今年の受験生へ その2 (指定校推薦を選んだ とある人👤の赤裸々経験)
この記事は中学3年生、高校3年生向けです。
受験本番まであと3ヶ月を切ってきました。
学校見学に行き、未来のビジョンが明確になり始めるタイミングでしょう。
受験勉強というストレスに耐えながらも、少しずつ実力がついてきていると実感できる学生もいれば、なかなか伸び悩み、忸怩たる思いの人もいるでしょう。
受験は人生の通過点で、これで生涯が決まるものではありませんが、多かれ少なかれ、あなたの人生のマイルストーンの一つではあります。
生きてきた年数だけは先輩である私からの今回の伝えたいことは、
それぞれを多方面から見てほしいということです。
受験方法もさまざまです。
公立?私立?専門?就職?
一般受験、AO入試、一般推薦、指定校推薦、スポーツ推薦、一芸入試・・・
単願?併願?
どれも一長一短あります。
ここにとある人がいます👤
その人👤は数ある選択肢の中で大学受験においては指定校推薦を選びました。
理由は早くに決めて、好きなことをして遊びたかったから。
単純に俗人的な理由です。
なにせ進路が決まるか決まらないかの直前まで自身を磨き続ける周囲とはまるで別の世界の住人のようにノーストレスな残りの学生生活が魅力的だったのでしょう。
いや、ホント楽(ラクであり、楽しい)。
しかし、その代償が大きいことは後々になって分かります。
楽した分だけ後になって苦労することになりました。
同級生からは男女問わず言われました。
「なんで、〇〇(その人👤)君は、そこに行くんだい?もったいない」と。
予備校などが作る大学のランクで言えば、2ランク、3ランクは下のところでした。
正直、当時はどこの学校に行っても大して変わらんだろと興味も関心もなく、
世間知らずもいいところの無知の極みで大人の言うことも聞かないマヌケでした。
この歌の歌詞は大人になった後に自分を振り返ったら、何か気づけるものがあります。
さて、とある人は選んだ指定校推薦は、
「この学校の学生のこの成績なら受験がなくても十分合格できるだろうし、きっと就職やその先の進学もうまくいくであろう」という大学側、高校側の双方の思惑が一致した結果です。
大学側は良質な学生を確保でき、かつ授業料も得られる(私立大学は利益を出さないと・・・)。
高校側は現役合格者を少しでも多く出せば、中学生からの選択肢としての魅力が高まる。
さて当の学生(つまりその人👤)はというと、楽に残りの学生生活を過ごせますから、
一気に伸び代を伸ばす事をサボります。
進学後も全くもって大学の授業にはついていけますし、成績(単位)も難なく優か悪くて良です。
なにせランクを大幅に下げましたから。
大学の授業のレベルが簡単すぎて退屈なのです。
人間そうなってくると、本当に努力しなくなりますね。
こんな表現があります。
「今のあなたは、あなたの周囲五人の平均値だ」と。
つまりことわざで言えば、「朱に交われば赤くなる」というアレです。
良くも悪くも人間は環境に流される弱い生き物なのです。
何が言いたいか?
最後の最後まで自分を磨きつづけて、高め続けることが今後の伸び代になる、ということ。
それができているのであれば、どこの学校でも必ずあなたを伸ばしてくれるだろうし、
そもそも学校に頼らずとも、自己管理ができる大人になれるでしょう。
あと2、3ヶ月、
そのとある人👤にみたいになるなという反面教師の話でした。
最後に以前記事にした
「今年の受験生へ」もよかったら、息抜きに読んでみてください。
みんな周囲は応援しています。