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蛎殻町交差点と日本橋の未来

蛎殻町(かきがらちょう)交差点は平成通りの北東端で、
そこで新大橋通りと合流する。

蛎殻町の名前の由来は諸説あるが、自分が思う信憑性の高い説は
近くに小網町(こあみちょう)もあるように埋め立てが進む前、海産物の加工が盛んだった場所。そこで牡蠣の殻もあっただろうから、それが由来しているのではないか?

ちなみに「牡蠣」も「蛎」もどちらもオイスターのカキ。
牡蠣は漢字検定準1級だが、問題では音読みで書きなさいとか言われて、
「かき」と書いてペケを喰らう。

音読みでは「ぼれい」と読む。

話が逸れた。

蛎殻町交差点から平成通りを南西に進むと、首都高の高架を潜って、
東京証券取引所が右手に見えてくる。

東京証券取引所は見学ができるので金融教育・学習もデスクや本だけでなく、
実際の取引現場である証券取引所を見ると肌感覚で世の経済を知れるはずだ。

団体でなければ、予約が要らないのもフレンドリーで素敵。

東京証券取引所からさらに平成通りの歩を進めると、
兜町交差点にKABUTO ONEという施設がある。

自分は中には入ったことはないが、外からでもガラス張りなので
中を窺い知れる。
未来の司令センターみたいな液晶の物体が宙にあり、結構かっこいい。


さて交差点を観察してみよう。

この蛎殻町交差点は5叉路になっていてメインは新大橋通り。
でも平成通りも次点のメイン通りなので、信号の時間配分も悪くない。

日本橋方向に進むと金座通りと合流しその先は昭和通り。
とうかん堀通り写真の右下から中央に向かって進み、蛎殻町交差点に差し当たる。ちなみに一方通行(一番信号が短い)。
写真には載っていないが、この写真の下の方に行くと首都高の箱崎入り口がある。

箱崎ジャンクションは初心者には魔物だ。
限られたスペースで入り口も出口も3つずつあり、6号線と9号線も絡み合うので、
複雑怪奇になるのは必至。

これを設計した人の心境はいかほどか。

以前の記事で箱崎ジャンクションに少し触れたので、よかったらどうぞ。

蛎殻町や小網町、兜町など、首都高江戸橋ジャンクション付近は
きっと完成予定の2040年度にはもっと明るくなっている。
空中にある首都高が地中化されるからだ。

東京を代表する橋「日本橋」が首都高の下に隠れて影になっているのは
心情的に寂しい。
高速道路が地下化されれば、江戸時代に時は戻り、
明るい日本橋として再び日の目を浴びることだろう。

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