油面交差点と目黒通りのバスレーン
油面(あぶらめん)交差点は目黒通りの元競馬場交差点の隣にある交差点。
一応、細めの道路で油面通りというのがあり、
それと目黒通りが交わる交差点が油面交差点。
住所的にはもう存在していない地名だが、バス停や通り、小学校にはまだ名前が残っている。
油面を「あぶらめん」とすんなり読める人は少なかろう。
現代の人なら「あぶらめん」と言えば、油そばを想起するかもしれない。
油
油
油
この漢字はシンプル過ぎて何度も見ているとゲシュタルト崩壊してくる。
この油面、変わった名前だが、由来は昔この一帯に花の花畑が広がっていて、
そこで採れる菜の花油が祐天寺や増上寺の松明・灯篭の燃料に使われたそうだ。
その代わり税金を免除してもらっていたらしい。
油の畑で油面なのか、油による免税で油免なのかは諸説あるようで。
さてさて油面交差点の交通事情だが、
朝と夕方のバス専用レーンに気をつけたい。
碑文谷交差点の記事でも書いたが、目黒通りを走っている東急バスは
この路線に対する熱を感じる。
東急バスの社員を歩道に置いて、旗を持って、バス専用レーンをアピールするくらいだ。
碑文谷交差点の記事についてはこちらをどうぞ。
唯一、碑文谷交差点付近と油面交差点付近でバス専用レーンにおいて異なる点が一つある。
それは碑文谷交差点付近は朝の7時から9時半までがバス専用レーン、
一方で油面交差点付近は朝の7時から9時半のバス専用だけでなく、
夕方の16時から19時までも第一通行帯がバス専用レーンになる。
大抵の道路は朝は上り方向、夕方は下り方向をバス専用レーンに設定するのだが、
夕方で上り方向で第一通行帯をバス専用レーンにするのは珍しい。
珍しい=あまり周知されていない=違反車が多くなりがち
厳密には目黒郵便局近くの東急バス清水車庫から目黒駅方向に向かってからが、
夕方の帰省も追加される箇所になる。
と言ったところで今日はおしまい。
複雑怪奇な東京での道路事情をいなす路線バスの運転手。
脱帽である。
(朝は特にすり抜けの2輪車の多いこと、多いこと)
おつかれさまです。
せめてバスが出発しそうで右ウインカーを出したら(出しそうだったら)
早めに合図を出してバスの広報で待機する心の余裕をみんな持ちたいものだ。
日本では路線バスに対するクレームが多い。
しかも理不尽なものばかり。
感謝の気持ちはないのかね?と思わずにはいられない。
せめてバス会社の内勤の方はドライバーを守ってやってほしいと願うばかりである。