手でも、いつもの脳天勝ち割りキメる。さす霧
そして「Furioso」を贅沢に一方攻撃で使用。ただ単に使いたかっただけ

 7幕目ではゼナが合算広域「衝撃波」を使用。27‐30の打撃、安定して防ぐのは困難っす。ただ打撃なのでゲブラー・ローランは属性耐性で受けられるが、残体力的にかなり際どい。
 ここがビナーの「衝撃波」の使いどころか。展開的にもイイっすね、衝撃波合戦。

先制ビナー「衝撃波」 エフェクトはこの接待専用で一見の価値あり。ものすごくビナーらしいおしゃれ感ある攻撃エフェクトで好きです、これ
後攻ゼナ「衝撃波」。まさかの専用アニメーションつき。きゅっとしてドカーンなド派手な一撃
ここが図書館でなく、また狙われたのがこのレジェンド級3人じゃなきゃ粉微塵だろうな
広域は超えたが、ビナー混乱。柱で攻撃止められなかったのが痛すぎた
8幕目でみたび「血清W」…いやー、これは…
ゲブラーが「EGO発現」。反撃ダイスもうまく使って、もっと早くEGO使えるラインに持ってくるべきなんだろうな
「血清W」を受けたローランはバラルに図書館中を引き回されてK.O
この接待では死亡演出はなく【戦闘不能】状態になる
だいぶバラル削れてるが…。これで8幕が終了
そして8幕目終了後にイベントが発生

 ――と言うわけで、8幕を耐え抜くとタイムアップで接待は強制終了する。これでクリア、ちょっとすっきりしないけどね。

 ただうまいこと立ち回って大きなダメージを与えると8幕より早く接待終了イベントを発生させたり、バラル・ゼナを混乱・戦闘不能に追いこんだりもできるらしい。自分はやった事ない、これ何回もやりたい接待でもないし。


 そして最後の接待の結果、Library Of Ruinaの物語の結末は…図書館、追放

この「在るべき場所に戻る」って言い方は何か後続作へのフラグかしら
欠片も残さず世界から消し去るってのもできそうなのに、やらないんだよな

 考え方にもよるだろうけれど、都市の苦痛からの完全解放とも受け取れるなぁ。実際アンジェラもローランも晴れやかな雰囲気だし。
 個人的にはハッピーエンドと解釈しております。2人とも本当に必要だったものを得られたのではなかろうか。

 このエンドに到達してクリアデータとなると、タイトルの背景が変わります。
 また黒い沈黙・ねじれた残響楽団のバトルページの入手、および総記の階完全開放の幻想体ページとEGOが解放される。
 …が、特にクリア後に解禁される接待コンテンツは無いので、これらの新規追加ページは半分トロフィーみたいなものかと。やりたい人は残響楽団デッキを改良したり、総記EGO罪悪感の白ワンピース女装ローランでアルガリアに会うとか、色々と遊びがいはあると思う。

クリア後は残響楽団・黒い沈黙・ねじれ楽団・ゼナ&バラルを個別に選んで普通のストーリー接待同様に再戦可能
ただし総記は出撃できないし、1回目の残響楽団は下層から順に進める必要がある

 あとは地味なところでは、ねじれた残響楽団の各団員にトドメを刺した司書にはご褒美の戦闘表象がしれっと渡されている。
 
これは再戦でも回収できるから、エフェクト全員に付けるみたいなやり込み方もできますね。

エイリーンにトドメを刺したホドちゃんには後光が差すようになった

 他にクリア後にやるべきこととしてはアートブックの閲覧ですかね。いや、別にクリア前でもできるけどネタバレの宝庫だし。
 ただの資料集と侮るなかれ。エンディングイベントで言っていたアンジェラとローランが一緒に書いた本って体裁になっており、ここに至るまで世界観を貫いてくれる。必見。
 ただ…CS版だとUI的にかなり見づらい…。画質は問題ないのだけれど。


CS版プレイを終えて

 まさか半年以上かかるとは思わなかった。プレイ以上にNoteまとめるのに時間がかかった感はあるが、さておき。
 クリア時にSwitchでの表示プレイタイムは220時間でございました。いやー、遊んだな!

 率直な感想として、2周目でもすごく楽しいゲームですね
 1周目にうまく戦えなかったところをサクサクっと進めるカタルシスとか、単純に前回と違う階や作戦で戦うだけでもおもしろい。
 もちろんストーリーも、すべてを知ったうえでもう一回頭から読み直すと気づきがある。人形師とかプルートの伏線はど頭からあったんだなぁ、とか、序盤のピアニスト絡みの話とか見え方変わるし。
 たぶん3周目をやったとしても、意図的に編成変えるとかすると普通に楽しく200時間もう1回やれる気がするなぁ。

 正直、CS版は色々と難があって手放しで褒められない。バグとかUIとかバグとか⋯。
 それでもCS版限定要素の日本語吹き替えはめちゃくちゃ良い。もともとストーリーが重めで難しいところもあるので、母語で聞いた方が理解しやすくてストーリーへの没入感があがる。キャスト陣の演技もあまりに良すぎた。
 もちろんオリジナルの韓国語ボイスの時点でキャスト陣はすごく感情を揺さぶってくる好演ですので、みんな音声切り替えて2周やろうぜ!

 細かいストーリーや接待の感想は個別記事で散々語ってきたので割愛、ここからは個人のプレイログとしての総括です。

 何より色んな階やコアを使ってゲームを進める様を記録として残せたのが、このNoteやって一番よかったなあと思う部分です。
 このゲームの攻略探すと、最強腕前ゲブラー無双だとか技術科学で打撃暴力だとか星終盤の強いコアに強いコア帰属した固定編成みたいな攻略が多く、ヘタするとそれ前提で進めるゲームとか言われるまであって、それはちょっと違うと言うか…攻略探す人がそれ真に受けて構築の幅狭めるのはもったいないと思う次第です。
 固定しなくてももっと編成幅広げてロールプレイ的にやってもクリアできるよって一例をネットの海に放流して、見てくれた人が攻略の参考にしてくれたり、単純に楽しんでくれたら幸いです。

 気に入ってるのは言語・哲学以外の中上層の階をこってり使ってストーリー攻略できた点です。
 クリアするだけなら完全開放が速い歴史~芸術の4層で回すで十分だし、全階層解放する頃にはゲブラー・ビナーの階が頭一つ抜けてるように見えるから、自然・社会・宗教あたりは強制出撃以外まったく触らないでクリアした人も多いと思う。

 特に自然科学、超推してるのがログからもダダ漏れにできた。自然科学の階はいいぞ。みんなも魔法少女になろう?
 あとこの周は社会科学も非常に楽しかったですね。ベスト接待決めろと言うなら社会科学VSシャオ戦。1周目だとなんか個性が薄い階だと思ってたけど、威力&コスト&リソースに効く幻想体ってゲームのベースゆえうまく使えば最強だわ…。

 宗教は本当はもうちょっと出番上げたかったんだけど…さすがにハナ協会後にしか完全開放しないだと、無理! 接待が用意されてないもん。プルート戦あんなだし、黒い沈黙は推し階使いたいし、ねじれ楽団はSteamの時に宗教使ったからなぁと思ってCS版は優先度下げちゃって、結果白夜を召喚するタイミング無かった。スマン。
 まあ、沈黙の対価手動撃破と失楽園に13番目の鐘の音ぶっぱできただけでも、個人的には満足してます。対価君のこと前よりはちょびっと嫌いじゃなくなった。


 以上を持ってLibrary Of Ruina攻略ログ、終了とさせていただきます。
 ここまでお読みいただいた皆様どうもありがとうございました!
 どうか、あなただけの本も見つかりますように。

おまけ。10月にグッズが発売されたことにより現実世界にも浸食した図書館の写真。罰鳥もどきは自作

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