2ヶ月後にはできると言われ続け1年と4ヶ月が経ちました
皆さんこんにちは!クラウドシエンでCSの責任者をしております、佐々木晃樹です。私は基本的には、民間企業目線から官民連携を推進していく役目として、民間企業の方の支援をする人をしてます。
実は誰よりも、ローカルハブリリースを待ち望んでいましたが、ここに至るまでには一言では表せられないほど色々なことがありました。
あれは、2021年02月頃の話、、、、
■ 21.02「世の中を変える事業をするから一緒にやってくれないか?」
ローカルハブの開発責任者から声がかかりました。なんか大層なことを語っていたような気がしますが、正直あんま覚えていません。覚えているのは、
今思えば、それが始まりでしたね。その時前職では、大きい事業を行っている真っ最中で、そのタイミングで退職しますと言ったことで、かなりの迷惑かけてしまったなと反省しています。
家族や周りの人からの反対を押し切って、今のチームにジョインしたのは、2021年06月でした。
■ 21.06「システム自体は今年の9月頃にできる予定です」
はい、出ました。早速聞いてた話と違う。笑
まぁ、新規事業なんてそんなもんかと。ましてや、システム開発も必須ということは、こりゃ9月にも間に合わないかもと、思いながらメンバーとの顔合わせを行ったことを覚えています。
その時の私の役割は、
と今とは違く、新規営業を行なっていました。その時は、自治体営業のコンサルティングのみしか行なっていなかったため、システムができるまでは、地道にクライアントさんを増やすしか方法がありませんでした。
「営業は任せた」
この一言だけで、今までの引き継ぎも特段なかったので、
・過去のリードを整理する
・手紙を書いてみる
・新規獲得できるサービスを探す
・セミナーをしてみる
などなどなんかいろんなことしてたような気がしています。まぁ、自治体営業をしたいなんてクライアントさんはすぐに見つかるわけもなく、商材もその時はコンサルティングしかなく、そう簡単にうまくはいかなかったです。
「システムができれば大きく変わるだろう」そう思ってた、2021年8月頃
■ 21.08「なんかこのシステム意味ないと思うから根本から考え直すわ」
開発責任者からの一言で、とてつもない衝撃が走りましたね。
実は、ここまで記載はしてきませんでしたが、元々ローカルハブは、今の「行政とのお仕事」が載っているプラットフォームではなく、「行政のお金の流れ」をとって、財源を加味して自治体とコミュニケーションが取れるようなプラットフォーム展開を考えていました。
しかし、これは根本的に、
・官民連携(PPP)を促進している
・既に自治体へ営業をおこなっている
などの顕在層にしか需要のないシステムで、世の中を変えるという思いの部分もビジネス的にもうまくいかないと踏んでのことです。
今思えばあれはいい判断だったと思いますが、既に9月目処にとクライアントさんに伝えてしまっていたので、なかなか調整は難しかったのを覚えています。
「まぁ、こんなもんだ」と思いながら過ごしていた、2021年9月頃に、、、
■ 21.09「システム開発もマーケ施策もこっちでやるから」
開発責任者から出た一言でした。
「コンサルティングの部分の営業やサポートなどは全部任せるから、システムのことは一旦考えなくていいや」
と言われ、どちらかというと先端で動いてるメンバーはそっちのけで話が進みました。私的には、この時期が開発期間の暗黒期だったんじゃないかなと思っています。
ここからは、
こんなループに陥ってしまいました。この時期に実は私が、CS責任者になったのですが、いろんな施策を考えて実行していましたが、冗談でも「調子がいい」と言える状況ではなかったような気がします。
失敗続きで、チャレンジするのにも臆病になっていたような気がする、2021年11月頃。
■ 21.11「先週とは常に違うことをして変化していきたい」
当たり前のことですが、何かしらの変化をしていきながら改善をかけれるようになったのがこの頃でした。
チームとして改めて話し合い、それぞれが同じ方向を目指し、自分事として前に進めていくことがここでようやくできたような気がしています。
それぞれがそれぞれのやるべきことを全うして行えるようになったことで、全てのことが前進していく。そんな気持ちになれたような気がしています。
そしてローカルハブとしての形が、ここから加速していくこととなります。自治体の方へリリース前のシステムの営業をし始めたのもこの頃で、色々なご意見をいただきながら形ができてきました。
2021年中にはリリースはできそうということで話は進んでいたことは、ここだけの話にしておきます。笑
ようやく形が見えてき始めた2022年1月。
■ 22.01「人に任せるって大事だな」
責任者が言った一言でした。
今までも十分任せられてたと思うのですが、少しこの言葉は意味が違っていて、今までは「意思のない丸投げ」でしたが、これは「こういうゴールは目指していきたい」そんな意味が含まれていたと思います。
ここからはチームとしてもありますが、個々でもどうすればいいか考え、全てのことを一人一人がより推進力を持って取り組めていました。まぁ、開発のゴールが見えてきたこともありますが。笑
そんな謝罪の念をいだきながら作業を進めていた2022年3月。
■ 22.03「なんかワクワクしないからやり直して」
もう慣れたもんですね。この時から、CSだけでなく、マーケ施策も一任されていたのですが、
と言われ、ひたすら文句を言っていました。そういうのはいいけど、考えるのはこっちだぞと。これはメンバー全員思っていたのではないでしょうか。笑
けど心の中では賛同する自分がいて、「完成」がゴールになってはいけないと思い、文句を言いながらも変えていきましたね。例えば、
これが
こうなり、
これが
こうなっていきました。まぁ、もうここまできたら、どうとでもなれって感じでしたね。はい。笑
■ 22.05.29「私の中でのローカルハブは、様々な紆余曲折を経て、ようやくリリースに至りました。」
そんなこんなでリリースまで至りました。ジョインして、ちょうど1年くらいなのに、もう何十年も関わっているかのような、そんな気分です。ただ、こんな大変だったからこそ、ここからは楽しみでしかありません。
今の日本は、様々なことが起きていて、思うことはたくさんあると思います。私もその一人です。私は、一人では何もできないと思っています。しかし、これを読んでいる皆さんと力を合わせることで、より良い日本に近づけていけるのではないかと思っています。
最後に、度重なる延期にも関わらずご対応いただきました、自治体の方々、民間企業の方々、その他ご関係者の皆様、リリース前にも関わらず、協力をしてくださった全ての方に感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
ぜひ、手を取り合い、皆さんの強みを活かして世の中を良くしていければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。