紅白の向こう側~純烈の恩返し
先日の明治座公演に続き、9月10日に全国ロードショーになる純烈初主演映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」も、紅白の向こう側に見えた純烈の恩返し、だと思っています。
https://junretsuger.com/
夢を叶えると、過去の自分も照らしてくれる。そして肯定してくれる。映画の話題になる時に、4人中3人が特撮ヒーローだったという紹介は不可欠になるので自然と「ガオレンジャー」「ハリケンジャー」「仮面ライダー龍騎」という言葉がSNS上にも頻繁に登場するようになった。純烈は知名度が上がるにつれて、特技や趣味、過去の経歴が仕事とリンクするようになってきた。リーダーは競馬、小田井さんは玩具や細かい作業、白川さんは釣りや相撲、後上は学歴や巨人。白川さんが大相撲中継の雑誌に取材してもらったり、後上がニッポン放送のショーアップナイターのゲストで出演させていただいた時は本当に嬉しかった。
後上は、ギャル男だった過去がエピソードトークとして使える武器となり、白川さんは、志半ばで辞めてしまった相撲だったとしても、その経歴が無駄になることはなく、大きな武器になった。
そして、純烈の素晴らしいのは、自分たちが楽しむだけではなく、過去を支えてくれた人たちへの感謝を忘れず、しっかりと恩返しをしようという気持ちが常にあることだと思う。まぁ、明治座さんと前川さんに関しては、償いの要素もふんだんにありましたけど…。
そもそも2019年に出演させていただいた前川さんの座長公演も、本当は恩返しができるチャンス、ということで臨ませていただいたけど、結局また助けてもらってしまうことになってしまいましたが…。
https://note.com/crownshingusan/n/n1c550be692c8
明治座と純烈ジャーに限らず、遡ると、両国国技館での大会に参加したプロレス「マッスル」もそうでした。
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/junretsu0623/entry-12440787017.html%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D
リーダーは、プロレスの場外乱闘を経験したから、客席に降りて歌う純烈名物「ラウンド」に繋がったと言っている。自分たちの知名度が上がり、世間からの需要が増えることで、より一層大きな恩返しができる。そんな考えで参加した、このマッスル。レスラーとして活動していた当時とは違う体型ながらも、チョップを受けて真っ赤になった裸体を見て感動できるのは、そんな想いが詰まったリングに立ったからだと思う。
番組もそう、誰も知らないころから出演させていただいていた番組や応援してくれたスタッフには、求めてくる内容に一生懸命応えようと奮闘する。
ちなみに…「歌の手帖」の紙面でしか見られない写真が多数存在するのは、たくみさんへの恩返しの意味もある。無名の時代から追いかけてたくさん掲載してくれたし、売れていない時代に写真集なんかも出してくれた。当時は全然売れなかったけど、あれで、写真集出せるほど人気あるグループなんだ!って勘違いしてくれたマスコミの方もいたんじゃないかな(笑)
そして、この度の映画。紅白に出場させていただけたからこそ、実現した夢であり、まさに紅白の向こう側なんだと思う。
白川さんは芸能界デビュー、小田井さんは俳優デビューが特撮でした。
リーダーは世代がバラバラのガオレンジャーで頑張ったことが今の純烈の礎になっていると話していた。
白川さんが、ハリケンジャー当時と同じアクション監督に指導されている顔は、怒られても嬉しそうだった。
その時の恩があり、今があるのは説明の必要がないと思うけど、当時のスタッフや、特撮ファンに喜んでもらいたいという想いが溢れている作品になったと思います。ピンチの時に助けてくれた歌謡界の恩人、前川清さんと小林幸子さんには、恩返しと共に、3人が育った特撮の世界と銭湯の世界で、一緒に思い出を作りたかったんでしょう。
そして何より、里帰り恩返し映画の制作チームが、監督の佛田洋さんをはじめ、スーツアクター、ナレーションの鈴村健一さんなど、最高のスタッフでお迎えしてくれたのが、最高の賛辞だと思う。
スーツアクター
蜂須賀祐一(純グリーン) 縄田雄哉(純レッド) 坂本隆(純ブルー)
鍜治洸太朗(純バイオレット) 今井靖彦(純バイオレット)
鈴村健一(ナレーション)
監督:佛田洋 脚本:久保裕章 アクション監督:竹田道弘
サウンドデザイン:桑原秀綱 キャラクターデザイン:野中剛 企画協力:山本康平
そんな中でも、唯一、映画もアクションもヒーローも制作スタッフとも初めましてだった後上を「ヒーローにしたい」というリーダーは「らしい」なぁと思った。
https://nikkan-spa.jp/1773346/2
野暮ったくなるから細かくは語らないけど、この作品がただの思い出作りでも自己満足でもなく、そこにはしっかりとしたビジョンと思い遣りも溢れている。最年少で、役者としてのキャリアが少ない後上に、過保護にならない範囲で守りつつ、チャレンジもさせ、自分次第では将来を見据えた上でとても大きな財産になる時間を提供したと思う。そして個人的には後上の1番のストロングポイントだと思っている「継続して地道な努力ができる」姿もまた見ることができた。後上は、芸能界においていつどんな試験が待っているのかもわからない状況でずっと試験勉強している、みたいなことの連続だと思うけど、芸能界を純烈しか知らない後上にとっては必要なことだと思うし、試験みたいなことを定期的に提供する酒井プロデューサーもすごいなぁと思う。
グループ内に限らず、利害関係のない後輩にも無償の愛とチャンスを提供する姿もたくさん見てきましたけどね。
活動が点で終わらずに線にできるのは、未来の自分次第なんでしょう。今を助けてくれるのは頑張った過去の自分なんでしょう。だとするならば、今の頑張りが目に見えない成果を上げられていなかったとしても、将来役に立つこともあるのかもね。
ん~、また話が逸れた…。
今、応援してくれる皆さんを楽しませることが、純烈の恩返しには不可欠。誰も見ない映画を上映してもらっても、誰も得しないからね。ですから皆さん、ライブも映画もテレビも、色んなイベントを楽しんでください。楽しむことが純烈の恩返しに繋がりますので。言い方を変えると、純烈は、皆さんに楽しんでいただくことに一生懸命です。応援してくれた皆さんに楽しんでもらえることの延長線上に、過去を支えてくれた人たちへの恩返しがあるから。推しを楽しむことが推しの恩返しになるなんて、なんて素敵な一石二鳥でしょう♪
紅白歌手という看板・手土産を持って恩返しの日々をする純烈。この先もその看板・お土産を持って活動をしてほしいので、今年も何とか連続出演果たしたいものです。
君がそばにいるから♪