![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144267229/rectangle_large_type_2_2216cbec5af846217edd154cb9e49251.png?width=1200)
歩車分離式のメリットとデメリット
歩車分離式(斜め横断できるスクランブルタイプの渋谷スクランブル交差点や、数寄屋橋交差点。そしてスクランブルではないので斜め横断はできないが、戸越3丁目交差点など)は名前の通り、歩行者と車両の信号を別々に制御する。
横断歩道の信号と同じ進行方向の車両の信号において、歩行者と車両の交錯させないような信号捌きになるので、歩行者保護の観点からすると理想的ではある。
歩行者の視点からすると、理想の交差点なので広く普及してほしいと思う。
しかし、警察庁のデータでは2016年3月の時点で全交差点の4.2%、
2023年3月の時点では4.9%しか実装されていない。
まだまだ発展途上だ。
一方でデメリットだが、
歩車分離式のデメリットは2つあって、まず見慣れない人が見切り発車してしまう点。
もうひとつは車両側の信号の待ち時間が長くなるので渋滞の発生に繋がりやすい点。
でも安全。
これ大事。
歩車分離式信号は細かくいうと4種類あ。
①スクランブル方式=渋谷のあの有名な交差点
②歩行者専用現示方式=戸越3丁目交差点、斜め横断できない
③右左折車両分離方式と④右折車両分離方式は矢印信号のこと
うまくまとまっているnoteがあったので紹介させて頂く。
感想が2度目になるが、
やはり歩行者と車両は別々に制御された信号の方が事故は起こりにくい。
願わくは歩車分離式交差点がもっと増えることを祈るばかりだ。
歩車分離式でない交差点で広い交差点になると、
車両は左折の場合歩行者を当然待った後に左折をするのだが、歩行者の数が多いと、
横断歩道信号が青点滅から赤になっても歩行者は横断歩道内に残っており、
車両は左折できず、最悪3台くらいしか曲がれないことがある。
日比谷交差点の晴海通り北上から日比谷通りへの左折や
西新橋交差点の外堀通り銀座方面から日比谷通りへの左折もその例に該当する。
ただたとえば、この2つの交差点が歩車分離式になったとすると、
左折車両が溜まりすぎて(路線バスもあるし)別の問題も出てくるので、
最適解的に現状なのだろう。
100点満点の交差点は難しいのかな。
動くものが交差する以上、事故リスクはゼロにはならないものだ。