KO負けしたファイターの試合後の様子って??私自身が実際にKO負けした後の出来事や経験談。脳のダメージは見えない。焦らずしっかり身体を休めましょう。
上の写真は2016年2月UFCピッツバーグ大会に出場した時。試合前々日宿泊先のホテルのバーのテレビでエディと一緒に『Bellator 149: Shamrock vs. Gracie III』を観戦しました。
昔全力で殴り合ったファイターとこうして交流出来るのは嬉しいです。
私はたくさんの強いファイターと戦ってきました。
その中では力及ばずKO負けした試合もいくつかあります。
KO負けしたあとの過ごし方。
正解は何なんでしょうか?
身体も心も消耗品。
KOされた後は思いきり労ってあげましょう。
特に脳は自分でもダメージが分からない。
KO負けしたらどのくらい休んでどんな練習から始めたらいいのかを参考までに。
以前にAmebaBlogに載っている記事の転載です。
↓
KO負けした後の過ごし方~これでもかというくらい過保護に~。
2015.10.29
骨や靭帯、皮膚の裂傷などは痛みですぐわかります。
でも脳のダメージってイマイチわかりませんよね。
どのくらい休んだらいいの?
どんなことすると良くないの?
正直私自身も知らないことだらけだし間違ってるかもしれません。
そんな中でも色々な人に聞いた話や感覚を大事にして自分なりのKO後の過ごし方の話を。
今さっと思い出すだけでも2008年のエディ・アルバレス戦、2009年の魔裟斗戦、2011年のギルバート・メレンデス戦とKOされています。
まずKOされた直後は選手本人やセコンド、周りの人が見て何か異変がある時は病院に行って検査することをおすすめします。
その後の過ごし方。
基本的に1ヶ月は脳を休めます。
あるトレーナーの話だと2週間は完全休養した方がいいとのことだったので2週間は何も運動しません。
KOされた後良くないのは脳への震動です。
脳は頭蓋骨の中で脳脊髄液という液体の中に浮いています。
よく例えられるのは水の中に浮いている豆腐ですね。
2週間経った後徐々に練習を開始します。
でも震動の多い練習はNG。
打撃スパーはもちろんグラップリングスパーやサンドバッグにミット打ち、走ることもしません。
やるのは自転車(エアロバイク)や震動の少ないメニューでのウエイトトレーニングくらいです。
(この時期に体力が落ちるのが怖いならパワーマックスが便利です。)
私は気が小さいので、KO負け後はこれでもかってくらい自分に対して過保護になります。
負けた後って悔しくてすぐ練習始めたくなりますよね。
KO負けしたら尚更です。
練習をせず体力が落ちるのも怖いですよね。
でもそこはグッと我慢です。
落ちた体力は努力すれば戻りますが、一度打たれ弱くなった身体はなかなか回復することはありません。
試合までのハードトレーニングにKO負けのダメージ。
思いきって身体を労ってあげましょう。
ダメージが抜けたら、悔しさをバネに今まで以上にハードトレーニングの日々が待っています。
ここからは私が過去KOされた試合後のやり取りや記憶を書いていきます。
普通の人は意識を失うくらい殴られたことはないと思うでなかなかの聞いたことのない話だと思います。
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FIGHT BOX FITNESS代表 茨城県つくば市並木ショッピングセンター 初めての人のための格闘技フィットネスジム RIZIN・Bellator・UFC解説者 ジムトレーナーや解説者として格闘技の楽しさを伝えていきます。