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SABRINA vol.12


ほぼ毎日絵を描いてるとふっと素に戻った時不思議な感覚になるんですよ。
自分から見ても側から見てもただの「なんかわからんけどめっちゃ絵描いてるお兄さん」でしかないんですよ。主観的に見たら「これを本気でやっていたら何か動くかもしれない」と思えていたとしても、それはどこまで行っても理想の世界でしかないので常にリアル世界での時速で活動するわけです。
フリーターですから自分をほっといても矢印が上に向くことはそうそう無いし、常に現状維持以上の動きをし続けないと一生最低レベルの位置でしか現状維持なんかできないわけです。
毎日当たり前みたいにしてるけどそれ以上に怖いことって中々ないんじゃないかなとか時々思うんですよ。

…あれ。
よう考えたら来年も多分「なんかわからんけどめっちゃ絵描いてるお兄さん」やんな。

…あれれ。。
もっとよく考えたら多分再来年も「なんかわからんけどめっちゃ絵描いてるお兄さん」やんな。

…あれれのれ。
俺そんなん言うてるうちにあっという間に「なんかわからんけどめっちゃ絵描いてるオジさん」に変わってまうんちゃうか。

みたいな感じでずっと負の方に考えていたらキリないぐらい妄想って膨らんでいくんですよ。
負の方向にはものすごくリアルな絵を頭で描きながら妄想できるのにも関わらず、良い方向に関しては来年がどうだとか、再来年がどうとか具体的な妄想っていくら計画を打ち立ててたとしてもなかなか浮かんでくるもんじゃない。
それって辛いけど、別に他にそれよりやりたいこともないから目標もないけどずっとやっているみたいな生活なんですよ。
でもその危機感って言い方を変えるともしかしたら鮮度かもしれないし、好きなことをそれなりに向上心持ってできる秘訣かもなとかも思ったりはする。
そんなこと続けて3年近くです。
ゾゾゾ。ヒヤリヒヤリ。

2023/11/01 PM17:35

足の裏とか臭いとわかってるけど、あえて自分からその臭いを嗅ぎに行って「くさぁっっ!!」て言いたい時はありますか。
僕にはあります。

時々、あの現象ってもしかしたら根明をステージLEVEL100だとした時のステージLEVEL1なんじゃないかと思ったり、あれってもしかしたらストイックをステージLEVEL100だとした時のステージLEVEL1なんじゃないかと思ったりするんですよ。
何となくあんなことを大なり小なり100個できる人が我慢強かったり、ストイックだったり、明るかったり何かに分岐している気が僕はするんですよ。笑
僕どんなけ暇なんだよ。

もし僕が山の奥にいる仙人に会いに行って「僕は世界を動かしてしまうぐらい強靭な男になりたいです!!僕を弟子にしてください!!」とお願いしたら、「よし。よかろう。それではまずはワシの足の裏を嗅ぐがよい。」みたいなこと言われそうな気がするんですよ。

「え?何でですか??」
「ホッホッホ。だいたい来た人は最初そう言うがな。君は本当に世界を救いたいのかい??」

僕頑張ります。
クンクン。
「くさぁっっ!!」

2023/11/01 PM17:48

よくクリエイティブ系の話をしたり、本を読んだり動画を見たりすると「0→1」か「1→100」みたいな話を僕はよく聞くんです。
どちらが優れているかみたいな話ですかね。

僕も創作活動なんかするんですけど、どちらが優れているかだけの話でいくともしかしたら「0→1」かも知れませんが、どちらにオリジナリティがあるか、自分はどちらを大切にしてるかと尋ねられると「1→100」だと答えます。

単純に「1→100」の99マス分を自分で埋めてしまった方がマス目が多いから自分の色が出るだろうと思ってます。パイオニアも凄いですけどそれを上手く取り入れた二番煎じもそれはそれですごいセンスがいることだと思ってます。
あとはゼロの時間が耐えられない。
賢いフリなんかできないから創作しているみたいなところは絶対にあるので、どんなけしょぼくても良いから、人の丸パクリでも良いから早く何かをやってみたいという気持ちで絵を描いたりしてます。

細胞も分裂し続けて、「コピー/反復」を続けているうちにどっかで癌みたいな覚醒分子が出てくる。これが僕のイメージしているゼロイチです。
要するに数えきれない量の模倣が産んだ癌みたいなものだと思ってます。
「パクリなくしてオリジナリティなし」みたいな大雑把な感覚でいるのは確かです。考えてる暇があったらやりたい、やってみてから考えればいい。
それを下積みと呼び、それをやり続けてるとどっかでクリエイティブにおいては大切とされる癌みたいな病気が出てくるんじゃないかなというのが僕の今の見解です。

もし読んでくれてる人の中でパイオニアの方がいればコッソリ連絡ください。

2023/11/01 PM18:09

あと全く理由ないんですけど、最近コッソリ貼っているPodcastの題名が「SABRINA」なんでこっちも合わせたくなったのでしれっと変えておきます。
サブリナって読むんですけど、これの由来も特にないです。
名前何にしようかと考えていたところにあった僕の好きな本ってだけです。
暇な人は聞いておいてください。
⚠︎そんな面白いこと言ってないと思います。

2023/11/01 PM18:27

今日はお昼まで絵を描いていたけど全く上手くいかなかった。
お昼ご飯を食べて図書館に行ってから絵本を読み漁って何か新しいアイデアがあれば良いなと思った。
最近のSNSを使っているとそのソフトのアルゴリズムのせいでだんだんと偏ったデザインや同じようなタッチの物しかでてこなくなる辺りが大変困る。
なので、これまで絵本を読んだことがないからこそ何となく見てみようと思った。

いざラーメンを食べて、図書館に行って絵本を開いてみると僕はなんだかものすごくがっかりしたような気分になった。恐らく絵本と言っても結局お金を払うのは大人だからか、どの本を見ても物凄く上手な絵に子供向けの文章が添えられているだけだった。
その文章がなければ絵本かどうかもわからないような絵がずらっと。
大人がこの絵本を本棚に入れとけばファッショナブルな感じがするような、インテリジェンスな匂いがする物ばかりでつまらないと感じた。
「こんなの子供に見せたらみんな絵を書くのやめちゃうよ」
幼い頃に自分がこんな上手な絵を見せられて読み聞かせられてしまうと目指せる気がしなくてちっとも面白くないと思う。
絵本は子供に見せるふりをして大人を喜ばしているような感じがして僕は嫌だった。何となく人生の先輩に「絵はこうあるべきだ!!」と言われている感じがして腹が立って仕方がなかった。
どれを開いてもどれを開いても到底描けそうにない絵ばかりで目指す気にもなれなくてがっくししてしまった。
元から好きな五味太郎さん以外に良いなと思える絵本は見つからなくて不快な思いをして帰った。

そうすると、何だか絵を描く気持ちにもなれなくて家で映画を見ることにした。
ゴダール監督の「イメージの本」と「さらば、愛の言葉よ」を立て続けに見た。
意味はあんまり分からなかったけど、感覚として僕はどちらも面白いなと感じれた。
その一個の良いと思わせる要素として、別に大層な機材がなくてもスマホ一つでどうにか再現できそうな仕上がりになっているのが気に入った。「なーんだ。こんなの俺でもできるやんけ。」という感覚のまま1時間半見れる状態が心地よかった。もし自分が映画を撮りたくなった時にすぐ真似でもいいから飛び付ける要素を感じたらもうそれは僕の中でそれは面白いになるし、それは記憶に残しておく価値が十分にあるなと思う。
僕が見た絵本たちとは違って、これならできるだろうと思わしてくれる作品だった。その映画たちのレビューを見ると難解だという書き込みが多かったけど、よくわからなくても良ければ映画は作れると知れたことが僕は素敵だと思えた。
「こんなんでええんかよ」と思えた瞬間が恐らく夢が目標に切り替わる瞬間で後は意外に威勢よく「はい!!!!僕できます!!!」と手を挙げてしまえば案外人生うまくいくだろとか思う。
今はね。

2023/11/02 PM18:16