FM PiPi たじみふるさとWalker [ 4 ]

[ 2020.04.14放送 ]第二週 2/2 - Powered by Vrew
キャリアの紹介 ②

「本日のゲストは、東海クロスメディア株式会社 代表取締役 公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ総括プロデューサー 三輪知生さんです。後半もよろしくお願い致します。」

「お願いします。」

「さてさて、FM pipiの事務局長が、三輪さんに「き」業展で、ご挨拶に伺ったというお話を聞かせて戴いたんですけれども、「き」業展に、三輪さんがいらっしゃる理由というのが。」

「ず〜っと前から、当時はよろず支援拠点の頃は講演会をやらせて戴いたりとか、あと、新しい企画として、ブースコンテストをやりたいってことを、市役所さんが言い出した時に、コンテストだけやっても、結果でしか過ぎないから、その見せ方なんかをちゃんと研修会やりましょうって組み立てて、講座をやって。というのは、当時、よろず支援拠点のチーフの頃ね。プレゼンテーションの仕方、見せ方、展示会の対応の仕方っていう講座をやりました。それを踏まえて、「き」業展のブースコンテストというのをやって、それの審査員をやってたんですね。それが一番初めの「き」業展との関わりで「き」業展には、よろず支援拠点としてのブースも置かせてもらってたりしました。そんな流れがずっとあって、改めて「き」業展のブースコンテストの審査員をもう一度復活してやって、一年抜けていたんですけれどもね。やってという依頼を受けて、改めて再登場したんです。それが「き」業展への改めての関わりになって。ゴルフコンペとかにも参加していたりして、それでご挨拶戴いた、っていう事です。」

「そうなんですね。「き」業展に、ブースで参加しているわけではないと思われたんですが、コンテストの審査員で。」

「これはもう、立ち上げた人でもあるんで、私は。当時、水野康次郎さんと僕でコンテスト立ち上げましたけれども、その経緯があって、改めて依頼されて出直してきた。」

「このブースコンテストというのは、一体何が基準になって、その良し悪しを判断するんですか?」

「いくつかありますよ。それは、展示物のレイアウトもそうですし、はい。それだけ優れても、ダメなんですね。接客応対、どんな会話をしているかとか、どんなパフォーマンスをしているかとか、そういったことを、判断します。5つくらい項目がありますけれどもね。」

「じゃあ、普段の店舗さんなら店舗さん、企業さんなら企業さんのその取り組みとはまた別に、「き」業展での取り組みをコンテストされるという。」

「そうですね。ただ出てくるだけではダメよっていうことで、いろいろちゃんと頑張って見せる情報発信のスキルっていうのは、非常に重要になってきます。良い物だ、良い物だっていくら言ってもですね、それを判断するのは、お客さんです。そういう意味では、「き」業展に来るお客様に対してどれだけ的確な情報を発信できるかっていうことを、ちゃんと質として問おうということが、その企画の意図で、「き」業展ブースコンテストっていうのは始まったんですね。」

「なるほど、確かに改めて言われてみれば、当然そこに来て初めてその企業さんの名前を知るという方もたくさんいらっしゃるわけですよね。その時のアピール力というのは重要ですよね。」

「興味関心を引いてもらうために何をしなきゃいけないか。今回ですと、評価高かったのは、左官業をやっている人がパフォーマンスを見事に見せて、これはかっこいいってことで、表彰しました。」

「それは「き」業展の現場で、左官のテクニックを披露されたんですか?すごいかっこいいですね。」

「そうなんです。」

「「き」業展のブースコンテストの審査員、そして、セミナーなども開催されていたということで。」

「そうです。かつてずっと、私自身が事例の紹介とか、商品開発とか、新しい事業の進め方っていうようなのことを何度か、講演でお話をさせて戴いたりもしましたね。ですから、「き」業展には長年関わって、裏方としてね。実行委員さんが、若手の経営者やっていますけれども、そのアドバイザーみたいなような役割として入っていたりしましたね。」

「実際に企業さんに対して、こういった「き」業展のようなところでは、こういう取り組みをした方がいいこういうパフォーマンスをした方がいいってアドバイスされることもあるんですか?」

「そのワークショップを立ち上げました。コンテストと合わせてね。」

「はい。」

「いきなり評価だけしても、どうしていいのか、実際わからないですから見せ方を、外部の講師、展示会出展なんかのかつて広告代理店にいたような専門家を呼んできて、合わせて講座に組み込んでやったりしましたね。」

「じゃあ、もう右も左も分からない中で、いきなり評価されるということではなくて。」

「準備で、全員参加していませんけれども、志ある人は、そういうのを受けてブースコンテストで、優勝を取りに行くって志を高めるということで、レベルアップをする。どうしても行政がやると、数呼んできて、こんだけ出店して、こんだけ人が来ましたで終わっちゃうんですけれども、多治見市さんは、結構優れているところがあってそういった所に、ちゃんと時間と予算を掛けてやるっていうことを取り組んでおられますね。」

「何か褒めて戴いて、すごく嬉しいです。光栄です。ありがとうございます。三輪さんは他にも、先ほどちょっとお言葉が出まして、ビジネスプランコンテストにも関わっていらっしゃるとお聞きしましたが。」

「そうです。コンテストは今年からですけれど。私自身が産業振興をやっていて、今まちづくりなんかの地方創生にも関わっているのでそういうことを両方わかる審査員が欲しいって言われまして、これは、市役所さんとは長らくの関係があるのでお声掛けがあってビジネスプランコンテストに、今回は審査委員長としてですね、参加をしました。」

「今年からとおっしゃいましたよね?」

「そうです。ビジネスプランコンテストは、去年からありますけれども、一人審査員が入れ替わったということですね。」

「それで審査委員長ですか。」

「はい。」

「いろいろ国の仕事で、地方創生とかやっているので。というのと、ここからちょっと、あんまり大きな声では言えないことですけれども、地元の経営者さんたちは、それぞれ後押ししたい人って、いるじゃないですか。」

「仲良しの方がね。」

「その綱引きが行われたわけです。実際、審査委員会の中の審査の段階では。そういう意味では、私は中立な立場で臨めるじゃないですか。基本的に誰が取っても、利害関係っていうのが、そもそもない。ただ、経営者さんは後押ししてる。それはあっていいんですよ、もちろん。」

「はい。」

「そのPRも含めて聞き受けて、でも、こういう人が取らなきゃいけないですよってことだとか、あとは、まだ始まって間もないので、このビジネスプランコンテストも。基準は、書面上はありますけれども、実際に陥りがちなのが、ビジネスプランコンテストと言っているのに、夢物語いわゆるドリームプランぶつけてくる人がいるわけです。ドリームプランコンテストだったら、いかにバラ色かっていうことで表彰すればいいんですけれども、多治見市の場合は、賞金が、何と、三桁ですよ!三百万円、二百万円。これは、ちゃんとですね、ビジネスプランが組み立てられている人に与えないと、駄目でしょう。というなことは、バッサリ言いました。それを、ちょっと視点として、ジャッジをしなきゃいけませんよ。私が全部、ああせぇ、こうせぇって言ったわけではないんですけれども、皆さん審査員の中の意見も伺いながら、合意のもとで、一位、二位、奨励賞っていうのを作ったんですけれども。やっぱり、中立公平公正な立場の人が必要だったってことでしょうね。これ僕がやりますって、言ったわけじゃなくって市役所さんから、そういうご依頼、天の声があってですね。忠実な下僕としてやらせて戴いわけですよ。」

「ドリームプランではない、ということなんですけれども、実際に受賞された方というのは、もう綿密なきちんと、ビジネスとして進めていくためのプランを、細かくきちんと提示された方々ということでしょうか。」

「そうですね。」

「ただ、書面上の事業計画とか、こういう数字は作れちゃうんです。実際に、特に街のにぎわい。それは行列が作れる店ですか。そういうのは的確に、実績としても示されたので、イリゼさんが取ったわけですけれども、そこなんですよね。実態として、どうなっているか。行政の手続き申請は、結構書面が揃っていれば、通してしまう。補助金とか、いろいろあります。でもそれは、専門家というか、もう事業者が見れば、一発で分かるんです。これは、ちょっと作った数字だとか。質問するまでもなく。で、質問してそこでボロが出ると、あぁ、ハイそうですね。ってことになるんです。それは、やはりドリーム。ドリームを否定してるわけじゃないですよ。これは、「現実の壁」っていうのがあってですね。これをちゃんと乗り越えて妄想は、構想に変えないと、計画に落とし込めないんです。妄想のままでは、素敵な話。これ自己啓発セミナーだったら、それでもいいんです。行政が行って、賞金を投資資金として投入してもらうわけですから。っていうところでの、いわゆるビジネスプランコンテストですよと。品格ですね。これをちょっと、言い続けられればなって。私が審査委員長になった以上は心掛けたところですね。」

「はい。新聞でも発表ありましたけれどもね。今後、どういった展開を見せてくれるのか。受賞者の方々の活動が気になるところです。そして、多治見のイノベーション大賞の審査員も。」

「これはもう、三年目になりますけれども、これは商工会議所さんですね。多治見商工会議所さんが、かねてからやっていらっしゃって。多治見で従来、陶磁器の街、陶磁器産業を否定しているわけではないですけれども、陶磁器産業の事業者さんでも、新たな取り組み、業態転換をしたとか客層を変えたとか、新商品を開発したとかいうことで、イノベーションを起こしているという事業者さんを表彰しましょうっていうことで、審査を行っている賞があるんですけれども、会議所さん主催の事業として、もう長年行われていることですね。これも審査員の依頼を受けて、継続してやっています。」

「やっぱりこちらも、公平な立場から色々なことを見ながら、審査ができるという。」

「そうですね。これ、多治見の会議所さんと笠原商工会さんと来られます。それで審査員の方、事業者さんで地元から推薦した企業さんを取らせたいです。これは別に、間違っていないですよ。そこの中での、やはり喧々諤々とね、先ほどのビジネスプランコンテストもイノベーション大賞の審査も、結構喧々諤々と意見が飛ぶんです。私は、イノベーション大賞は審査委員長ではないんですけれどもそんな中で、まぁ、ある意味冷静にね、それはこういうことではありませんか?ってなことをね、ご意見番。皆さん大先輩の年齢の方ばっかりですけれど、そういうことを、役割として担っています。」

「お住まいは名古屋ということでしたけれども、三輪さん、本当に多治見にお仕事というよりは街づくりに深く関わっていらっしゃる、という印象でまた来週、再来週とお話を聞かせて戴くのを、楽しみにしております。お話を聞かせて戴きましたのは、東海クロスメディア株式会社 代表取締役 公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ 統括プロデューサー 三輪知生さんでした。どうもありがとうございました。」

「ありがとうございました。」

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