冴えない地方文系大学生がスタートアップにジョインして、気づいたら日本を変えるプロダクトをローンチしていた件について
前書き
こんにちは、クラウドシエンでプロダクトのコーディングを担当してる福ちゃんです。
まずは簡単に自己紹介させていただきますと、都内で会社員をしながら、フリーランスとしてローカルハブの開発に携わっております。
年齢は24歳。同い年の有名人には、広瀬すず、上白石萌音、齋藤飛鳥、渋野日向子などの錚々たる面々がいるそう。
趣味はアニメや映画、アイドルなど。
ちなみに、この記事を書くにあたり今年は本厄だということを初めて知り、ビビり散らかしながら日々の生活を送る今日この頃である。
(厄祓いで有名な寺社仏閣ご存知な方は、是非ご一報ください。五体投地でお礼申し上げます。)
さて、この度、ローカルハブというサービスをリリースしたことに際して、一年以上に及ぶ今回のプロジェクトの変遷について書くことになったのだが、正直なところあっという間の出来事でほとんど記憶にない。
「光陰矢の如し」とはよく言ったもので、番えていた矢が28m先に立てられた的にいつの間にか刺さっていたような感じである。
そこで、3歩歩いたら忘れてしまうような頼りない記憶力を補完するために、チャットという現代科学の力を借りつつここまでの軌跡を遡ってみることにした。
(「3歩歩くと忘れる」でお馴染みのニワトリは、実は人間よりも高い記憶力を持っているらしい。)
きっかけは、一通のメールから
そもそも私がクラウドシエンにジョインすることになったのは、クラウドシエンの代表であるSからの一通のメールがきっかけである。
そこには、「これからワクワクするような面白いこと始めるけど、一緒にやらないか。」と書かれていた。
「これは乗るしかない!」自分の直感がそう言っていた。
そして2020年9月、地方大学で冴えない暮らしをしていた文系大学生がクラウドシエンにインターンとしてジョインすることとなったのである。
ん、、、?2020年の9月?
で、今が2022年の6月ということは、ジョインしてからもうすぐ2年も経とうとしているということか。
一日一日は長いのに、いつの間に、、、
そういえばこの約2年の間に、住まいは広島から名古屋そして東京へと移り、身分は大学生から社会人へ、インターンからフリーランスになるなど、気づいたら身の回りの環境が大きく変わっていた。
変わらないことといえば、自分に彼女ができないことくらいだろうか?
悲しいことにこれに関してはしばらく変わることもないだろうが、まあ良い。なんと言われようとも私には、推しがいるのだから。
ローカルハブプロジェクトの始まり
大学生として、そしてインターンとして充実した日々を送っていたある日、ついに代表Sが言っていた「面白いこと」が始まる時が来た。
2021年の3月、ローカルハブプロジェクトのキックオフMTGが行われたのである。
「官民連携の新しい形を作り、日本を変える。」ざっくりとこんな感じのことが話されていたと思う。
正直内容については全くと言っていいほど覚えていないが(すみません、、、汗)、やたらとワクワクしたという感情だけは今でも鮮明に覚えている。
「見えた!」、、、?
ローカルハブのローンチまでの紆余曲折については、以前に記事が上がっているのでそちらをみてもらうとして、
この記事では、プロジェクトを通して学んだことを一つ紹介することとする。それは、「見えた!」という言葉ほど魅力的で危険な言葉はない、ということである。
その言葉はMTGの冒頭に突如として、プロジェクトリーダーであるD(以下、頭文字D)の口から発せられる。
まさに「お告げ」である。
ビジネスモデルの修正やプロダクトの見た目など、あらゆる箇所に対して容赦無く、ある意味ではすべての民(営業、開発など)に対し平等に「お告げ」は伝えられる。
一時期に至ってはゾーンに入っていたのかと思うくらい「見えて」いたのか、海を割って民を救ったことでおなじみの預言者モーセも驚きの、天変地異とも言えるくらいの方向転換を伝える「お告げ」をMTGの度に聞くこともあった。
「お告げ」によって、今まで書いてきたコードが全てただの真っ黒な画面になることや、「先週修正した箇所だけど、やっぱり元に戻して」みたいなことが何度もあった。側から見たらなかなかにクレイジーな状況だったと思うし、自分でもそう思う。
ITの分野ではアジャイル開発は開発の途中でも仕様の変更が柔軟にできることがメリットだと言われているが、そのメリット最大限に活かした例として教科書に書かれてもおかしくないレベルの変更の嵐であった。
特に5月中旬、まさにリリース直前期に怒濤のように鳴った通知は今でも夢に出てくるくらいである。
大事なのは、根本にある「思い」の部分
それでもこうやって開発者の一員として、リリースまでやってこれたのは、
ひとえにこのプロジェクトが「最高にワクワクして面白い」と思えるものであったからであり、頭文字Dの「お告げ」を聞くたびにより良いプロダクトを世の中に出すことができるようになると確信できたからである。
誰よりもこのプロダクトの可能性を信じて、誰よりもリリースを待ち望んでいた頭文字Dの熱い思いが、周りの人を動かし、こうして実際にリリースまで漕ぎつけたのである。
この「思い」が少しでも多くの人に伝わり、この国をより良いものへと変えていくために自治体と企業をつなぐ「ハブ」としてローカルハブを通して「最高に面白くてワクワクする」ような事業が生まれたら、開発者の一員としてこんなに嬉しいことはない。
最後に
代表Sから「一緒に面白いことをやってみないか」と誘われ、はや2年。
就活の面接で喋ることが何もないくらい平々凡々な日々を送っていた冴えない地方文系大学生は、いつの間にか東京で社会人となり、さらには厄年にもなっていた。
そして何より、最高に面白くてワクワクするプロダクト作りに携わることができた。
この経験は何にも変えられないくらいの貴重なものであり、このチームで一緒にプロジェクトを最後までやり遂げることができてよかった。
ローカルハブプロジェクトに関わっているすべての方に感謝である。
しかし、まだまだこのプロジェクトは始まったばかりであり、すでに次なる構想も少しずつ形として動き始めている。全貌はまだ自分にも分からないが、ローカルハブ以上の衝撃を世の中に提供できると信じている。
さて、次なるプロジェクトでは果たしてどれほどの「お告げ」を頭文字Dの口から聞くことができるのか。今からワクワクが止まらない。