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Ave Mujica ティザー映像第2弾を考察する

印象的なシーンが多かったので、さらっと考察、と言うか妄想したい

1)テレビ

まずテレビ
第一弾にもあったが、何故かブラウン管テレビが出てくる
第一弾では明らかに空想=悪夢的なものとしてカリカチュアされたテレビの山が出て来たが、今回はリアルなブラウン管テレビ
そのテレビのボタンを誰かが押している

この手、この場所が誰のかと言うよりも先に、まず現在かということが気にかかる
普通に考えて過去の映像の可能性が高く、そうなると一つの可能性として、親世代の物語が描かれるかもしれない
祥子の問題は毒親問題なので、親世代の物語が描かれることを以前から想像していたので、その可能性が高くなった

で、何が描かれているかだが、慌てて7チャンネルを押してるところから、誰かに見られたくない映像が流れたのを変えようとしてる様に思える
いきなりテレビを消すのは不自然だが別のチャンネルにするのは誤魔化しが効く
けど今見てるチャンネルが何か咄嗟に思い付かず、存在しないチャンネルのボタンを急いで押そうとした、みたいな描写に思える

親世代がバンドをやっていて有名人だったら、メンバーに見られたくないスキャンダルがテレビに流れたとか
それはメンバー同士の浮気現場であり、それが原因でバンドが解散したとか

テレビの悪意に翻弄されるのがAve Mujicaのテーマの一つであるとすれば、第一弾のテレビの山にも繋がる

2)祥子

祥子が都会の真ん中で泣くシーン
祥子が物語に絡み感情的に泣くシーンは4つほど想定できる

一つはCRYCHICの解散シーンで、服も同じで雨なので、あのシーンの後にこの様に泣きじゃくったと考えるのが自然だろう

他はCRYCHICの初ライブシーンの後だが、あの時は制服なので恐らく違う
次に春日影を聞いて飛び出した時も雨では無いので違うだろう

後は初ライブの後の更に別の場面で、実際の悲劇に直面した際が考えられる

この泣きじゃくりかたは子供の様で、まるで肉親を亡くしたかの様にも思える
祥子はバンドを辞めると共に家庭環境が変わり、大豪邸からクソ親父のボロ家に移ったと思われるが、その理由として肉親の死が絡んでいる可能性はありそうだ

3)睦

先に睦について考えてみる

と言うのも恐らく演劇の本が並んだ本棚は睦に関わるモノと思われるから
この本の装丁を見るとそれなりに年季が入っている様に感じられる
つまり、この本も親世代、睦の母の大女優、森みなみの物であり、それを睦が引き継いでいる可能性が高いだろう

しかし、睦と演劇とを結びつけようとすると、かなりの違和感がある
何故なら、睦は不可思議なほど無表情だから

睦はお人形みたいと称賛されることはあるが、実際には常にその表情を変えることがなく、祥子からは「嘘をつく芸当は出来ない」とまで言われている
これは女優の資質として大きな欠点と思える

睦には大女優である母に憧れると共に、自身の無表情さ故にそれを諦めた経緯があるのかもしれない
睦のアップはそれを気付かされたシーンとか

祥子が睦に「死」の名前を贈ったのは、恐らく悪意では無いと思っている
睦自身が、自身の諦めをこの様に表現したいと申し出て、それを祥子が受け入れたのでは無いだろうか
いずれにしても睦の物語はかなり重たくなりそうと思っている

4)にゃむち、海鈴、初華

他三人はそれぞれにゃむち、海鈴、初華だろう
三人とも悲劇的な状況を感じさせる

にゃむちは配信カメラの前で肩を抱いているシーン
海鈴は唇を噛む様な横顔
初華は物憂げにコーヒーを入れているシーン

いずれのキャラもまだ背景が描かれていないので、考察もまだ出来ないな

5)扉

一番印象に残っているのが「扉」

この扉は何か

シンプルだが居住用の扉に思える
クローゼットみたいな物がある
内側に鍵がある
しかし日本の住居の様な玄関では無い
この鍵の上にあるのはオートロック機能か

これらから、この扉はホテルの扉の内側ではないかと思える
それもかなり高価な部屋では無いだろうか

で、この怪しげな雰囲気から妄想してしまうのが、この扉の外に招かれざる客が来ているのではないかと思える

それは誰なのか

成功したAve Mujicaが泊まっている所にクソ親父がやって来て、絶望的なことを告げるのかもしれない

若しくは、高価なホテルだとすれば、VIP客として泊まっている所に悪徳マスコミが押しかけている所とかが妄想出来る
これは、最初のテレビとも呼応し、スキャンダルの発覚を連想させる

祥子はAve Mujicaを最速でメジャーデビューさせると言っていた
この姿勢には虚栄が付き纏っていることが想像でき、その過程でスキャンダル等の悪意に飲み込まれる可能性もあるだろう

例えば、Ave Mujicaのファーストライブは驚くべき速さで開催されたが、あれは一体どうやって集客したのだろうか?
メンバーが揃ってから開催まで、実質的に一ヶ月も無かった筈だ
そう考えると、あの公演に集まった客は、殆どが招待客か、若しくはサクラであった可能性もある
そうやって人を集めて実績を作り、金を使ってSNSのトレンドを買い、バズを作って売り出すと言う虚栄を使ったバンドになってしまっているのかもしれない
そこをマスコミに掴まれてスキャンダルになるとか
例え実力があっても、そう言ったダークなイメージがついてファンが離れ、より深い闇に堕ちていってしまうとか

若しくは、古いブラウン管テレビからも、やはり親世代が描かれていて、例えば祥子のクソ親父にかつてスキャンダルがあり、その結果として落ちぶれているとかも考えられるだろう
クソ親父がそれなりに有名人だと、それが現代の娘のスキャンダルにも繋がったり

いずれにしても、Ave Mujicaの物語のテーマとして「虚栄と絶望」が取り上げられる可能性はありそうだ

それが「真実と希望」のMyGO!!!!!と対照的に描かれるのかもしれない

6)傘と青空

カラフルな傘はMyGO!!!!!の象徴と言っても良いだろう
それが青空に舞い上がり、それまでの雨を暗雲と共に払い除けている様子と思える

このシーンがあることからも、このAve Mujicaの物語は、最後にはMyGO!!!!!が絡んで幸福な結末を迎えるのでは無いかと期待出来る

その結末までの過程には、かなりの困難が待ち構えている様だが

多くの謎が提示されているAve Mujicaだが、それだけに考察し甲斐のある物語でもある

多いに妄想を掻き立てながら、本放送を心待ちにしている

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