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法廷と証人尋問
人生で一度あるのか、ないのか。
無いのならそれがいい。
このお話は、私が自分の大切な息子を取り戻すための物語である。
3月3日、人生で初めての証人尋問に行ってきた。
生まれてこれまで家庭裁判所なんて縁のない場所だと思っていたのだけど、生きていたら意外と近いところにその入口はあった。
13時30分少しまえ。
証人尋問が始まるまでは緊張しかなかった。
緊張しすぎてどう答えようか、うまく答えられるだろうか、自分の言葉だけど自分の言葉のように伝わるのだろうか。普段の仕事ですら、うまく報告や伝達ができていないことあるのに、大丈夫だろうか。
カウンセラーの方が一人目の証人尋問として召還され、被告、原告両方の弁護士から話を聞かれ、尋問をしていた。だいたい2時間近くあったように思う。結構長い。
その後10分ほどの休憩があり、私の証人尋問が始まる。
ドラマで見るような法廷で、裁判官の前に立ち、宣誓をして尋問開始。
尋問の内容についてはいずれ書きたいが今の時点ではすみません。書きません。
ただ、自分が思っているよりも喋ることができたし、思っていたよりも伝わったような気がした。あくまでも肌感であるが。始まってしまえば緊張もほぐれ、饒舌すぎるくらい話せたような、いやむしろ喋りすぎてなかったろうか。。。
2022年3月3日ひな祭りの日。
そう、書いたように裁判は今日始めての証人尋問を迎えた。
つまり、この話は過去から今、そしてまだ進行中の長いお話の欠片である。
文章を書くのは好きだが、決してうまくはない。
だけど、もしこの世の中に同じような悩みを持つ人がいるのなら、私がその一助になれることを望んでいる。
今回までの経緯を少しずつここに書いていこうと思う。
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