帰ってきたソニーパークから学んだこと
有楽町駅から歩いてすぐの数寄屋橋交差点にソニーパークが戻ってきました。
昔のソニービルが解体されてからしばらく工事中でしたがようやくソニーパークとしてオープンしました。
有楽町駅から歩いてすぐの場所にある超好立地なので高層ビルが建つかとおもいきや、できたのは低層の建物でした。
それにテナントが入るような空間もなく、まさに余白が多く設けられている都心の公園のような建物です。
度肝を抜くのは地上にあるピロティ空間?です。数寄屋橋交差点に向けて大きく開かれた空間は訪れる人にとってはとても入りやすく嬉しい装いです。
銀座という街は土地代も家賃もトップクラスに高い場所なので、銀座に余白がたくさんある空間を設けてくれたソニーに感謝です!
私は地上にかけられた階段を登ってみました。ソニーパークという名の通り、色々な場所に展示空間や休憩できる空間があり公園のようです。
私は一気に階段を駆け上がり屋上広場に行きました。屋上には未来を感じさせる車などが展示されています。(どうやって持ってきたんだろう?)
有楽町の風景が見られてとても面白い空間でした。
そのまま地下へ向かっていくと、地下には古いコンクリートの擁壁が設けられていました。
これは昔建っていたソニービルの基礎一体型擁壁でして、これを残しながら新築工事をしていたのでとても大変だったろうなぁと感じます。
ただ建築の設計者としては記憶の継承として残してくれたのは嬉しいですね!
今の都市開発はどこも似たりよったりで、高層ビルを建ててテナントを多く入れられるようにするのが一般的ですが、ソニーパークは一味違う都市開発となっていました。
短期的な利益を回収するのではなく都心に公園をつくってソニーのコンテンツを知ってもらうことでファンが増えるので長期的には利益だけでなく文化も形成されるわけです。
器の大きさが違いますね!