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今、くぴぽのライブを観た方がよい理由を考えてみた(メンバーの魅力編)

はじめに

前回、今くぴぽのライブが面白いということについて書きましたが、くぴぽを知らない、地下アイドルのオタクでもない人にも届いたらいいなということで、割とマクロな視点で書きました。

なので今回はくぴぽが好き、くぴぽのメンバーを知っている、名前を聞いたことがあるという少し知識のある方、愛のある方向けに、僕個人が感じているメンバーごとのパフォーマンスのスゴさについて語らせてください。

今回もざるきちさん(https://twitter.com/zarukichi2015)のお写真をお借りしながら記事を進めていきます。
ありがとうございます(事後報告)

↓前回の記事↓

まきちゃん編

肌綺麗やな

まきちゃんはくぴぽの首謀者であり、ライブではセトリや演出面などをディレクションしているプレイングマネージャーであり、ステージでは主にシャウトを担当し時には振付を無視して暴れたりとトリックスター的な立ち位置でライブ中活躍してきたわけですが、そのスタイルはこの1年、特にアルバム「WATER」の楽曲がライブで頻繁に披露されるようになってからは少し、いやだいぶ変わりました。

まず、まきちゃんがメインボーカルを務める曲「はつ恋ランデブー」の存在があります。このシリアスで切ない(そしてポップな)楽曲は、まきちゃん自身を歌ったものであり、まきちゃんのストレートな歌声を聴くことができます。その他にも「WATER」には歌唱面でテクニカルな楽曲が多く、まきちゃんがコーラスを担当する楽曲が増え、それがステージでのパフォーマンスにも影響を与えていると感じます。
そして現メンバーになりくぴぽのパフォーマンスの質が変化し、個の強さは保ちつつもチームを意識したステージングがメインとなり、「まきちゃんとくぴぽ」という感じだった以前のパフォーマンスに比べ、「くぴぽのまきちゃん」という印象が強くなり、凄く調和を感じるパフォーマンスになったなと感じています。

また、個人的にはライブ中の表情の変化もとても感じていて、以前までは、シャウトしていることが多かったせいもありますが険しい表情が多かった印象が、最近は柔和な表情や笑顔も多くなり、一瞬一瞬のまきちゃんの表情に惹かれる瞬間が増えたなぁと感じています。

しゅりちゃん編

落ちサビ職人

しゅりちゃんは現在加入3年目となりましたが、その間で最も成長したメンバーといってもいいでしょう。
長い手足から繰り出されるダンス(新衣装になってからより顕著になった)、芯があり安定した歌声、アイドルらしいかわいらしさやフロアへの気配りなど、元々もっていたルックスや愛らしい性格にアイドル筋肉がついてパンプアップされたことにより、いまアイドルとして非常に脂がのっている状態だと思います。

何より歌唱力の向上が本当に素晴らしい。
元々芯のある声でしたが、レッスンやライブを重ね、またアルバムのレコーデングという歌だけに向き合う時間があったことで、しゅりちゃんなりの歌唱を見つけたのではないかという気がしています。
アルバム曲で言うと、「走馬灯」のしゅりちゃんの歌は新境地であり素晴らしく、まだ表現の幅を広げていけるんだ、という、いわゆる伸びしろしかない状態でスゴいです。

既存曲でも重要なパートを担当することが多くなり、「あたしが星座になる前に」や「PEOPLE!!」といった曲の落ちサビパートは観ている全オタクが感涙する歌力(ぢから)を持っています。

そして本項の最初にも書きましたが、今のしゅりちゃんはアイドルとしてのパフォーマンス力がハンパじゃない。例えば一回のライブで必ず数回はレスをくれます。恐らくこれは僕個人だけの感想じゃなく、他のオタクのみなさんも感じていることだと思うので、しゅりちゃんがいかにフロアを見てパフォーマンスしているかが分かります。

真のアイドルとして覚醒したしゅりちゃん、マジで強いです。

うのちゃん編

令和のジャンヌ・ダルク

うのちゃんの魅力は何と言っても流麗なダンスとそのステージ力にあります。

アイドルとしてダンスが上手い、歌が上手いというのは重要な要素ですが(もちろんうのちゃんはそれを満たしていますが)、やはり僕が、いや、みなさんが惹かれる一番のポイントはステージングの華やかさだと思います。
いわゆる自分の身体の形状と動かし方、その見せ方(魅せ方)をちゃんと理解していて、舞台上でそれを実行できる俯瞰した冷静さと胆力がうのちゃんにはあります。

それはキャリアに裏打ちされたものがあるとは思いますが、個人的な印象としては、その感覚はくぴぽ加入後にどんどん研ぎ澄まされていったように感じます。

当初は既存のくぴぽの楽曲をイメージ通りに楽しく表現することに注力していた感じがありましたが、徐々にうのちゃんなりの表現を見つけていき、それがグラデーションのように折り重なり、唯一無二のステージングができあがってきたように感じます。
加入当初から披露していた「Shuffle」などのダンスに、特にその変化が見られると思います。

そして「WATER」収録曲、くぴぽ加入後に制作された楽曲やダンスでは1年半ステージ上で培ってきたものが活かされ、身体の動き一つとっても絵になるような、ダイナミックで目を惹くうのちゃんにしかできないパフォーマンスを確立したように感じます。

ライブではぜひうのちゃんのダンスと歌と表情と、とにかく全部に注目してください。

ちあきちゃん編

ミューズやん

ちあきちゃんはグループの中では一番キャリアが少ないメンバーではありますが、その高いパフォーマンス力は才能と努力の結晶であり、くぴぽのステージを形作る上で重要なキャラクターです。

ちあきちゃんは加入時から堂々としたパフォーマンスでアイドル1年生とは思えないハンパないポテンシャルを持つ子でした。
しかし、フロアから見た印象とはまた別に、ちあきちゃん本人が思うパフォーマンスのレベルやアイドル像とは齟齬があるのかなという感じも当初は見受けられました。

そんな中で、今年の2月に新衣装+金髪ロングという今の髪型になり、外見とともに内面やパフォーマンスも変わったというか、先ほど書いたようなちあきちゃんが感じていたであろう壁や殻を破って進化したような感じがしました。

ダンスや歌への迷いのなさ、ステージやフロアの熱を感じ取って表情や動きを変えていく順応性、MCでもよく喋るし、場の空気を凄く読んでいる。くぴぽのステージを作り・守るという意志、それは普段のライブはもちろん、服部フェスのような大舞台や長尺ライブで凄く感じられます。
アイドルとして、パフォーマーとして、強い信念と熱い魂を手に入れたんだなぁと思います。

ライブでは、実は全体をコントロールしているちあきちゃんをぜひ見てほしい。

さいごに

というわけで、メンバーごとの僕の印象の変化や今思っていることを書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。
みなさんが感じている印象は、また違うものかもしれません。
むしろ違って当然。一人ひとりが主観で受け取り、感じて、思い出と思い入れを作っていくのがアイドルの醍醐味だと思っています。
そしてそれはこれからもどんどん変わっていくのだと思います。

それではまたライブハウスでお会いしましょう。


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