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『交差点インターナショナル』ネパール🇳🇵・カトマンズ
世界の交差点や道路をGoogleで観察するシリーズ
「交差点インターナショナル』。
今回はネパールの首都カトマンズ。
10万人当たりの交通死亡事故者数は20.65人(2020年のデータ)。
ランキングはワースト72位。
出展は
worldlifeexpectancy
おそらく初ネパールの人は大方の人が行くであろうダルバール広場の近くのラウンドアバウトを見てみる。
まず気に入ったのがガードレールのデザイン。
素敵です。
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ここでいきなりクイズです。
Q.このネパールのガードレールのデザイン、何をモチーフにしているでしょうか?
解答は記事の最後に。
それではネパールのラウンドアバウト周辺を見てみよう。
まずこれ。
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自動2輪の数がたくさんいて、かなりごった返している。
自動2輪の二人乗りの人が見えるが、ライダーはヘルメットを100%着用している。
その一方で、二人乗りの後ろに乗っている方は、ヘルメット無し。
調べてみたら、法律上はバイクの運転手はもちろん、全員着用しなければいけない。
のだが、送迎地に到着し、後ろの人を下ろした後、
ヘルメットを持って帰るのがめんどくさいという声がたくさんあがり、
事実上は2人目、3人目(!)はヘルメット着用が免除になっている。
なぜ?
危ないと思いますけどね。
安全よりめんどくささが勝ってしまったか。。。
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お次はラウンドアバウト。
これは日本には限られた数しかないが、
ネパールはイギリスの植民地であったとこともあり、左側通行でラウンドアバウトは時計回り。
信号は無く、くるくる進行している車両を優先にして、間にぬっと入っていく。
写真を見ると交差点の中央のアイランドに交通警察官がいて、取り締まりをしている。
ちなみに歩行者は横断歩道を渡ってはいるが、歩行者用の信号が見当たらなかった。
それではクイズの回答にいきましょう。
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このガードレールのデザインモチーフはネパールの生き神様
「クマリ」の額にある第3の目のようなものです。
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これを安全のためのガードレールに採用するセンス、素晴らしいです。
ネパールの象徴でもあり、第3の目で見ているぞ!という注意喚起の意味もありそうです。
少しでも世の中の交通安全が普及しますように。