三輪知生/Tomoo Miwa

(公財)日本生産性本部認定経営コンサルタントとして経営コンサルティング、中小企業庁岐阜県よろず支援拠点チーフコーディネーターなどの役職で中小企業・小規模事業者支援に従事。現在は、日本生産性本部地方創生カレッジ総括プロデューサーとして、国が進める地方創生の担い手育成に携わっている。

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岐阜県内3市の挑戦 - 生産性新聞

地域発!現場検証シリーズ[SDGs・サーキュラーエコノミー]岐阜県内3市の挑戦東海クロスメディア 代表取締役 三輪知生 生産性新聞2022年6月15日掲載  国は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革を推進している。一方で、地方自治体には地域の実情を正確に把握して課題を的確に認識する洞察力と、適切な解決策を策定して迅速に対処していく実行力の涵養が求められる。VUCA(Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguity)の時代と言われる

    • 検証 岐阜県の産業史 - 生産性新聞

      地域発!現場検証シリーズ[100年企業] 検証 岐阜県の産業史 東海クロスメディア 代表取締役 三輪知生 生産性新聞2022年4月25日掲載 1.岐阜県の地理的条件-内陸県の情景・景観 岐阜県は内陸県であるが、飛騨エリアで北へ流れる宮川、美濃エリアで南へ流れる木曽川、長良川、揖斐川(木曽三川)と、水量豊かな川の水資源に恵まれている。川の流れは馬車や自動車用の道路、鉄道用の線路が整備されるまで物通経路として重要な役割を果たし、県産品を下流域に提供して地域の発展に貢献した。ま

      • 書籍「岐阜発 イノベーション前夜」(生産性出版)執筆を通して考えたこと[2/2]

        日本生産性本部 茗谷倶楽部会報 第78号(2020.12発刊)寄稿文 2/2 執筆を進めるにあたって考えたこと そこで改めて、情景の豊かな描写による表現力ではなく、文章構成力で読者に訴求しようと考えました。参考としたのは、映画のシナリオなどで多用されている、物語(ストーリー性)のパラグラフです。それは「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)」と呼ばれる段落構成で、的確にパターン化されたステップを踏み進めることで次第に読み手は引き込まれ、主役に感情移入して、共に艱難辛苦を乗り越え

        • 書籍「岐阜発 イノベーション前夜」(生産性出版)執筆を通して考えたこと[1/2]

          日本生産性本部 茗谷倶楽部会報 第78号(2020.12発刊)寄稿文 1/2 情報発信の重要性について考える 私が経営コンサルタント塾(2期)を修了したのは、2005年3月のことです。その後、経営コンサルタントとして積み重ねてきたキャリアにつきましては、茗谷倶楽部会報第76号「私のキャリアと事業のコンサルティングレビュー」をご参照ください。そしてこの度、本年2月28日に生産性出版より「岐阜発 イノベーション前夜-小さな会社を『収益体質に変える』事業のつくり方」(364頁/税

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          FM PiPi たじみふるさとWalker [ 8 ]

          [ 2020.04.28放送 ]第四週 2/2 - Powered by Vrew 書籍の紹介② たじみふるさとWalker 「本日は、東海クロスメディア株式会社 代表取締役 公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ総括プロデューサー 三輪知生さんにお話を伺っております。さぁ、今回はですね、三輪さんが書かれた「岐阜発 イノベーション前夜」という本についてご紹介戴いております。前半は、イノベーションという言葉について。そして、実際にこのイノベーションに取り組む際の「三つの壁」についてお話し戴きましたが、では、具体的にじゃあ、イノベーション。つまり新しくいろいろ変えていきたい、と思った時にどうすればいいのか、ということがこの本には書かれているのでしょうか?」 「そうですね。イノベーションの意味自体も、お話したように、認識を直さないといけない。ということなんですけれども。そもそもそういう意味ではですね、日頃から考えている前提条件から、大きな転換を図っていく必要があります。」 「はい。」 「それには、発想を変えなければいけないんですけれども、発想を転換しろと言ってもどうしていいか、分からないですよね。そこには、四つのステップがあります。四つの発想の転換があります。一つ目はですね、「柔軟な発想」をする、ということです。「これじゃないと…」と。よくあるのが、俺の作ったラーメンが食えねぇ奴は、客じゃねぇ。みたいな。」 「はい。」 「それはありえないんですよ今時。そういう意味では、「柔軟な発想」をする必要がある。こうは思ったけれども、例えば、多治見でやるならこういう味が求められているな、という発想をしなければいけないということですね。」 「はい。」 「「柔軟な発想」が必要です。もう一つは、「逆転の発想」というのが大事です。」 「はい。」 「今時は、結構いろいろピンチに立たされたりすることがありますね。いろいろな脅威が訪れて。そういう時に、あぁ〜ダメだ、ダメだと考えていても、誰も助けてくれないのです。白馬に乗った王子様なんていうのはね、いないんですよ。世の中には。私は一応、白い車に乗っいてますけれどもね、」 「はい。」 「白馬ではないですね。そういう意味では、「逆転の発想」。ピンチを、これこそがチャンスだと思えるかどうか、ということですね。この「逆転の発想」は、二つ目に大事なことです。そして、さらには「突き抜ける発想」。皆、横並びで同じことをやるように教育では教えられて。」 「はい。」 「出た釘は打たれる、みたいな。そうではないんです。今時は、「突き抜ける発想」をすることで、道が拓かれる。技術的に優れているかどうかではないですよね、それは。「たった一つの掃除機」これが突き抜けている訳です。」 「はい。」 「そう言っているの。言うことは大事、情報発信。そして、もう一つは、然は然れど、「原点回帰」も大事。今まで何をやってきたか、とか。でもそれで、(危機に)突き当たった場合に、でも何ができるか。例えばリーマンショックの時に、苦境に立たされた部品のメーカーさんが、プラスチックを加工していたんだけれども、納め先が仕事がない。どうしたかというと、従業員さんは何ができるかと。趣味も含めて、何ができるかと洗い出して。ある機械の操作をするオペレーターのお兄ちゃんが僕は習字を、何か初めは嫌々だけれども習っていたら、師範の免状まで取っちゃったという人が現れて。では、それで何か商売をしようと考えたら、今は結婚式場のウェルカムボード、サンクスボードといろいろありますけれども、そういった物が商品に。側はプラスチックですよね。書が魂を入れるのですけれども。それも従業員さんだから、有名な書家に書いてもらうのではなくて、従業員の給料で書ける訳です。師範の免状を持ってるから立派なの。それが受けてですね、そうやってプラスチックの部品加工屋さんが、自社の商品として、ウェルカムボード。結婚式、ブライダル市場にメーカーとして参入できた。そんな企業さんがあるんですけれども。そういうのが「突き抜ける発想」もそうだけれども、そもそも何ができるのか、従業員を見直してみる、能力を。というのが大事。それをせずに、どこかの真似をして突拍子のないことをやって、設備もないしノウハウもないから、お金も掛かるし時間も掛かるでしょ。そういう意味では、そういった四つの「発想の転換」を踏まえて新しい事業に乗り出しましょう。イノベーションを起こしましょう。ということをず〜っと、これは私自身、本で初めて書いた訳ではなくて。ず〜っと、そういうこと相談に来る人たちと対話をしながら、新しい取り組みを支援してきた。そのまぁ、8年間、岐阜県でやってきた産業振興と、地方創生で接した事業者さんを10の事例をまとめて、紹介しているのが、この本です。」 「はい。10の事例、岐阜県内のいろいろな事業者さんを紹介されているということですが、例えばどういった方がこの本の中で紹介されているのですか?」 「そうですね。地方創生という取り組みでは二つの企業さんですけれども、多治見はですね、実はですね、多治見まちづくり会社。これ商店街ね、ながせ商店街の復興振興をやっているんですけれども。」 「はい。」 「ここの小口ジェネラルマネージャーを紹介しています。」 「はい。そうなんですね!」 「彼の苦労は、ず〜っと見ていてですね、当時は、私は産業振興の方が主ったので、頑張れ頑張れって言っていただけですけれども、今、地方創生になって、同じ一緒に問題を認識して、考えているんですけれども。そんな中では、彼の苦労と努力をちょっと報いるためにも、紹介として。この本は全国で売られていますから、そういった情報発信をもとに、いろいろな人に多治見に、そして、ながせ商店街に来て欲しい。という思いで、紹介しています。」 「ありがとうございます。ちなみに多治見のながせ商店街、まちづくり株式会社さんも関わっていらっしゃる、東文堂ひらく本屋さんという本屋さんがありますので、多分そちらの方で購入が可能に、なるかな?」 「そうですね。社長には、お願いしたところですよ。もう列んでいると思います。」 「はい。是非皆さん、こちらの方も足をお運び下さいませ。小口さんには、FM pipiも大変お世話になっておりまして。多治見まちづくりさん一緒に頑張っていらっしゃるけれども、そういった取り組みも、三輪さんはずっとご覧になっていらっしゃったということなんですね。」 「そうです。それで、今回はひらく本屋さんを、どうしてあそこで開いたのか、という経緯を中心に、」 「あら。」 「書いているので。」 「はい。」 「それは本は扱ってもらっているんですよね。あそこのイベントもね、ちょっと考えています。実は。」 「あっ、そうなんですね。」 「紹介しているし。そういった取り組みでやはり我々としても、地方創生の考えで彼らの取り組みはバックアップしたいので。あそこに人を集めて、本も売れて街が賑わえばいいなぁ、ということを考えています。」 「はい。ありがとうございます。他にも、たくさん岐阜県内の事例、いくつか挙げて戴いていいですか?」 「そうですね。地方創生、まちづくりという意味では、岐阜市で「観光DMO」。観光DMOというのは「観光まちづくり会社」と日本語で訳すのですけれども。」 「はい。」 「いろいろな優れたコンテンツ、長良川とか、金華山とか、また、歴史的な背景、明智光秀、織田信長もそうですけれども、そういったものでお客さんを呼び込みたいと取り組んでいる、NPO法人ORGANという所があるんですけれども、ここの蒲代表理事を取り上げていたりとかですね。この多治見界隈ですと、土岐市のですね、一山製陶所という陶磁器のメーカーさん。こちらの商品開発を私も関わっていまして、プロモーションの部分で。その紹介ですね。陶磁器メーカーさんというのは、メーカーさんという事を、名前は付きますけれども基本的には、商社さんの下請的な存在であるのが、産業構造上の実態なんですね。その中で、中国とか安い所からの輸入品に押されて、だんだん売上が減ってくる中で自社の築いた技術を元に、自社商品を作って売りたい。これに対して、作ることはできるけれども、どうやって売ったらいいのか分からないということに対して、そこでイノベーションをどう起こすのかということを、一緒に苦労して考えて、ホームページをオープンして、販売と同時に一年待ちですからね。これは大きなイノベーションなのです。そこには、技術的には、かつてから積み重ねたものと新たにコーティングの技術は開発しましたけれども。何といっても市場に浸透させるという部分が一番重要な要素として、その苦悩の歴史を紐解いて。普通、成功物語は格好いいことしか書かないじゃないですか。」 「そうですね。はい。」 「そうではなくて、苦労もあり、そんな汗と涙の中でこうして成功しましたよ、という話をストーリーで書いているんです全部。」 「はい。他にもですね、岐阜県内の様々な小さな会社を『収益体質に変える』そんな事業のつくり方、事例がご紹介されております。ひらく本屋さんに、きっと列ぶということで。」 「もう、列んでいると思いますよ。」 「是非とも皆さん、お手に取って戴ければと思います。今月のゲストは、東海クロスメディア株式会社 代表取締役公益財団法人日本生産性本部地方創生カレッジ総括プロデューサー三輪知生さんでした。どうもありがとうございました。」 「ありがとうございました。」

          FM PiPi たじみふるさとWalker [ 8 ]

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          FM PiPi たじみふるさとWalker [ 7 ]

          [ 2020.04.28放送 ]第四週 1/2 - Powered by Vrew 書籍の紹介 ① 多治見ふるさとWalker 「今月のゲストは、東海クロスメディア株式会社 代表取締役 公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ総括プロデューサー三輪知生さんです。今日もよろしくお願いいたします。」 「お願いします。」 「さて、三輪さんはこの度、本を出版されたという話をお聞きしましたが」 「はい、そうです。」 「タイトルをご紹介お願いします。」 「「岐阜発イノベーション前夜」というのがメインタイトルですね。」 「「岐阜発イノベーション前夜」大変、失礼な質問をさせて戴いていいでしょうか?イノベーション大賞の審査員をされている三輪さんですけれどもイノベーションというのは、具体的にどういった意味なのか教えて戴いてもよろしいですか?」 「そうですね。地方創生もそうですけれど、使われているけれども、その意味というのは、なかなか皆さん一般的過ぎて、…なんですが。従来ですね、イノベーションっていうのは特に日本では、「技術革新」って訳されてきたんですね。技術が新しくなって、目覚ましい進歩を遂げる、みたいな理解が一般的だったんですけれども、実は、それ自身がちょっと認識を改めなきゃいけない。そんな所から、実は本でも書いているんですけれども。技術に偏重した変化ではなくて、世の中に新しい価値を生み出して技術を生み出して、ではないです。新しい価値を生み出して、市場に普及すること。そこまで含めないといけないんですね。技術を革新するだけではイノベーションって言えないんです。そこの辺なんです。日本のメーカーさん特に、IT機器のメーカーさん、皆ドンドン、ドンドン経営が悪くなってきますけれどもイノベーションという意味では、とっても先進的な技術革新をやってきたわけです。」 「はい。」 「ただ、それはじゃあその会社は、どうなってきたか。ドンドン皆、合併しないととか、海外の組立工場の会社に買い取られるとかですね、実は、イノベーションをやってきたつもりが、一番後退してしまったっていう。そんな事例もあるように、」 「はい。」 「実は、技術革新ではない。そういう意味では、分かりやすい事例がありまして。」 「はい。」 「ダイソンの掃除機って皆さんね、メディアで聞いて、」 「はい。」 「結構、皆買いに走ったんですけれども、あそこの掃除機はですね、実は、技術的に言うと、サイクロン式って言ってすね、これ、従来からあった技術なんですよ。」 「はい。」 「だから技術革新ではない。でも、イノベーションとして認識されるのは、すごい売れましたよね。」 「はい。」 「そこなんです。それは何故、じゃあ売れたかっていうと、「吸引力が変わらないたった一つの掃除機」って言ったんです。」 「はい。キャッチコピーですね。」 「そう。「えっ、すごい!」って皆、思った。」 「はい?」 「おそらくね。そこが一番のポイントなんです。実は、あれはイギリスのメーカーですけれども、イギリスでは、その宣伝はやってはいけない。」 「あっ、そうなんですか?」 「そう。人を煽るから。「たった一つの掃除機」で」 「あ〜。」 「吸引力は変わらないんですよ。だけど、技術的には、実はサイクロン方式というのは昔からある。でも、日本のメーカーはあまり採用して来なかった。」 「はい。」 「何故か?吸引力が、高くないから。」 「あ〜。変わらないとは言ってても高いとは、言っていないんですね。」 「そうです。日本の従来の掃除機は吸引力が高いんです。」 「はい。」 「ウワーって吸うの。はい。でも、フィルターがあってゴミを溜める袋があるじゃないですか。詰まってくると、だんだん落ちてくる訳、吸引力。」 「はい。」 「実は、技術的なデータで見ると、サイクロン式はず〜っと変わらないけれど、ず〜っとその吸引力と比べて低いのね。」 「あ〜。」 「だから、吸引力としては低いけれど、フィルターもそういうバッグもないから、変わらないの。」 「はい。」 「だから、「たった一つの掃除機」って言った時に皆、飛びついたのね。」 「わ〜。」 「それがイノベーションなんですよ。だから、技術の革新は、」 「はい。」 「極端な話なくても市場に浸透させる。その代わりデザインが、とってもモダンで、今時の掃除をする女性がメインじゃないですか。男性もしますけれど好んで買うような、色使いとかデザインとかセンスに訴えて、市場に浸透した。これこそがイノベーションなんです。」 「は〜。」 「逆説的に言うと、必ずしも技術革新は要らない。」 「なるほど〜。」 「それが真のイノベーション。市場にどれだけ浸透するか、という所。そこが、そもそもまぁ、イノベーションという言葉を知らない、知っているではなくて。知っている人ですら陥っている、実は、迷路があるっていうのを、そこから書き出してるのが、この本なんです。で、「小さな会社を『収益体質に変える』事業のつくり方」っていうのがサブタイトルなんですけれども、企業が大企業でも中小企業でも、そういう様に技術偏重でどうしても陥りがちな罠、そういうものを脱却すれば誰にでも、イノベーションって起こるんですよ。でも、それには「三つの壁」があるっていうのが。」「また、「三つの壁」が…。」 「そうなんです。」 「出てきました。」 「はい。一体何なんでしょうか?」 「イノベーション、技術革新、まぁ技術もなくてはいけないですけれども、必ずしも、最新である必要はないんです。そういう意味では、あぁしたい、こうしたい、こうであったらいいなという「想い」が、まず必要ですね。妄想から始まるかもしれません。構想まで行くかもしれません。計画に立てるかもしれません。でも、実際は現実問題、それが実現できるかどうか。「現実の壁」というのが、一つあるんです。ここに突き当たって、イノベーションに限らず創業でも、新しい企業さんが創業したい私ラーメン屋やりたいのとか喫茶店がやりたいのと言っても、では、美味しい紅茶はどうやって仕入れるのとか、何席で喫茶店を作るのって言い出した瞬間に、え〜そんなこと言われてもって。でも現実って、そこじゃないですか。仕入れでどこの、まぁコーヒーだったらコーヒー豆紅茶だったら葉を入れるかっていうのもそうだし。いっぱいあるから、ではどういう差別化をして、やるかって。それ大事でしょ。そういうのが「現実の壁」にあるんです。それが一つ目。はい。二つ目が、そうは言っても、お金がなければ何もできない「資金の壁」が立ちはだかる訳です。こんな新しい技術開発、そもそも技術開発要らないのかもしれないけれども、しなきゃいけないし。先ほどの話、席数は、何席ないとダメとかいった場合には、先立つものが必要ですよね。「資金の壁」。これは二つ目の壁として、イノベーションとか、創業に必要な立ちはだかる壁ですね。そしてもう一つが、「市場の壁」です。自分がどれだけ拘ってお店を創っても、同じようなお店が前からあれば、「あ、こっちの方が美味しいわ」とかって、比べられるし。お客さんっていうのは、移り気だし。なかなか今時は何でも情報がインターネットで取れるから、いくら自分の思い入れが伝わっても飽きられちゃったりする。いわゆる「市場の壁」なんです。この「三つ壁」があって、どうしてもイノベーションとか創業というのは、うまくいかない現状があるって事なんですね。これを突き破っていかないといけない。じゃあどうしましょうという様に、この本は進めていきます。」 「はい。」 「読んでほしい。」 「はい、本日はですね、三輪さんの著書であります「岐阜発イノベーション前夜」という本の紹介をして戴いております。」

          FM PiPi たじみふるさとWalker [ 7 ]

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          岐阜県よろず支援拠点チーフコーディネーター(2014.04〜2018.03)

          岐阜県よろず支援拠点チーフコーディネーター(代表職)を務めていた際の紹介動画。企画・構成・シナリオ執筆を担当し、岐阜放送で制作・放送しました。

          岐阜県よろず支援拠点チーフコーディネーター(2014.04〜2018.03)

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          CASE 8 有限会社一山製陶所

          岐阜発 イノベーション前夜 -小さな会社を『収益体質に変える』事業のつくり方 ○第6章 製造業の小さなイノベーション CASE 8 有限会社一山製陶所(岐阜県土岐市)     無水調理鍋「セラキュート」 [ 岐阜放送 Turning Point 〜成功への分岐点〜 2015.01.30放送 ]

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          CASE 7 鈴木工業株式会社

          岐阜発 イノベーション前夜 -小さな会社を『収益体質に変える』事業のつくり方 ○第6章 製造業の小さなイノベーション CASE 7 鈴木工業株式会社(岐阜県中津川市)     ウォームテックスプーン [ 岐阜放送 Turning Point 〜成功への分岐点〜 2015.12.21放送 ]

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          CASE 6 家田紙工株式会社

          岐阜発 イノベーション前夜 -小さな会社を『収益体質に変える』事業のつくり方 ○第5章 卸売業の小さなイノベーション CASE 6 家田紙工株式会社(岐阜県岐阜市)     カミノシゴト [ 岐阜放送 Turning Point 〜成功への分岐点〜 2015.06.29放送 ]

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          CASE 5 合名会社山本佐太郎商店

          岐阜発 イノベーション前夜 -小さな会社を『収益体質に変える』事業のつくり方 ○第5章 卸売業の小さなイノベーション CASE 5 合名会社山本佐太郎商店(岐阜県岐阜市)     大地のかりんとう [ 岐阜放送 Turning Point 〜成功への分岐点〜 2015.11.26放送 ]

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          CASE 4 株式会社山本呉服店

          岐阜発 イノベーション前夜 -小さな会社を『収益体質に変える』事業のつくり方 ○第4章 小売業の小さなイノベーション CASE 4 株式会社山本呉服店(岐阜県揖斐郡揖斐川町)     店はお客様のためにある [ 岐阜放送 Turning Point 〜成功への分岐点〜 2016.04.25放送 ]

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          CASE 3 有限会社夢幸望

          岐阜発 イノベーション前夜 -小さな会社を『収益体質に変える』事業のつくり方 ○第4章 小売業の小さなイノベーション CASE 3 有限会社夢幸望(岐阜県美濃加茂市)     寝具店 夢幸望ハヤカワ [ 岐阜放送 Turning Point 〜成功への分岐点〜 2015.10.29放送 ]

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          CASE 2 中国風食事処 平安楽

          岐阜発 イノベーション前夜 -小さな会社を『収益体質に変える』事業のつくり方 ○第3章 飲食業の小さなイノベーション CASE 2 中国風食事処 平安楽(岐阜県高山市)     外国人観光客への「おもてなし」 [ 岐阜放送 Turning Point 〜成功への分岐点〜 2017.12.25放送 ]

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          CASE 1 株式会社Tri-win

          岐阜発 イノベーション前夜 -小さな会社を『収益体質に変える』事業のつくり方 ○第3章 飲食業の小さなイノベーション CASE 1 株式会社Tri-win(岐阜県高山市)     高山まちなか屋台村 でこなる横丁 [ 岐阜放送 Turning Point 〜成功への分岐点〜 2016.03.28放送 ]

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          FM PiPi たじみふるさとWalker [ 6 ]

          [ 2020.04.21放送 ]第三週 2/2 - Powered by Vrew 地方創生カレッジの紹介 ② たじみふるさとWalker 「お話を伺っておりますのは、東海クロスメディア株式会社 代表取締役 公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ総括プロデューサー 三輪知生さんです。後半も、よろしくお願いいたします。」 「お願いします。」 「さて前半、地方創生について度々登場した、このe-ラーニングという言葉なんですが、地方創生カレッジ、そしてe-ラーニング。これ一体どういうことなのか、改めて教えて戴いてよろしいですか?」 「はい。いろいろなノウハウが実は、もうたくさん蓄積されているんですね。地域、地域によって。ただ、そこに皆さん、視察に行きたがるんですけれども、それ行くのはいいんですけれども、時間もお金も掛かりますよね。それをもう、DVD、DVDじゃないですね。今e-ラーニングですから、クラウド上にデータとして蓄積して、いつでも見れるようにしてある訳です。その事例の垂れ流しだけではなくて、ちゃんと有識者が解説をします。それで、資料もダウンロードできます。そういった中で地域の、例えば街づくりとか商店街の活性化だとか、そういったノウハウを皆さんに、無料で学んでもらえるようにですね、これ実は、2016年から開講をしていてですね、今170以上の講座が実は、e-ラーニングとして公開されているんです。ただ、なかなか積極的に使われていないという現状もあって、その普及促進を図る。ただe-ラーニングをやっただけでは、地方創生なりませんから、具体的な担い手を生み出していく、というのが、今の私の仕事としての総括プロデューサーというのは、そういうことですね。」 「はい。地方創生カレッジというのは、つまりその、クラウド上にある学びの場としての機能ということなんですね。」 「そうですね。」 「e-ラーニングで170もの講座があるということなんですが、これは、もちろん地方創生に関わる様々なアプローチでの講座だと思うのですが、例えば、どういった方々のお話が聞けるんでしょうか。」 「有名どころですとね、大前健一さんとか、藻谷浩介さんとかですね、講演会を聞きに行くと、2〜3万円取られるような方々も、ノウハウを開示しています。これは結局、国の予算で講師謝金を払って、喋って戴いている訳ですね。昨年度、藻谷浩介さん多治見に来られてお話しされていましたけれども、もう、ほぼほぼ同じような内容をe-ラーニングで喋っている。」 「はい。」 「です。」 「はい。」 「だから為になる講座が、時間を作れればですよ、無料で学ぶことができます。」 「はい。」 「そういう講座なんです。」 「実際お話ししていらっしゃるのを、動画の形ですよね。」 「それで資料、結局講演会でもそうですね。パワーポイントの資料を見せながら演者さんが喋りますよね、それを収録してあるんですね。資料はダウンロードも出来る。出来ない人のやつもありますけれども、今時だと、画面をキャプチャすれば取れますから参考の資料は、手元にも置くことができます。」 「先ほどこれ、無料だというふうにおっしゃいましたけれども、我々はじゃあ、この無料でこういったものを見るためには、どうすればいいのですか?」 「そうですね。ホームページに行って戴いて、アカウントを作る必要がありますから、これはメールアドレスですね。実は、スマホでも対応できます。パソコンがなくても、スマホでも完結ができるんです。画面ちっちゃいんですけれど、スマホでも対応ができるようになっていまして、動画も見れます。通信料は掛かりますけれどもね。それはご負担戴くんですけれども、講座を一つひとつ受講するにあたってのお金は要りません。」 「ーつの講座がどうでしょう。一般的に考えて、大体一時間、二時間は掛かりますよね。」 「二時間もの、長いものだと四時間ものっていうのもありますけれども、一つひとつクラウド上にありますから、自分のアカウントから入って、途中で止めてもその記録をしておいてくれるので、続きはまた次の日とか、時間が空いた時にっていうふうにできるようになっている。これは便利ですね。」 「あぁ、なるほど。じゃあ途中で、ちょっと用事ができてしまった、あるいはそろそろ食事の時間だというふうに、中座したとしても、一般の講座のように、そこの部分聞けなかった、聞き逃したっていうことが、ないんですね。」 「ですから、それと例えば、商店街の活性化、復興といっても、非常に多面的な要素があります。手続き申請がどうだったとか、使える補助金がどうだったとか、商店主はどう考えていたとか、土地の権利をどうしたとか、多面的な要素。それらが複合的に、全て網羅して入っているので、欲しい所だけ見るってこともできるんですね。飛ばすこともできます。また、何度も受けることもできるしそういう意味では、今時の学び方なんですが、どうしてもパソコンと面と向かって勉強するってことは、我々の世代もそうですけれども、もう私も、慣れてきましたけれども、なかなか苦手ですよ。対面して受ける講座に慣れてきているので、みんな。でも、今時は会議もWEB上でって、色々な問題もあるんで。ありますけれども、そういったのに慣れている、若い子達は結構、ガン見して勉強したりする人たちもいますね。」 「はい。そこがまた、意識の一つ壁のクリアになるといいなと思いますが。」 「そうですね。」 「でもですね、先ほど三輪さんがあげて戴いたお名前もそうなんですけれども、一般の方々の中には、そういった著名な方でも名前知らない、聞いたことないという人、たくさんいると思うんですけれども、選ぶ時に、自分が見たいものを選ぶ時に、選ぶのに何を手掛かりにしていいのか分からない、ということもあると思うんですけれども…。」 「キーワード検索ができますよ。」 「そうなんですか。」 「カタログにカテゴリーが全部別れています。だから、街づくりとか、観光による活性化とか、商店街振興とか。いろいろカテゴリーがあるのでそれでキーワード検索も出来ますし。あとは、カタログがですね、配布物は限られているんですけれども、インターネット上から、カタログ自身をダウンロードできます。それは全ての講座が網羅されているんです。それを見ることもできますし、キーワード検索が一番早いですね。」 「じゃあ、そういったことにあまり詳しくない初心者の状態でも、選びやすいように作られているということなんですね。」 「はい。」 「それで、e-ラーニングで学んだけれども、知識は頭の中に入りました。でも、じゃあ実際に、それをどう実践していこう、ということに対してのアプローチで、この「地方創生カレッジ in 岐阜」というのを開催されているというお話でしたが、これは、どこで行われているんですか。」 「これですね、今年はですね、恵那市と岐阜市と養老町でやりました。」 「はい。」 「これを、予算に限りがあるので、本当は網羅的に5地域でやりたいっていうことも要望しているんですけれども、予算に限りがあり。全国で10箇所ぐらいやっていますから、結構な予算が必要になってくる訳ですけれども、その3箇所でやりまして、恵那市は駅前の商店街の活性化。結構、置き去りになってる部分だったりしますし、岐阜市の場合ですと、柳ヶ瀬の復興というのは結構、深刻な問題、根深い問題もいろいろあるので、そういった所へアプローチする。養老町の場合ですと、やっぱり人口が減る中で、関係人口を増やすって言うんですけれども観光客の方に来て戴いて、いい所だなぁ〜っていうのを、思って戴いて、先々、移住定住につなげていこうっていう意味での、観光の地域ブランディングっていうのをテーマにですね、やりました。e-ラーニングは一般の事例とか、よその事例ですけれども、具体的に手元にある、直面する課題をみんなと考える。その時にあぁせぇ、こうせぇと教えるのではなくて、こういう考え方、切り口で考えてみたらどういうことが言えますかという、いわゆる我々はフレームワークというんですけれども、枠組みと考え方を、講座で話した上で、ワークショップ・グループになって考えて戴く。そんな場を持ちまして、みんなで、難しい言葉で言うと、いわゆる政策提言に結びつけていく。もうちょっと言うと、街づくりの予算取りに繋げていくっていうことですね。そんな取り組みの落とし込みをするための事例紹介と共に進め方、やり方の提示。それで、それを落とし込んでいくということをやりまして。我々がポッと来てパッと帰ってしまっても定着しないので、運営に金融機関、それぞれシンクタンク、この辺だと、東濃信用金庫さんが、とうしん地域活力研究所っていうのがあります。そういった方に事務運営で入って戴いて、先々のフォローアップもして戴けるように進めました。岐阜市でやる場合は、十六銀行さんの十六総合研究所、養老町の場合は西濃ですから、OKB総研、大垣共立銀行さんのシンクタンクですね。こういった方に入って戴いて地域の参加者も、広域な人と、立場が違う人。行政だけじゃなくて、民間の事業者さんもいれば、近隣の人達にも入って戴く。恵那市でやった場合は、名古屋市で円頓寺商店街の活性化をやっている人も来ました。そういうプロセスをやらずに進んできているので。みんなの合意形成をするっていうのは、そもそもないじゃないですか、場として。クレームを業者に言うとか、というのがあったりとか。政治家が来て、動員されて話を聞くっていうのはあっても、いろいろ意見を積極的に、建設的に話し合うっていうのはなかなか少ないので。そんな場を創出するっていうのが我々の役目としてね、やったんですね。」 「単純に知識を入れるだけではなく、机上のプランを立てるのではなく、もう一歩進んだところで、具体的に実現するための話し合いをするという。」 「そして、それを行政は持ち帰って、ちゃんと政策に活かすっていう所まで行くと、パーフェクトなんですね。お話したように、戦略を外に丸投げして作るんじゃなくて、民意で作るっていうんですけれど、みんなで考えて作る。そういうこと、できている人達もいます。多治見市さんは、総合戦略を自分の所で作っているし。恵那市さんも、産業振興ビジョンを自分たちで、行政だけじゃなくて民間の企業さんに入ってもらって、産業振興だから。そういったことを考えたりしている。できている行政もいれば、もう、ちゃちゃっとやってしまう所もあれば戦略を立てるのも、ちょっと大変なぐらいもう疲弊しているっていう自治体もあればいろいろ千差万別なんですけれども、それぞれに対して、進め方、あり方を実は、落とし込んでいるっていう仕事が、「地方創生カレッジ in 岐阜」の役目なんですね。」 「はい。今回は、地方創生カレッジというものについて、この地方創生というのは、一体どういうことなのか、から始まり、どういった取り組みをしているのかというのを、ご紹介戴きました。お話を伺いましたのは、東海クロスメディア株式会社 代表取締役社長 公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ総括プロデューサー 三輪知生さんでした。どうもありがとうございました。」 「ありがとうございました。」

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