Library Of Ruina 攻略ログ㊸ 〜さよなら、ヤン伝令
Switch版「Library Of Ruina」攻略ログ第43回です。本記事では都市の星3段目の攻略を進めて参ります。
都市の星3段目はどのルートもストーリー展開がクライマックス、バトル演出も相応になっています。初見の方はネタバレにはご注意ください、先にご自身のデータで挑むことをおすすめします。
本記事では一番左の人差し指ストーリーのつづきをプレイします。
なお都市の星2段目終了までに挑戦可能になる幻想体バトル・完全開放戦はすべてクリア済みの状態。
また星3段目は一番右・中央左の2接待を終了し、当該接待で入手できるページを使用します。
以前の攻略ログは下記のマガジンから、もしくはタグ『#LORログ』からジャンプください。
いつも閲覧・スキ、ありがとうございます。
,D@;Q7Y
初見なんじゃこりゃあ…ってステージ名なんだが、いにしえインターネットのみかか変換、PCキーボード上でたどると「ねし゛れたやん」と読める。センスに脱帽。
ここはヤンを追ってきた人差し指シナリオの終着点、人差し指の指令の正体がとうとう明かされる。なんと言うか…前作にあった「作られた神」って表現するのが一番しっくりくるな。宗教と哲学の併せ技みたいなストーリー。
宗教って言うと大層なことだけど、思考停止して生きてないかい?って問い方に言い換えると、決して他人事ではない話で。
この辺りの描き方はエイリーンの歯車のストーリーとも通じ、前作から継続する、この都市は病んでいるって設定とも通じ、そして我々の活きる現代社会・お前も同じ問題を抱えているのではないか?と詰め寄ってくる印象を覚える。
でも正解は無いのだ、その問いに。そもそも誰が生き方の正しさを決めるのだろうかという話。「ご本人が十分に満足いただけてるのであれば」というアンジェラの言葉、それでしかないよ。
疾病から続く4本のルートの中、熱さNo1はフィリップ・リウだけど、長く効く毒のような刺さり方をするのがヤンの物語でした。(個人の感想です)
ねじれたヤンのデザインは神々しい。神話の怪物のようなフィリップとも違って、SF的な人智を超越する存在感。
それでいてアンジェラとは普通に会話ができるのが、また物悲しさを感じさせる。
喋った時にタイプライター音に重なる本人の言葉、原語Verの時より聞き取りやすくなってて、そしてまた心に来る。
ブリーフィング・デッキ記録
ボス戦です。いや星3段目は全部そうなんだけど、中でも難しい側なので、攻略は2番手以降が良いかと。例の紫の人のページ回収してから挑みましょう。
,D@;Q7Y…面倒なので、以下は普通にねじれたヤンと書きます。
ゲストとしては本体+右手・左手の3体構成。ねじれ≒幻想体だからか、とても幻想体バトルちっくな面があるボス戦です。力押ししようとすると逆に押し負ける相手なので、まずはパッシブ・バトルページを読み解きましょう。
さて、このバトル。ヤンは大きく3つの形態変化をすることがパッシブから読み取れる。
分離状態。両手を体力30以下でクリア
合体状態。本体と戦う。広域を使って来る。体力300以下で幕をまたぐと再分離
再分離状態。両手+広域、発狂モード
使って来る広域「ねじれた剣」は合算18-33、振れ幅大きく安定して防ぐのが難しい最大値を持つ。あろうことかこのページを合体状態・再分離状態では2幕周期で使用する。
本体だけを相手すればいい合体状態はまだしも、手の攻撃も同時に対応しなきゃいけない再分離状態はかなりキツい。30overで連打されると瞬く間に崩壊する。
形態変化の体力300にダメージストッパーがないのがポイント。300をまたぐ時に、なるべく大きく削るようにする。
ダメージ調整して合体のまま倒してしまっても構わない。ただ調整失敗すると300ちょい下までやっちゃったり、ダメージ足りなくてリソース切れで再分離されたり事故りやすいので慎重に。
そして攻撃してくる両手のページがやたら強い。出目高い、3ダイスページばかり、ダイス破壊あり、つよつよ状態異常の腐食あり。
しかも両手は混乱しない。そりゃ手だもんな、それぞれには意志ないわな。だから防御軸・宗教みたいな混乱削りやカウンターを持ち味にするデッキだと不利です。
さらに両手が動いている時には、ヤン本体が毎幕手にパワー3や保護3をかけるページを使う。保護はまだしも、パワー3は洒落にならないため、この効果付与のページに毎幕マッチして手へのターゲットを阻止するのがギミックのひとつ。
このギミックを処理した上で、両手とやりあうだけの単純火力も必要な、要求事項が多い戦いです。
今回の攻略は自然科学の階を起用しました。当方のメイン階です。Steam版初回突破はこの階で正面殴り合いで、だったから、今回もそれでゴー。
自然科学の階 使用デッキ
カトリエル(楔、突き抜き揺らし、電気ショック、7級F貫通、手品)
正面突破2、燃料抽出、装填、疾風脚、銃剣術、衝撃弾、堅固、火力集中ヒューバート(精神回収、液化肉体、熱血)
解禁、燃料抽出、鉄の防御、多重斬り、鉄壁、厳粛なる代行、感情の激動、堅固、斬首アラン(楔、こんなときこそ、突撃姿勢)
正面突破2、くさび突き、閃光の槍、詰め込む、疾風脚、裂傷2、スティレットニコライ(Rhino施術、生体充電同期化外皮、電気ショック、鋭利な一撃)
解禁、草食み2、跳躍、衝撃吸収、迅速な制圧、堅固、戦闘射撃2メイ(即興乱打、もくもく、人形の骨、加速、不安定な充電、ミャオミャオ)
人形の盾、チャンス到来、多重斬り、煙の打撃、アイアンナックル、振り下ろす、堅固、鉄山靠、蒸気
自分の中では完全開放戦の時(ログ㉟)でほぼ完成しちゃってる、紫の涙のページを組み込んだいつものヤツです感。
変えたのはウアジェトOUTでニコライINですね。標的つけて『指揮』と「戦闘射撃」でのバフサポートが仕事。もうちょっといい組みようはある気がするが、自分の中で立ってるだけでもOKとの気持ちが強くこのくらいで。
他はアランコアの中身をいじった。連帯やめて帰属コスト6でパワー2常時盛るパッシブ構築。それに伴い「指令の意味」を外し、手札総数を減らしてその時あるページで殴りに行くと手札も回るスタイルに変更。
この階で手札抱えないようにすると、EGO「虚無」の特殊効果を狙いやすくなる恩恵がある。できれば狙いたいが、光の取り回しが課題。
…いやわかってるよ、「スティレット」外すべきだって。事実いつもEGO虚無出そうとする時に邪魔されてるよ。でも、あの蹴り上げモーション好きだからしゃーない、こだわりポイント。
それに今回は手の「施錠」や「圧縮」のマッチに使えるので。
実戦
キタ専用BGM! Children of the City!
知らない人に聞かせたら戦闘BGMとは思わんだろうこの曲。静かで無機質なのに、不思議と温かみも感じる。冷たくも透明感のある背景や淡々と指令が流れてくるステージの雰囲気にピタッとはまって、没入感MAX。この曲聞きながら脳味噌ぎゅんぎゅんに絞りマッチを組むのたまんない。
接待のボーカルBGMで一番好きですね。中毒性が高すぎる。
プロムン公式が歌詞付きでYoutubeにアップしてるので貼っておくね。
…すいません、戦う前から熱くなりすぎました。バトルに行きましょう。
まずは3体に分離した状態から。全員速度ダイスは3個。両手の速度ダイスが強く、7並びで1人に集中攻撃で開幕だと泣けるけど…今回は大丈夫だった。
本体に付与されている剣のアイコンが広域発射までのカウント。最初の分離形態では6幕後に「ねじれた剣」が来る。それまでに手の体力を30以下まで削るべし。普通にやってれば間に合う。と言うか、間に合う火力が無いとこの先はもっと無理。
そしてヤン本体は2本の矢印を自分の手に向けている。これが手にバフをかけるページなので、当該ダイスのマッチを司書で取る必要がある。この時は強いページを使っても無駄になるから、リソースがいい。
もう一つ、本体が司書側に飛ばす矢印、これは対象司書の威力補正を無効にする。今回だとアランコアみたいな構成の司書が受けてしまうと大損害なので、どこに向いているかを確認して、マズいとこに来てたら他で受け持つ。
いやー、1幕のマッチで考えることが多い。楽しいね。
2幕目。
まずは片手を集中狙いして倒していく。両手で耐性に差があって、上は貫通、下は斬撃に耐性あり。こちらは貫通多めなので、倒しやすい下から先に狙う。
最初の分離形態では一度倒した手は復活しない。だから攻めやすい方から先に叩きのめしてしまうのが吉。
両手を止めた次の幕で合体形態へ移行。
この形態になると「ねじれた剣」が2幕周期になる。その広域以外は超大量の反撃防御を並べるだけ。合体って言うよりは、防御形態なのかもしれない。
この反撃防御の上から削らなきゃいけないので、守備ダイスでマッチするなら速い速度で使いカウンターを狙って、リソース回復用のページは遅いダイスに回して、って感じのセットをチーム全体の速度順見て行う。
ここで何も考えずに叩いちゃうと、大量にカウンター喰らって混乱して「ねじ剣」で殺られるって仕様ですね。
それと、この形態のねじ剣カウントを再分離後も引き継ぐので、なるべく「ねじれた剣」を発動した幕で体力300を下回るようにしたい。
でないと、再分離後の頭から両手の猛攻と「ねじ剣」を同時に相手することになってパンクする。
合体2幕目。広域攻撃「ねじれた剣」発動。18-33の合算は確実に止められるってページが無い。
今みたいに体力/混乱に余裕がある場合、広域はあえて受けて強いページの破壊を避けるのも選択肢になる。
それと今回はニコライの標的もあるため、ほぼ確実にヤンの体力が300を割ると見て、次の再分離形態に備えてある程度の温存もしておく。全力出し過ぎて全員手札切れはNG。
いや、こんなにあっさり勝つはずじゃなかったんだよ!!!
すまねぇ、ヤン。君が弱いんじゃない、ちょっと火力強火でやりすぎちゃったんや…
単純な攻略なら快勝めでたしめでたしなんだが、自分的にはちょっと薄味すぎて物足りない。こっちは図書館バトルを骨の髄まで味わいたいんじゃあ…。
延長戦:再分離後形態と戦って勝利しよう
と言うわけで、そのまま自然科学で3周ほど追加でやって再分離形態と殴り合って来ました。どうせ周回しなきゃいけない接待だし。
デッキは変えてないです。
合体状態までは省略。
幻想体ページは本戦とちょっと変わり愛・加護・貪欲→ジェミニアーノ、幸せの道→マキシムで所持。
うん、これだ。「涙剣」とか「無節制」取れないこっちのパターンが普通だ。1戦目はマッチ運良すぎたよ。
EGOは憎しみと絶望のページを所持。本当はEGO虚無もやりたかったが、出なかった。
体力300を下回ると、本体の混乱抵抗値を全快して両手が分離する。この時に混乱していた場合は混乱状態も解除される。だから合体中に混乱させるなら、そのまま倒すつもりで殴らないと損。
今回はだいぶ手加減したので…体力234で再分離です。
再分離後の戦い方も基本的には開幕形態と同じ。ヤン本体からのサポートをマッチ奪って止めつつ、両手の体力を30以下に削る。
違うのは2幕周期で「ねじ剣」が飛んで来るのと、感情レベルで本体の速度ダイスが増えている点。人数が揃っていれば速度ダイスの処理は問題ないけれど、ここまでで消耗していると本体マッチが非常に辛い。速度足りない手数足りない時はパワー3を止めるのが優先。
また再分離後に両手を行動停止させても再合体はしない。代わりにヤンのサポートページが反撃ダイスの無い「修復」「全体修復」すべて置き換わって、攻撃の隙が生まれる。ただし「全体修復」後すぐ次の幕から両手が動き出すため、攻撃できるのは行動停止の次1幕のみ。そこでトドメを刺すのが正攻法。
だけど。ここの再分離形態、広域攻撃ページがあると両手行動中のヤンにもダメージを与えられる。反撃ダイスは広域にはまったく無力なので。
残体力が2ケタレベルなら広域EGO連打でゴリ押しも可能です。
今回みたいに200もあると、普通に一回手を止めてやらないと厳しいが。
両手を止めたため、本体は「修復」モードへ。
同時に「ねじれた剣」の発動幕です。両手停止中に落ち着いて対処できる、このパターンがベストだ。少なくとも「ねじ剣」の時に片手が止まっている状態は維持したいね。
そろそろリソース切れもでてくる頃、標的なしでは体力210を削るのにちょっと足りず、残り43で幕終了でした。
とにかく再分離後は「ねじ剣」の機嫌次第。上振れ連打されるとページ破壊されて攻撃できずに両手復活されて…とジリ貧ループに入る。
いざという時のために、反撃ダイスの上から削れる手段をもっておくと楽。
広域の他は再分離後に一度両手を止めた時にビナーで妖精付与しておきわざと回避ダイス振らせまくるとか、文学で出血大量付与して「血色の欲望」で反撃ダイスごと叩き割るとかを考えた。
入手ページ雑感
この接待で入手できる最重要バトルページは「都市の意志」。ドローと光回復を同時にこなす最強リソース補給ページ。「解禁Ⅲ」「多重斬り」と同じ効果だが、これは育てる必要もないし、デッキが唯一じゃなくても使える。おかげで色んなデッキが使いやすくなる、ガチ一度使うと手放せない。
もともと光2ないと使えないところが注意点か。光が枯れてから使うんじゃなく、枯らさないために先読みして運用する感じ。
他にも3種の汎用バトルページが出るが、まあ尖っている。適当にデッキに突っ込めるページではないけど、うまく使うと強い。
レアな装着時発動ページで光の前借りをする「不吉な力」は接待の最初のうちはいらないけれど、EGOを乱射したい時や長期戦でのラストスパートにあると便利。自分はこれで自然科学のEGO虚無の特殊効果狙いに行ってた。
光全部使うが全部戻って来る「意志の剣」。最初は頼りないダイスだけれど、感情レベル上がり切るととんでも威力になる。使うなら0コストの強いページと一緒にどうぞ。技術科学の「掃除」と相性いいページ。
3枚目はダイスこそ強いが使用時威力マイナスの「盲目的な信念」。光1回復ついているので実質コスト2と思えば、威力マイナス後も並のパワーがあるページではある。けど、これの真価は広域防御力の高さかと。個別広域、特に止めにくい3ダイスとも勝てる勝負ができるし、合算も素で18-29出せる安定感。
後は…威力無効ギミックをメタれるから、一部の場面ですごく刺さる。
また,D@;Q7Yコアページも手に入る。さりげなく衣装やモーションは図書館側専用だし、コアページで表示されるヤンのSDもここでしか見られない。
『,D@;Q7Y』が威力強化パッシブではあるけれど、これを狙うと使う階を選ぶ。赤い幻想体ページが取りやすくて強い階、「笑い粉」の芸術か「勇気」の社会科学あたりですかね。
どっちかって言うと『伝令』のサポート力が強い。毎幕1回自分以外の味方にサポート効果。何が使えるかはランダムだけど、何が出ても腐らないから良。
で,D@;Q7Yは専用ページが3枚、接待でも使っていた金色のページ群です。「ねじれた剣」「烙印」にある腐食はバトルページだとこの2枚しか付与できないレア効果。
「烙印」は並だけど、「施錠」は星の専用4コスト群の中ではちょっと数値が控えめで、3ダイスめを破壊する効果は活きる場面が少ない。ダイス破壊が刺さりそうなら使う、くらいでいい気がする。
「ねじれた剣」はコストの重さが難点。上振れれば強いけれど、下振れると泣けるギャンブル性も強い。専用ページだからって適当にデッキに入れると微妙かもしれない。
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