やっと来れた豊田市博物館
豊田市博物館が昨年4/26にオープンしました。
私は谷口吉生氏の建築が好きなので定期的に豊田市美術館に来ていましたが、何年も前から隣りの敷地に建築家の坂茂さんが設計された豊田市博物館ができると聞いていたのでめちゃくちゃ楽しみでした。
今回やっと訪れることができ、感無量です!
豊田市博物館の外観には豊田市産の木材がふんだんに使われており、温かみのあるデザインとなっております。
木材でつくられた庇が訪れる人を出迎えてくれます。
内部は木材の柱で支えられた明るく開放的な空間。すごくのびやかで広々としています。えんにち空間と名付けられているそうです。
木造の柱は花びら状になっていますが、こうすることで耐力が強くなっているんでしょうね。
今は木造で高層建築や大規模建築をつくるのがブームでもあるので、木造の可能性を感じさせてくれる作品でもあります。
開放的で透明感がある空間なので入りやすいのが嬉しいですね。
展示空間も天井が高くて開放的な空間となっています。スロープを登りながら2階へ向かうことができます。
2階には図書スペースやカフェがあります。
エコなお話になりますが、豊田市博物館には蓄電池付きの太陽光発電も設置されています。
太陽光発電のおかげでエネルギー消費量を削減できるので、新築の博物館としては初のZEB READYを取得しているそうです。
私が個人的に感動したのが豊田市美術館と豊田市博物館の庭園がつながってつくられていることでした。
博物館を見終わってカフェ横の出口から外に出ると自然に豊田市美術館に導かれるようなつながりが感じられます。
このまま豊田市美術館に誘われていくような気がします。
ここは高台にもなっているので、豊田市の自然や街並みも眺めることができます。
内部外部含めて広がりのあるのびやかな雰囲気が素敵な博物館でした。