会社を辞めて日本一周して有名建築を見学してきました!③秋田県
私が6年勤めた会社を辞めたのは2015年の10月でした。
辞めたことで複雑な人間関係の悩みや責任が外れて身軽になりましたが、親から見れば当時の私はただの働いていない大人です。
そのため親兄弟から文句を言われたり。。
家族に相談も無く会社を辞めて突然旅に出ると伝えたので、対応がとても大変でした。
何か問題が解決したと思うとまた今度は別の問題が起きるものです笑
生きている限り安定なんてものは無いんだなぁとそのとき改めて感じました。
だからこそ後悔しないよう旅に出たのですが笑
今回紹介するのは北海道・青森に続き、秋田県にある名建築です。
秋田県立美術館
まず訪れたのは秋田県立美術館。
建築家の安藤忠雄さんが設計した美術館でして、ずっと前から訪れてみたいと思っていたので、目の前に現れたときは感動でした!
敷地前面は開けていて、開放的な雰囲気です。
美術館を訪れて印象的だったのはエントランスホールの吹抜け空間でした。
トップライトが設けられた三角形の吹抜け空間にかかる螺旋階段が印象的です。
螺旋階段もコンクリートで作られていますが、なめらかで美しい仕上がりです。
私が特に素敵だと思ったのはミュージアムラウンジでした。
格別な空間でして、建物の天井が下がっており目の前の風景に集中できるようになっています。
水盤が張られているのもいい!
建物前面には千秋公園の池もあり、ラウンジからは水面が連続して見えます。
秋田県らしい落ち着きのある美しい美術館でした。
中嶋記念図書館
国際教養大学の敷地内にある図書館です。
日本でも有数の美しい図書館と言われていて有名だったことから、死ぬまでに一度は見てみたいと思っていました。
初めて見たときは感無量でした。
空間を見た印象は「すごい!」の一点張りです。
本棚が半円状に並べられていて、まるで国会で議論している政治家のような空間です。
そんな重厚な空間ですが、空間は木材で覆われていて、天井には木造躯体が丸見えで落ち着きのある空間となっています。
いやー美しいです、ホントに!
こんな図書館があったら毎日でも出向きたい笑
秋田市立中央図書館明徳館
秋田駅から少し歩いた場所には千秋公園があります。
その公園には尊敬している建築家・谷口吉生さんの図書館があります。
めちゃくちゃ楽しみにしながら秋田市立中央図書館明徳館にたどり着いたところ、なんと、、、臨時休業!!
谷口吉生さんの建築作品のファンである私からすればショックすぎてがくぜんとしました。。
本当に残念です。。
なので外周部から建物を見ることにします。
しかし外観だけでも見れたのでよかったです!
写真で見てわかるように、タイルは美しく均等に貼られています。
半端な部分が全く無く、美しく納まっています。
これは外部からガラス越しに撮影した吹抜けの写真ですが、内部空間は光が上部から差し込む清らかで美しい空間となっています。
手摺の美しさが秀逸です。
ところどころに空間を軽快に見せる工夫が凝らされているのが伝わってきます!
外観も含めて清潔感のある美しい建築でした。
谷口吉生さんの図書館内部を見れなかったのは本当に残念でしたが、秋田県の名建築と街並みを見れたことはとても嬉しかったです。
また機会をつくって訪れてみようと思います。