光林寺交差点と五の橋
四の橋交差点の記事に続いて、明治通りを古川橋を起点に渋谷方向に進行したら、四の橋の交差点の次に名前のある交差点が光林寺交差点。
首都高2号目黒線の天現寺インター入口の下にある。
麻布十番の新一の橋から順に1→2→3→4である四の橋まで来て、ここにきて五の橋という交差点名かと思いきや交差点名は光林寺。
ちゃんと五の橋もあるのにね。
さてこれだけ橋がつづくということは川があるということだが、
そのとおりで古川が流れている。
今でこそ暗渠の部分やコンクリートの壁に覆われて細い川だが、
江戸時代には川幅は30mぐらいもあったそうなので、大河である。
東京湾(芝離宮付近)に注ぐ古川だが、上流に遡ると渋谷橋になり、さらに遡ると小滝橋交差点付近の落合水再生センターに辿り着く。
ここでは神田川と交わる。
ちなみに渋谷川と古川はシームレスに繋がっていて、天現寺橋交差点を境に名称だけが変わる。
つまり渋谷区は渋谷川、港区は古川というわけだ。
こう見ると東京は水の都である。
神田川、隅田川、荒川、江戸川。
水が豊かなところに大きな街ができるのは歴史が証明している。
ニューヨークのハドソン川、
ロンドンのテムズ川、
パリのセーヌ川、
ローマのテベレ川、
モスクワのモスクワ川、
バラナシのガンジス川など枚挙にいとまがない。
それこそ四大文明と大河はセットで覚えたものだ。
さてさて、最後におまけ。
この光林寺交差点の光林寺、過去の大名藩主など有力者の墓があるのだが、ここ最近の著名人だと樹木希林さんの眠っているお墓もある。