見ていて楽しくなる日本の斬新な建築11選
建築は楽しい。
建築を仕事にしたい。
この仕事をしていて本当に良かった。
これが私の今の気持ちです。
私は本当に建築が好きです。
大変ですが、建築の設計を仕事にしていて本当に良かったと思います。
そんな建築を楽しんでもらおうと思い、私が実際に訪れてみて建築が楽しくなる作品を紹介したいと思います。
衝撃を受けるカタチが魅力的な
ホキ美術館
「どうやって成り立っているんだろう?」
初めて訪れたときに私が感じたことです。
びにょーんと飛び出たカタチにインパクトがあります。
本当にどうやって成り立っているのか驚かれると思います。
「どうやって作られているんだろう?」と考えていくうちに建築に興味をもつこともあります。
そんな建築の代表的な作品かもしれません。
内部はとても清潔感のあるきれいな空間となっています。
街に開かれた
十和田市現代美術館
「今まで見たことのないタイプの美術館だ!」
美術館といえば豪華で大きな一つの塊である建物を想像する人も多いと思いますが、この美術館はそのイメージとは全く異なります。
低層でしかも小さなボリュームの建物が敷地に分散配置してあり、それらを廊下でつないでいます。
分散配置しているので、余った部分が庭のようになり、街に溶け出しているように感じます。
それにとても近づきやすくて親近感が湧きます。
まるで絵本の世界
ラコリーナ近江八幡
「まるでジブリのような世界観。」
絵本に出てくるような外観の建物です。
この建物を見てワクワクしない人はいないのではないでしょうか。
何かのアトラクションのような雰囲気で、見ていて楽しくなります。
ここでは角ばったカタチや人工的な素材が見当たらないので、とても癒される場所になっています。
緑道の一部となっている
東京武道館
東京都足立区にある東京武道館です。
カタチにインパクトがあるのでそちらに目がいきがちですが、私が好きなのは建物正面から見て左側にある階段です。
この建物にある階段を渡ると東京武道館にある弓道場などを眺めながら歩くことができて、渡り終わるとまた奥にある公園へと行くことができます。
つまりはこの建物は公園と公園をつなぐ役割も果たしていることに気づきます。
このことを知ったとき、私はとても感動しました!
街とのつながりを考えた建築のあり方を見せてくれた代表的な建築です。
自分好みの場所を探したくなる
須賀川市民交流センター
「早く上に上がりたい。」
立体的で建物全体に色々な空間があり、大人も子供も楽しむことができます。
何より建物の上階に上がっていくのが楽しくなります。
空間が立体的に作られていて、階をスロープでつながれていたりする場所も多く、ゆっくりと上がって行くことができます。
しかも階段では味わえないような空間体験もできるので、それがまた楽しいです。
自分好みの場所を探すのも楽しみの一つです。
こんな公衆トイレ見たことない!
恵比寿公園公衆トイレ
「これが公衆トイレなのか!」
公衆トイレと聞くといい印象が無いのが悲しいところですが、こちらのトイレは違います。
まるで美術館に来たかのような高揚感。
先の道がわからなくなっていて、早く奥に行きたくなります。
先に行くとトイレがあるだけなのですが、コンクリートがとてもきれいで見ていて楽しくなります。
芸術作品のような美しいコンクリートで囲まれたこのトイレは遠くから見ると公園のオブジェのようにも見えます。
劇的な演出に感動する
本福寺水御堂
「ドラマティックな演出が素敵だなぁ。」
このお寺はアプローチからすでに演出が始まっています。
歩いているとコンクリートの壁が現れてその壁に沿って歩いているとだんだんと池が現れてきます。
そして何より驚くのはその池の真ん中に階段があって、まるで池の中に入っていくかのような体験ができます。
こんな建築が作れたら面白いなぁー。と思わせてくれた建築です。
思わず散歩したくなる立体屋上庭園
豊島区役所
「新しいカタチの庭園だなー。」
ただの屋上庭園なら見たことがありますが、この建物では立体的な庭園があります。
各フロアから庭園にアプローチできるようになっていて、常に自然と触れ合うことができます。
庭園は階段で立体的につながれているので、庭園内を行き来することもできます。
池袋という都心で自然を感じることができる貴重な空間でもあります。
こんなお寺があるなんて
会津さざえ堂
「木製のスロープがあるお寺なんてあるんだ。」
日本でも世界的にも珍しい木製スロープのあるお寺です。
玄関から中に入ると木製スロープを登る事ができます。
木製なのでギシギシと音がしますがそれがまたいい味を出しています。
二重螺旋構造になっていてまたそこが面白い!
こんな構造の木造建築があったことに驚きです。
庇の力強さが魅力的!
工学院大学八王子キャンパススチューデントセンター
「でっかい庇だなー。」
肩持ち梁で作られている巨大な庇にインパクトがあります。
庇といえば2〜3メートルくらいの跳ね出したものはよく見ますが、ここではそれをはるかに超える長さの跳ね出し庇になります。
この力強い印象が建築に興味を持たせてくれます。
周りの自然豊かな雰囲気にも調和していて美しい建築です。
波打つ床に高揚する
横浜港大桟橋国際船ターミナル
「床が波打っていて楽しい空間だなー。」
普通床といえばまっすぐな床が当たり前ですが、ここでは床があちこちで波打っています。
床が傾いたり斜めっているので他では味わえない空間体験ができます。
周りの景色を眺められるだけでなく、波打つ床のおかげで楽しい空間となっています。
まとめ
ここで紹介した作品は今までにないカタチや空間を作り出しているので、とても刺激的で見ている人を虜にしてくれます。
色々な建築を見て頂き、建築に興味をもってくれる人が少しでも増えたら嬉しいと思います!