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点字検査機能 ー オフライン印刷紙面検査機「EyeC Proofiler」

日本で目にすることがあまりない医薬品パッケージの点字は、欧州で非常に普及しています。そのため、当社が日本代理店を務めているドイツの印刷品質検査機メーカー「EyeC社」は、点字検査を行えるオフライン検査機を以前よりリリースしています。

本機能の日本での実績はゼロですが、欧州ユーザーではこの機能はほとんど当たり前のように使用されています。今後、点字つきの紙器やラベルを製造する場合にはこうした検査が日本でも不可欠になってくるかもしれません。

以下、EyeC社からによる記事をご紹介致します。

EyeC 検査システムによる迅速かつ正確な点字検査


医薬品パッケージの設計者、製造者、または使用者は、パッケージ材料の点字の内容、レイアウト、配置が正しいことを保証する必要があります。さらに、点字のドットは、Marburg Medium や ISO 17351 などの標準に準拠している必要があります。オプションの点字検査オプションを使用すると、EyeC Proofiler 検査システムは、パッケージ材料の点字の内容と標準への準拠を迅速かつ正確にチェックします。これにより、必要なすべての業界ガイドラインに準拠していることが保証されます。

点字の迅速で正確な検査

EU 指令 2004/27/EC 以降、承認された医薬品のパッケージには、名前、効果、投与量を点字で記載する必要があります。これは 2010 年に DIN EN 15823 規格「医薬品パッケージの点字」に引き継がれ、EU 全体に適用される要件となりました。国際規格 ISO 17351「医薬品パッケージの点字」と組み合わせた DIN EN ISO 17351:2014 は、現在でも有効です。

EyeC は、プレス点字とエンボス点字の両方の点字検査を提供しています。このシステムは、触覚を確保する必要があるパッケージ材料の前面の点字を検査します。

プリプレス段階では、このオプションは PDF ファイルを参照として使用します。点字は、折りたたみ箱の点字エンボスの ECMA 規格に従って、別のページ、別のレイヤー、または特別な色として設定されます。

システムは、日本語を含むすべての言語で、点字コンテンツを顧客承認テンプレートと照合します。理解しやすいように、点字はデコードされた形式で表示されます。

点字に加えて、EyeC Proofiler システムは、すべてのテキストエラーとその他の印刷欠陥をすべて 1 回の検査サイクルでチェックします。これにより、時間とコストをさらに節約できます。

チェックの最後に、自動生成された検査レポートを受け取ります。このレポートは、いつでも検査結果を追跡し、品質を確保し、規制された医薬品環境における点字標準への準拠を保証するのに役立ちます。

点字グラフィック校正オプションを使用すると、EyeC Proofiler Graphic は PDF ファイルで次の項目をチェックします。

・任意の言語での正しいコンテンツ (点字文字の翻訳と、承認された顧客テンプレートとの比較)。

・点字グリッドの正しい配置

・Marburg Medium、Marburg Large、Standard American、Jumbo American などの点字ドット間隔ガイドラインへの準拠。

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お問い合わせ先
EyeC社 日本販売代理店

株式会社クロスリンク・パシフィック
〒160-0005東京都新宿区愛住町23-11
Tel: 03-5919-2120·Fax: 03-5919-2129
WEB: crosslinkpacific.co.jp

EyeC Proofiler 紹介動画


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