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連載【12】刺繍教室クロスマァムのひよこ時代ー学びと出会いとそれから…
自分が欲しているモノごとは何故か不思議と目につくものである。ある日、アメリカのクロスステッチの専門店が奥沢にあることを知った私はすぐに訪れた。「ナオミーズ」というそのお店は、まさにアメリカンクロスステッチパラダイス! オーナーも素敵な方だったし、図案もじっくり見て選ぶことができた。緑ヶ丘に移転した数年後に閉店してしまったけれど、このお店の図案集との出会いもまた、英語レッスン同様に私の教室の方向性を決定づけるきっかけになった。
当時はカントリー雑貨がブームで、キルトやトールペイント、ステンシルやカントリー家具のお店や雑誌も沢山あった。また円高が進み始めて、個人輸入もFAXで気軽にできるようになっていた時代である。「かわいい」ものに心惹かれて、ママ友と一緒にアメリカに注文したり、イギリスに紅茶を注文したりしていた。プレ刺繍教室に参加する人達もその仲間だったから、アメリカンカントリーな刺繍デザインは輸入した雑貨とも相性が良いと考えた。そして子育て中の専業主婦が、ちょっとやってみたい刺繍としてワンコインでお釣りが来るアメリカのミニキットは費用の面でもピッタリだったのだ。
続きは来週月曜日…