Library Of Ruina 攻略ログ㉒ 〜悪夢の終わり。フィリップの末路とアルリウネ
Switch版「Library Of Ruina」攻略ログ、22回目です。
今回でようやく都市悪夢2段目のストーリーをコンプリート、中央右の接待に挑みます。
冒頭にネタバレタグがある通り、今回挑む接待の記録には、ストーリー・演出に関して初見での楽しみを大きくに損なう内容が含まれています。
ご自身で初見プレイ中の閲覧はご注意ください。
さらに今回の接待ではLv.MAXになった階を使います。
具体的には歴史の階で最後のストーリーの読了後に解禁される要素を攻略に使用しています。
使用ページやシステム要素系のネタバレを嫌う場合は、こちらもご注意ください。
過去の記事は↓のマガジン、もしくはタグ#LORログからジャンプください。
泣く子
あーあ、あーあーあーもうめっちゃくちゃだよ! 情報量の多さに初見ついてけなかったなぁ、ココ。
骸骨氏が「昨日の約束」なのでこのルート頭のユナ先輩の事件とも絡んでるから、仕組まれた運命というかなんというか…。
オズワルドも先周では色々あったけど、プルート氏にも色々思うところはあって、つい暴言を叩きそうになるけど…先まで我慢する。
泣く子接待、1舞台1階層使用可能、そしてストーリー接待では初となる5人フルメンバー登壇可能なステージ。
基本的にこのゲームはゲストとのバランスを考慮して階層数や使用人数が設定されているため、初回は大人しく5人の階で挑んだ方が無難かと思います。
自分のデータでは歴史・技術・文学がフルメンバーになっていますが、完全開放済みになった順ということで、今回は歴史の階を起用しました。サルヴァドール使用階で行くってフレーバー的にも良し。
以下、デッキ。完全開放戦とほぼ変わらず、後から増えたW社・煙と数枚入れ替えたり、ファイヤーバットや戦闘準備を復活させたり。
サルヴァドール(臨戦、黒雲道、非常食)
危機克服、循環、抜剣、跳躍、ギラ剣、羽の盾、処刑、明け方、ムリネヴァレリー(速度、あなたの盾)
危機克服、煙管、ファイヤーバット、燃料抽出、戦闘準備、ゴミ処理、裏路地掃除、家族のために、どっしりシ協会(速度、楔)
快速突き、人形の盾、武器手入れ、燃料抽出、裏路地掃除、指令の向かう処、フレッシュ、貫く、指令の意味ミヤオ(人形の骨、加速、電気ショック、キィキィ)
人形の盾、チャンス到来、ギギギッ、音楽の聖地2、猛練習、抑圧、どっしり、深い息遣いオルガ(こんなときこそ、最善の選択、手品、不安定な充電)
人形の盾2、猛襲、ギャンブラー1、盤面返し2、判断3
泣く子は3種類居て、アンジェラの言葉を借りると「面倒な能力」を個別に持っている。
『目を隠した子』はバトルページの情報を見えなくする、『耳を塞いだ子』は敵の攻撃対象を隠した上にマッチ操作を不可能にする、『口を覆った子』はランダムに一人行動不能。
一度でも混乱状態になるとこの能力は失活するので、特に『耳』『口』は迅速に混乱させたい。
『目』はパッシブ『不安定な心』の対象ページを隠すための能力だろうけど、マッチ操作能力を回復すれば見えなくてもそのうち該当ダイスに勝てるので、優先度は低い。
それとパッシブ『分離した心』で、これで終わりじゃないのが示唆されている。とはいえ事前に詳細を確認する術はないので、何かくるって心構えだけしておこう。
初幕は動ける司書が闇雲に攻撃するしかない。泣く子の手数は少ないので、仮に全攻撃が行動不能の司書に集中してもまだ大丈夫。
泣く子より早い速度ダイスに守備寄りページをセットして守備ダイスをストックさせたり、反撃ダイスを使ったり、マッチ発生率をちょっとでも高めたい。
1幕で全員脆弱にできたのはとても良い流れ、2幕目は混乱させて能力を解除しよう。
3幕目で泣く子全員混乱状態だったけど1匹ミリ仕留め損なったので4幕目で撃破する事に。
泣く子3匹全滅で『分離した心』発動、合体するぞォーッ!
この形態に移行すると同時にBGMがボーカル曲へ切り替わる。「And Then is Heard No More」、すごく静かで寂しげな曲。ただ戦闘画面と一緒に聞くとプレッシャー感じますね…
合体形態の泣く子は『揺らぎ』もちで毎幕固定の攻撃をして来る。速度ダイス3つ、全部貫通属性の3ダイスで、どこかで見た事あるような追加効果がある2種のバトルページを使用。
それとパッシブ『分離した心』がまたついてて、体力0で分離する。…おやぁ? なんだか嫌な予感がするねェ?
まあ、とりあえず倒しましょう。始めたからにはやるしかない。
体力0にしたため『分離した心』が発動、分離する。
分離増殖した泣く子たちのパッシブは最初と変わっていない、すなわちこれらを倒しても『分離した心』で再び合体する。
…はい。泣く子接待は分離・合体を繰り返す先の見えない長期戦となっております。1舞台詐欺、初見はこっちが泣いたよ。
今回Switch版リリースされて本当に良かった。本体スリープ機能があればもう、平日ど真ん中の夜更けに寝る前に1戦だけ~とか軽く突入して睡眠時間を殺される初見プレイヤーは生まれなくなるからね。
それでこの再分離した子たち、『目』『耳』は2体ずつ居る。この場合は2体とも混乱させないと妨害効果が解除されない。特に『耳』は注意。
この幕の終わりに感情レベル3の幻想体・EGOページ選択発生。「蔓」を取る、これで合体時のマッチ操作が容易になるので難易度が格段に落ちる。
それとストーリー攻略で初のEGOページ選択は「羽ばたき」にしました。長期戦なので回復手段を持っておきたく。
2度目の合体では速度ダイスが4つに増加し、使用ページに変化あり。
ダイス3つで出目が大きい遠距離「哀しみの傷」は単発高火力ページで叩き落とせるかどうかで被害が変わる。歴史は「蔓」でマッチ操作しやすいので楽。
もう一つ新規のバトルページ「拘束」は「どっしりした一撃」の強化版みたいな防ぎにくくて強いデバフが付与されるいやらしいページ。
そして『分離した心』はまだある…。
再び『分離した心』で分裂。実対戦相手としては3体に減少、基礎能力には変化なしでやる事は変わらない。まだ合体するって書いてあるー…。この辺りからいつ終わるのか、何かギミック間違えてないかと不安になってくる。
3度目の合体形態。またまた速度ダイスが1つ増えて、今度は広域攻撃を使って来るように。
個別広域「深い悲しみ」は3ダイス構成で出目が大きく、現時点のバトルページで3ダイス目の8-12を安定して防ぐのは難しい。今回は余裕のライフで来れてるから問題ないが。
またこのページは次幕で混乱効果を持っているので、とにかく混乱・死亡者なしでこの幕をやり過ごす事がポイントです。
3度目の合体をボコって再々分離へ…。
次は『口』が一人だけ、速度ダイスは2つになって登場。そして、ようやく、『分離した心』パッシブが消滅ッ…!
ただし、このラスト一匹は逃げ出すので…かつてフィリップだったものの物語はまだまだ続くのである…。
いや~…長かった。完全開放戦みたいに長期戦でも変化が大きければテンション維持できるけど、基本同じ事の繰り返しになるので開放戦よりキツい部分はある。
自分の進行順だとここで都市悪夢コンプリート&図書館の危険レベルの条件もクリアで、次のランクへの昇格イベントが発生し、色んな事が図書館で起こりましたが…昇格がらみは次のランクに挑む時に触れます(3つ先の記事になる)
とりあえず、泣く子接待そのものでのリワーズを見ましょう。
分裂した泣く子の1匹は逃げたけど大半は本になったようで、この接待では「不安定な泣く子」の本が得られる。楔事務所でランダムドロップだった「ギラ剣」「羽の盾」ほか人間だったころのフィリップが使っていたバトルページと、人間だったころのフィリップの姿のコアページが入手可能。
…待てこれ人間的な部分だけを図書館に置き去りにしたって事では? アカンやつでは…???
バトルページは都市疾病2段目水準なので、数字だけ見るとちょっと物足りない部分もある。ただ「猛烈な突進」下限7の単発ダイスは遠距離弾きなど使える場面あるし、「烙印」は稼ぎにくいネガティブコインを稼げるので赤色の幻想体ページを狙う時に使える。
専用ページ「燃えたぎる一撃」はコスト重・感情レベル3以降しか使用不可などデメリットが大きくて、普段使いは厳しい。立ち上がりの手札でクソ邪魔になる。ただ強いのは間違いない。火傷10を最大限活かすのを考えると、長期戦・タフなボス戦向け。
コアページは攻撃しても防御しても、どんなページでも火傷を付与できる火傷プロ。火傷は出血と違って幕をまたいでも数値がリセットされないので、長期戦ほど強いダメージソースになる、大量付与すると気づかぬ間にめっちゃ削ってる。本人はアレだったが優秀なコア。
それと本とは別に、この接待を生存クリアした司書は戦闘表象が全員もらえます。低確率ながら遠距離威力+1の優良効果なので、遠距離ページを採用する階はとりあえず一周して全員もっておいてもOK。装着すると血涙を流しているような顔になれるので、好きな人にはブッ刺さる見た目ですよ。
おまけ:泣く子の4人階での接待 by 総記の階
ぶっちゃけ長いのが一番キツくて、勝つだけなら完全開放なしどころか、4人の階でも全然可能。悪夢2段目到達初手に選んで、その時点のバトルページしか持ってなくても勝ち抜ける。
4人の階層で挑む場合は、行動不能にして来る『口』を優先で無力化し、威力強化した反撃ダイスを多めに持ち込んで手数をフォローすると上手くいくかと思います。
もちろん長期戦用の手札・光確保手段は忘れずに。
個人的には泣く子接待、ピノキオ戦終了済みの総記の階をオススメしたい。「嘘」「好奇心」で長期戦のリソースの心配をしなくていい他、特殊ページが多くて「学習」がめちゃくちゃ楽しい。
ので、おまけでプレイログ乗せておきます。デッキは悪夢2段目1発目で人差し指遂行者を攻略した時(ログ⑯)とほぼ変更なしなので、悪夢1段目+一般招待のページ主体です。
「哀しみの傷」に「学習」するとビーム演出までコピるので、↓の動画の状態になる。ぶっちゃけこれがやりたくて、このおまけ攻略編は総記を使った。
以上、おまけでした。ノーデスとかじゃなけりゃ余裕はある。今の総記はやっぱり「血」or「押し寄せる鼓動」を迫られるのが長期戦だと辛く、この1人犠牲パターンがすごく多い。
総記でなくても、4人の中層階でも行けると思います。というか、慣れればさくさく倒せるので、デッキやEGOもろもろテストプレイのステージに向いている。感情が上がり切るくらいに長く、広域遠距離反撃も網羅していて、ガチガチギミックじゃないから汎用デッキで戦える、色々試すのにもってこい。
芸術の階 幻想体バトル アルリウネ
泣く子クリアで挑戦可能。芸術の4番目の幻想体です。
前作ロボトミーコーポレーションから大幅に外見が変わっている。前作はかわいい系、今回は麗しい系。
この変化なんですけど…アルリウネは人間になりたかった人形の幻想体なので、館長アンジェラの人間になりつつある人型AIである今の状態をシンクロしてこうなったんだと解釈しています。
LCのこの子のストーリー、観測記録は好きです。
図書館でのアルリウネは正直あんまり強くない。弱いわけじゃないけど、なんと言うか、ギミックが芸術の階の幻想体ページと噛み合い過ぎてしまっているので、普通に戦うだけでOKみたいな。
デッキも組み置いてあるものでそのまま入りました。あれだ、ログ⑳で笑う顔と戦ったときのまま。
セン(速度、テンマ呼吸、不安定な充電)
循環2、遡行、跳躍、333、空間切断、次元の狭間2、波動ダンテ(楔、突き抜く、電気ショック、7級F貫通)
快速突き、循環、武器の手入れ、燃料抽出、裏路地掃除、指令の向かう処、貫く、精錬、指令の意味ユジン(連帯、非常食、2段蹴り)
危機克服2、懸命の死闘2、幽かな記憶2、終わりなき戦い、抑圧、死の境界エマ(人形の骨、液化肉体)
人形の盾3、ギギギッ、ギシッ2、観測、抑圧、どっしり
まずアルリウネ戦は敵側が速度ダイス1つだけで特殊ページを使う所から始まる。
パッシブ『息を切らした贖罪』にある通り、アルリウネには【月桂冠】効果を持った司書しかダメージを与えられず、1幕目はこの効果が付与される幕です。
通常のアルリウネは混乱ダメージしか通らない。なのでまず混乱させてから体力を削る事になる。
またパッシブ『枯れない花』『花びらの涙』の効果で、3幕以内に混乱させると広域攻撃が防げるため、混乱させるスピードも重要。なので混乱弱点の貫通属性を多く持っている司書に「冬の始まり」を取らせるべし。
もともと芸術は幻想体の関係で貫通を組んでいる場合が多いので、誰かしら居るはず。居なかったら一回戻ってオスカーあたり引っ張って来よう。
あとこの幕は動かない取り巻きもターゲットできるので、光切れで次の幕に響かない程度に攻撃したり充電したりしておくとグッド。
2幕目からが本番。基本的には月桂冠の司書でアルリウネ本体を、その他の司書で取り巻きたちを倒していく。
ただダメージが入らないだけで、月桂冠司書以外でもアルリウネとマッチ可能なため、月桂冠司書でのマッチが厳しい時や、デバフを仕込みたい時などは気軽にみんなで本体を殴りに行こう。
注意点としてこのバトルではパッシブ『立ち込める香り』の効果でこちらの体力は減らず混乱=死なので、実質いつもよりダメージ許容上限が低い。
混乱中に体力を削っていくのだけれど、この時も月桂冠司書でしかダメージを与えられない。手数の限界があるので2巡は必要。だから「貫く」取っておくと次の混乱までが楽になります。
混乱の幕終わりで
はい。このバトルで敵は混乱ダメージしか与えて来ないので、よっぽど下手をしない限り「笑い粉」を取ったら勝てる。そしてこのページは2回目までに絶対取れる。だからアルリウネ戦は楽です。
なんか…めっちゃ楽。幻想体バトルってこんなに楽でよかったっけ。
で、アルリウネの幻想体ページなんですが…実はどれもまともに使ったことが無くて、いつもみたいな講評が書けない。芸術は他が使いやすい上に強いから、相対的に微妙な気がする…。
「花びら」はユジンとかじゃない限り条件ダメージと回復量が拮抗するから「笑い粉」みたいなもんだろうけど単体だし、ランクⅡなのがちょっと微妙…接待進んでるなら「友情の証」で全体回復するし、他の選択肢も「理解不能」「涙」だもんな。
だからランクⅡの「秋の暮れ」はもっと取らない。残香を付与する手段が他に無いから数値が積めるわけでもないし…。歴史の残り火×胞子みたいにシナジーがあるページが他にあればよかったんだけど。
ラスト「春の誕生」。こいつは使う前提で組めばゲームぶっ壊せる激アツページになるとは知ってる。自分はソロ攻略全然やらないので、使わないんですけど…。
ただ「笑い粉」で混乱しにくい階ではあるので、広域の前とかにピンポイントで狙って該当司書逃がすとか、そういう使い方はできるかもなぁ。
ガッツリ使うなら『精神回収』が要る。
さてさて、アルリウネ戦が終わると、芸術の階の最後のストーリーが解禁されます。ただ解禁条件に「文学の完全開放」があるので、まだの方は先に他の下層階から。
次回の記事では芸術の階の開放戦に進みます。