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#4 Japorium®localtrip匹見レストパークとの出会い

島根県益田市匹見で念願のネイチャーエクスペリエンスツアーを開催できた。

ついにワークショップのあり方を根本から体験に変えると構想して5年、自然を歩き五感で体験してその時味わった自然をテラリウムという形で持ち帰る。
持ち帰ったら終わりではない。
部屋でも続く自然体験がまた自然へと誘う。
私が思うに、現代社会にいると言うことはすなわちそれが非日常であり、自然へ行く事が本当の日常ではないのか?
そんな自問自答を山に行くと毎回してしまう。

匹見レストパークとの不思議な出会い


昨今、コロナ禍で空前のアウトドアブームである。
どこもかしこもキャンプ場は、予約でいっぱいである。
今まで外へ出た事もなかった人が、密になることを避け自然で過ごす時間を増やしている。
そこで、感じる体験はかけがえのないものだと実感する。
また行こう、また感じたいと思うこの感覚こそが人間が持っている本来の姿ではないのか?
そう思えてならない。
ジャポリウムの関西以外で最初のツアーが、島根県の端に位置する益田市匹見町。
遡ること2年前、この匹見に何気なくキャンプをしにきた。
片道7時間もかけて…
キャンプは本当に久しぶりで、ほぼ素人同然である私は仲間に教えてもらいながらその時を過ごした。


実は、そこまでキャンプが好きではない。
それはかなりの虫が苦手でこの時は真夏で虫シーズン真っ只中。
それでもなぜここに来て虫との格闘しながらというより女子高生のような声を出し驚きの連続を体験してまでここでキャンプしてるのか?私には、すごく違和感があった。
導かれるようにここへ来ているなと直感で
しかしまだここでツアーができるなんて微塵もない。
とにかくキャンプの合間にする事も無いから、コケを見に歩きたいと思い仲間と歩いた。

案内してくれたのは、ネイチャーインGIFT代表の山本千栄さん。
モデルもこなす林業ガールとして島根界隈では、有名な方。
地域まち起こし隊としてここ匹見に京都から来ていた。
チェーンソーを持ち木を切る、山を守る。
普通なら都会でのんびり暮らせたもののこの山々にそれこそ呼ばれたのか彼女は永住する気持ちで日々活動をしていた。
この町が好き、この山が好き、なによりここにいる人達が好きだと恥ずかしげもなく言えるこの人は本物やね(笑)と思いながら裏匹見峡を案内してくれた。

沢沿いをゆっくり歩くと苔だらけ。
これはいい!と話すと林業ガールは、苔は気にした事がなかったようで、種類を説明していくとまるで苔を見る目が変わっていった。


そうだここで、ツアーしたらおもろいよな…自然見て苔トレッキングした後にテラリウム作る。
これやろうよ!と言うと
そうやね(笑)
と軽く流されたと思っていたが実は
まずはGIFTがここの管理者になることがハードルとしてあった。
まだ自分は、この時は何も知る由もない…
でも、きっとできるだろうって確信めいたものが自分にはあった。

そしてあれから、2年後。
GIFTもレストパークの管理者になり、ツアーのオファーもオフィシャルでもらいようやく今月開催!!
どこまで、匹見の植物や苔の魅力を伝えれるかはわからないが今までになかった匹見の素晴らしいスポットの1つに苔が加わればまたここの地域で新しい発見が生まれるだろう。
見えなかった世界がここにはある。

ということで島根の方々がここに来て自然を体験してくれたツアーの模様はまた次回に!

Japorium®localtrip#4
#匹見レストパーク #林業#苔#japorium







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