見出し画像

田安門交差点と田中角栄(噂)とドラクエ

田安門交差点は内堀通りと早稲田通り(起点)が交わる交差点で、靖国神社の東端にあたる。
日本武道館も間近にあり、卒業式、入学式のシーズンはフレッシュな雰囲気に包まれる清々しいエリアだ。

この田安門から北に向かう早稲田通りは神楽坂にまず差し掛かる。

神楽坂通りは、時間によって、一方通行の方向が入れ替わる稀な道。
正確には神楽坂に入るもっと手前、
早稲田通りの途中から時間による変則的な一方通行になる。
一応この記事内では、この変則的な部分を「神楽坂」としておく。
初めて来た人は驚くに違いない。

神楽坂のルール
0:00から12:00までは内堀通りに向かう方向専用の道路
12:00から13:00までは歩行者天国
13:00から23:59までは内堀通りから神楽坂方面に向かう方向専用道路。

このルールは結構面倒くさいのだが、なぜこんなことになったのか。

それは目白通りに住んでいた田中角栄が国会に通うための道路だったから
というまことしやかな「噂」がある。
田中角栄が住んでいたのは目白通り沿いにある、現在の目白台公園、文京区関口にも近い。
警察に聞いても交通安全の事情からとしか回答してくれないようで。
確かにここから国会までのルートでは神楽坂を通るのも合理的ではあるのだが。

赤は午前の一方通行、青は午後の一方通行

話は田安門交差点に戻そう。
交通において注意する点は九段下から坂を登ってきた際の右折で田安門交差点を曲がる場合だ。

九段下から九段坂上に向かって坂を登っている途中

方向を示す青看板もなければ、専用の右折レーンもない。
第三者線は直進と右折の兼用レーンだ。
右折の矢印信号もない。
唯一の救いは時差式信号になっているということ。

どちらにしても前方をよく見て、
自分が直進で右折車が前にいると進行が滞留する。
右折車を避けるために第二通行帯に移ってくる車両に注意してほしい。

最後に靖国神社の豆知識を一つ。

「国歌である君が代にでてくる【さざれ石】は
靖国神社の東の方にある」

まるでドラクエのとある村の村人Aのつぶやきのようだ。

いいなと思ったら応援しよう!