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世界の交通事故のデータ(2020年)とソフト面 『交差点インターナショナル』
世界の交通死亡事故のデータを調べてみました。
2020年のデータです。
調べた先は↓
このサイトはWHO、UNESCO、アメリカのCDC、世界銀行などからデータを引っ張ってきている。
地図上で、赤や緑は交通死亡事故率の高いところ。
ヨーロッパ、オーストラリア、日本、カナダといったいわゆる「先進国」は
相対的に死亡事故率は低い。
その一方で、アフリカ・中東は死亡事故率が高い。
数字の見方だが、
例えば上から2番目のジンバブエの63.5は
人口10万人あたりの交通死亡者の数。
ジンバブエは10万人あたり、63.5人が死亡事故の被害者になっている。
他の国の例では
マレーシア22.76
メキシコ12.86
モンゴル21.5
北朝鮮22.21
フィリピン13.42
ロシア11.23
韓国5.76
米国11.1
トルコ6.52
イギリス2.81
オーストラリア4.46
バングラデシュ16.74
ドイツ2.98
フランス4.6
ブラジル15.08
カナダ4.58
インド16.3
そして日本は2.21
かなり低いので世界的には極めて交通死亡事故者の数は少ない。
このように見ると、
アフリカ諸国が如何に交通死亡者が多いかが分かる。
理由は何だろうか?
ここからは持論なのだが、道路環境(看板が整備されてない、道路)の悪さもさることながら、
交通の教育が行き届いていないのではないか思う。
4輪、2輪、歩行者、重機、3輪など同じ道路を異なる属性の交通参加者が混在するのはどこの国でもある程度同じだが、それぞれの主人公が交通事故の重さに思いが至っていないのではないか。
ソフト面について考えてみたい。
(あくまで個人的な意見です)
信号無視は当たり前。
周囲に他の車や歩行者がいなければ、赤でも渡ってしまえ!
むしろ生真面目に青信号になるまで待っている方が馬鹿らしい、
そんなニュアンスを感じることさえある。
怪我をするかしないかは自己責任、そんな風潮さえある。
道幅の大きい、例えば、片側4車線、双方向で合計8車線あるような道路でも、
タイミングを見計らって、文字通り命がけで横断する。
これは交通に関する教育の不十分が原因だと思う。
交通参加者全員の交通リテラシーが向上していかないと
事故は減らない、すなわち交通死亡者も減らない。
交通安全について、どの程度教育の計画はあるのだろうか?
理論的に統計的に体系的に学ぶる機会はあるのだろうか?
意識の高い人が自分の意思で参加するものではなく、
あまねく啓発する機会はあるのだろうか。
渋滞中のクラクションのオーケストラは
誰が誰に向けてのクラクションがわからないので、全く無意味。
クラクションの使い方ルールもあるのか?あっても実効性がないのか?
とにかく我先に、とにかく隙間を詰めて、
対向車が来ても譲らないチキンレースのような狭い道。
このマインドの理由で、事故が絶えない。
山道などで頻繁に車が崖から落ちているを見かけるが、
珍しいことではないのだろう。
いずれにしても交通リテラシーの向上の重要性に国が本腰を入れないと
改善していかないだろう。
次回の記事でハード面について考えていこう思う。
そしてこれを機に、
交差点インターナショナルというマガジンを設定しました。
それではまた。