SABRINA vol.7
僕は時々、なんでこんなにもかけ離れたイメージを抱かれるんだろうと思うことがある。僕はなぜか、個性的というよりも刺激的に近い奇想天外なイメージを持たれることがある。
何か期待して擦り寄ってくる人がいるならば、多分全然期待には添えないと思います。
※過去にそんな経験もありました。
もしかしたらみんな同じようなこと思っているかもしれないけど、特別僕だけ自意識が発達していてそう思ってるのかもしれないけど。
僕は個性派でいたいとか、マスにはなりたくないとか、オンリーワンでいたいとか、そんな類の感情が湧いてくることが比較的多い方ではないと思ってる。
あんまり目立ちたくもないし、家にも出たくないし、だから時にはこうやって文を書いたり、絵を描いたりして外と繋がれるような物を作ってみようと思ってやっているつもり。
時々会いたい人と時々会って、その時間を楽しくして、好きな仕事をして、あとは余った時間で面白い映画を見ていれれば特にストレスはない気がする。
そういう意味ではものすごく平凡で味気ない時間が好き好んで流れてるんだと思う。何をもって平凡かなんて僕にも分からないけど。
この前、モデル事務所の先輩とご飯に行った時「みさとはこれまで死ぬ気で何か頑張ってみたことある？」と尋ねられた。
その先輩は僕がヨーロッパに行って、本気でモデル業をすることを懇願してくれていた。一回頑張った経験を感じると事務所の人も失敗したとしても見る目が変わるらしい。
直接言いはしないけど、多分僕がこれまでに死ぬ気で頑張ってみたことがない人間に見えるから、これをきっかけに一度ヨーロッパで本気でやってみようみたいな口説き方だったんだと思う。
もし、僕がモデルを本気で頑張ってみて関係者の見る目が変わるなら、それは僕が変わったわけではなくてまさに事務所の人たちの見る目が変わるだけだと僕は思う。
なぜかってもしかしたら僕は過去に死ぬ気で頑張ったことがある人かもしれないし、言わないだけで今も死ぬ気で頑張っている人かもしれないからだと思う。
僕は自己評価よりも他己評価を信じるタイプだから、多分世間一般的にいうと普通に関わってみただけではなかなか人生に努力だとか労力を感じるタイプの人間ではないんだと思う。スカして頑張っている人をひいいて見ているような人間だと思っていそうな気が僕は感じた。
それよりも時々会う人のことを頑張っているか頑張っていないか、頑張っているから良いとか悪いとかそんな角度であまり僕は見たことがない気がする。
それぐらいの頻度と仲だと当たり前だけど、架空のイメージだけでどんどん話を進めていくことになっちゃうから。
その時に僕が「それだったら先輩はパリコレに出たことない、なんの華もないそこれへんの社会人に見えますよ」と言い返しても「いやいやいや」となるのは当たり前で、それはある一面でしかその人を理解できてないから僕も言わないし思いもしない。
まず第一、僕はその人が魅力的だと思っているからある一定の面しか知らなくてもそんなことは思いもしない。
何かに向かっているかもしれない人を点で語ってしまうとどうしても長く生きた人たちが常に勝ってしまうから。良くも悪くも生き続けてるだけで打つ点が多くなってきて線になってしまうから。
それで言うと先輩は僕より所得も多くて、責任感も多くて、僕より長年生きで、確かに点だけでみると身長以外僕が世間的に見て優っている物はなさそうに見えた。
ある一定の距離を保っている人から見たら僕なんかただの多趣味なフリーターでしかないのは僕にも分かる。
人に頑張りを求める時に一番大切なことは自分の頑張りで、もし僕がその人に頑張りを感じない瞬間を見てしまった時には僕がその人に何か欠落を感じてしまうから、そういう意味でここにこうやって書いている僕も先輩も良い感じに仲良く自分たちの首を絞めているんだと思う。
頑張るだけが何か成長を感じるルートではないと思うし、頑張らないように生きることに全力を注ぐこともそれなり何か変わっていくかもしれないし、とにかく消費カロリーで人を判断するのは僕はあんまり好きじゃないんだと思う。
もう一つ言われたのは、どうやら僕は海外向けのキャラクターで、僕のコミュニケーション能力は人によっては不快だから海外に行ってネイティブじゃない言語で生活することで語彙力が下がって人との繋がりが円滑にいくらしい。
文面に起こすと恐らく僕の主観的な判断ではなんの盛りもなく、いや音声で聞いたとしても全く同じことを言っていると思う。
これに至っては色んな意味で面白かったしなんだか言い返す言葉がなくて唖然とした。
語学レベルを下げるためにかつて海外に出向いた人はいるんだろうか。笑
その理由だと僕が住んで語学レベルが上がってしまうとまた海外でも嫌われてしまうではないか。
ヨーロッパ大陸に住み慣れた頃に現地の人にアメリカ大陸を勧められたら僕はどうしたら良いんだろうか。
当然海外にも色んな人がいるから、僕が好きな人も嫌いな人も普通な人も世界中で色んな結果になると思うのは僕だけなんだろうか。
それだったら僕は多分ヨーロッパに行ってもずっと日本語で話しかけるぐらいが丁度いい。ずっと語彙力は上がらないしずっとやってたらあっちが日本語を覚えそうだな。
とにかく海外にいってみて欲しいからこれだけ極端なことを言ったのかな。
先輩の本心もわからないけど。
僕が数日間考えてみて出した一つの答えは、多分僕のことが変わり者に見える人は楽しませたいと目立ちたいの差がわからないんだと思う。
彼も僕がどれだけ承認欲求が少ないと言っても「いや！！あるよ！！あるよ！！」といったように、まるで僕にないことで何か困るような言い草で言っていた。
僕は会った人は楽しませたい、あまり会わない人はその会わない時間の分話していたい。それだけです。
だから、それが気に食わないんだったら別にいつでもやめれる。
家で1人で作業しているみたいに黙っていればいいんだから。
なのでそれを理由に海外に弾き出さないで欲しいです。笑
結局、確かに事務所的にも僕的にもダラダラこなしていくことはあまりいいことだと思えないから、実際モデル業を辞めるきっかけを欲しがっていたのは確かだし、数日考えてみて次のファッションウィークでメガブランドに出れたらヨーロッパに住んでそれ以下だと事務所を辞める結論に至った。
辞めたら辞めたで僕はフリーでするのかやらないのかわからないけど、とにかく今もしている絵を描いたり物作りに集中してみたい。
今でも熱意を持ってしてるつもりだから、ほっといても僕はじっとできないから何か良い方向に分岐していくんだと思う。
僕がこんなパーソナルなことをここに書いのはちゃんと腹がすごく立ったからで、僕は大人じゃないから一発殴られたら十発は殴り返したいタイプで、怒りの感情ほど僕の中で大きな原動力になることはないから一生覚えといてやろうと思ってこうなった。
僕はその瞬間は物凄く腹が立ったけでその人が嫌いとかではないけどしっかり根に持ってるからちゃんと喧嘩してちゃんと仲良くなるつもりでいるのでどうかこれが目に触れた時には怒らないでください。
お互い平均点以上の可愛げはあると自負してるので。。笑
とりあえず口車に乗せられて一旦頑張ってみようと思います。
2023/09/29 PM17:34