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クラウドリンクスにいる現役で活躍するハイスキル副業人材は採用で迷う必要がなくベンチャーにも心強い存在

高度な専門性やスキルを持つハイクラス人材が、新たな働き方として副業・複業やフリーランスでの仕事を求めて登録しているクラウドリンクス。実績が証明する確かなスキルを求める多くの企業様が既存市場ではなかった出会いを実現しマッチングされています。
さまざまな新しい業種が誕生している昨今、レーザー核融合を利用した商用炉と言う世界的にも注目される技術を、日本でいち早く取り組み話題を呼んでいる大阪の株式会社EX-Fusion。非常に専門性の高い技術を必要とする人材の確保にクラウドリンクスを活用し、今後も大いに期待していると語る松尾一輝代表取締役/CEOにお話を伺いました。

《マッチング事例企業:株式会社EX-Fusion》化石燃料に依存しない究極のクリーンエネルギー創出を実現するために、現在国内では唯一となるレーザー核融合商用炉の開発を目指して2020年7月に設立されたスタートアップ。「レーザー核融合で日本に新たな産業を」をミッションに、商用炉開発のほか、宇宙開発や医療など多分野との融合による新しいものづくり産業、地域の安定と平和に帰する技術開発などを行う。第3回大阪テックプラングランプリでは「最優秀賞」「ヤンマー賞」をダブル受賞。

起業された経緯と貴社の事業内容を教えてください。

松尾:
私がアメリカでレーザー核融合の研究をしていた頃、アメリカ国内では次世代のエネルギーとしてレーザー核融合が注目され始め、ベンチャー企業のCommonwealth Fusion Systemsが、ビル・ゲイツ氏から2,000億円もの資金を調達したというニュースが飛び込んできました。

これは、人類が2050年に向けて一丸となって脱炭素社会を目指していくという意思表示ではないかと強く感じました。

日本はエネルギー資源もないですし、国土も狭く、原発の新設も難しい、三重苦を抱えています。そうなるとアメリカのような流れが必ず日本でも起こる、と思うようになりました。

同時期に、大阪大学時代に私の指導教員だった藤岡慎介教授から、核融合に興味を持っている投資家の方がいるらしいという話を聞き、1週間後には起業を決めていました。

レーザー核融合は二酸化炭素を排出せず、クリーンなエネルギーだと言われています。海水から採取できる水素の同位体(仲間)を燃料としていることから、海が枯渇しない限りは継続的にエネルギーを作り出せるのもメリットです。

また、レーザー核融合は燃料1グラムから石油8トンに相当するエネルギーを取り出せます。原子力は5トンとされているので、レーザー核融合の方が効率が良いのです。

さらに、原子力は核分裂を利用するために、炉内の制御棒によって温度をコントロールする必要があります。その制御棒が壊れると、核分裂は勝手に進みメルトダウンを起こしてしまい大きな事故につながる可能性があります。
一方、レーザー核融合は外圧をかけない限り反応し続けることがなく、機器が止まると核融合反応自体が止まるので、原理的に暴走しないという点でも安全なエネルギーです。

このような点からレーザー核融合によるエネルギーはクリーンで燃料も無尽蔵にあり、さらに安全な究極のエネルギーだと言われています。

現在は、発電用の商用炉開発を目指し技術実装を行っています。10年後にはここをクリアして商用炉の建設にかかりたいと考えていますので、実用化されるのは2030~40年代になるかもしれません。

クラウドリンクスを使い始めたきっかけを教えてください。

松尾:
まず、国内でレーザー研究をしている人が非常に少ない現状があります。

実際に設立後、いくつかの人材紹介会社を利用してみました。しかし、私たちが求める人材を紹介していただけるところが少なく困っていたところに、クラウドリンクスからメールが来て、営業担当の方からもいろいろなアドバイスをいただきました。
例えば、募集の内容は広範囲な「レーザー制御」という括り方ではなく「FPGA(※)エンジニア」などと、業務を細かく切り分けて考えると人材も応募しやすいといった募集方法のアドバイスなどです。

ミニマムですがとても大事な気づきをもらえたことが大きかったです。

※FPGA=Field-Programmable Gate Arrayは、製造後に購入者や設計者が構成を設定できる集積回路であり、広義にはプログラマブルロジックデバイスの一種

実際に、今後必要となる技術はまだまだたくさんあります。レーザーと言っても私たちが全ての技術を持っているわけではなく、さまざまな技術を寄せ集めて開発が進んでいる状態です。

レーザー制御については私たちが頑張りますが、それ以外の部分では今現在活躍されているエンジニアの方の力をお借りしないと実現できません。ただ、ニッチな業界のためなかなか求める人材を見つけることができない状況でした。

そこでクラウドリンクスにお世話になりながら、有期雇用の形で優秀な方と一緒に開発を進めて、将来的には弊社で活躍してもらえる人材と出会うことができればとても嬉しいです。

現在のメンバー

クラウドリンクスで募集された職種や応募者の特徴を教えてください。

松尾:
3月に制御系のエンジニアを募集しました。
8名ほどの方から応募していただき、人材紹介会社からはひとりもご紹介いただけなかった経験がありましたので、これだけの人が集まるのかと驚きました。

みなさんとても素晴らしい経歴と人柄でしたが、今この業務にフィットする方ひとりと契約させていただきました。

今回、契約を見送った方々も本当に高いスキルを持っていたので、今後私たちが開発を進めていく段階で、助けていただくことがあるのではないかと思っています。

クラウドリンクスに登録されている方はすでに大企業で活躍されている方なので、そのスキルに疑いを持つことはありませんでした

面接していてもそれぞれが独自の技術をお持ちで、そのスキルをどのように応用できるかと話が広がり、いつか必ず一緒にお仕事をさせていただきたいと思うような方ばかりでした。

ですから採用において迷う必要がないと感じました。

クラウドリンクスで採用された方は貴社でどのような活躍をしていますか

松尾:
キャノンで半導体装置の制御をやっている方と契約させていただきました。ちょうど私と同年代で、キャノンで実績を積み業務的にも少し余裕が持てるようになったところで新しいことにも挑戦したいとの思いから応募いただきました。

その方はフルリモートの副業として働いています。

すでにキャノンという大企業で経験を積まれているので、技術面でももちろん、私たちが要求しているスピードに対して明確な答えが来るところはさすがだと感じます。

レーザー制御機器を扱う様子

クラウドリンクスを利用して良かった点を教えてください。

松尾:
そもそもクラウドリンクスに登録するような副業ができる方は、本業の会社から求められていることをすでに満たしている状態で、さらに何か新しいことをしたいという余裕を持てる、基礎的な能力の高い方じゃないかと思います。

ですから私たちからすると能力に対しての疑いは一切なく、すぐに採用に至るという状況が生まれている点で素晴らしいと感じています。

また、私たちのようなベンチャーにとってサブスク型なのはありがたいです。
私たちの仕事は、開発が進むと必要なリソースがかなり変動します。
そのときに、ほかのサービスのような「採用1名につき30%の手数料がかかる」などとなると、私たちにとってはシビアであきらめざるを得ないことになりかねません。

さらにワーカーさんから見ても、知名度がないベンチャー企業の場合、フルコミットするのではなく副業や兼業であれば、少しでも面白そうだと感じる仕事があれば応募してみようかなと、ハードルがグッと低くなるのではないでしょうか。

私たちのようなレーザー核融合の技術はあまり知られていませんので、まずはやってみようと思って応募してくれた方が多数だったクラウドリンクスは、本当に心強いと感じています。

今後クラウドリンクスで募集する予定はありますか?

松尾:
CADのSOLIDWORKSを使って図面をかける方を募集したいと考えています。
特にSOLIDWORKSで構造計算と応力(※)の計算ができる人に参加していただけたらありがたいです。

※応力=物質が外からの圧力をかけられた(曲げるなど)時に、どこまで耐えられるかという抵抗力

また私たちはロボットアームの制御もやっているので、そのスキルをお持ちの方にも来ていただきたいです。これはメーカーによって変わるのですが、例えば、三菱電機社製でしたら「iQ Works」と言うロボット用のソフトを使える方になります。

スキル以外で私たちが求めるのはチャレンジ精神です。
新しいことにチャレンジしたい気持ちをお持ちの方でしたら、どんどん採用していきたいです。

クラウドリンクスに期待することをお聞かせください。

松尾:
今後もプラットフォームとして、さらに優秀な方を増やしていただけたら、私たちもレーザー核融合に必要な人材をたくさん採用していくことができます。

レーザー核融合と聞いても、「自分のスキルは活かせない」「自分とは関係がない」と思う方がまだまだ多いと思います。

でも実はそうではなくて、「個々の技術はここで活用できます」「この技術を一緒に活かしていきたいです」というポイントを私たちからどんどん提案していけば、少しずつ仲間を増やしていくことができると考えているため、クラウドリンクスでの出会いには大いに期待しています。

クラウドリンクスは、ベンチャーと特に相性がいいと思います。
自分たちにはまだまだ信用力がないと感じているベンチャーにとって、クラウドリンクス自体に信用力があるので、そこをうまく利用させていただきながら大きなメリットを得られると感じています。

今後の貴社の展望や思いをお聞かせください。

松尾:
私たちの目標は、できるだけ早期にレーザー核融合の商用炉を建設してクリーンエネルギーの社会実装を実現することです。

光学機器でレーザー光を伝送している様子

ただ、そのためには、やはり人材不足が大きなネックになると感じています。
今レーザー核融合をやっている人たちだけで商用炉の開発は不可能です。

ですからこれまでレーザー核融合に興味がなかった方でも、やってみたい気持ちがある方をいかに採用できるか、が課題になります。

その意味でもクラウドリンクスは、私たちのニーズにとても合っていると思います。

今後もクラウドリンクスから多くの優秀な方に参画いただきながら、将来的には私たちの仲間になってもらい、クリーンなエネルギー創出に向けてレーザー核融合の商用炉を実用化したいと思います。

株式会社EX-FusionのHPこちら
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