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『乃木オタ回顧録〜デビュー10周年を迎えるにあたって』#12

2014年春から初夏〜アンダーライブ・ZERO

松井玲奈合流の裏でもう一つのプロジェクトが動いていた。「楽天カード×乃木坂46アンダーライブスペシャル」である。楽天スーパーセールのCMやライブのチケット(サーバーが脆弱だけど)など日頃お世話になっている楽天さんにアンダーメンバーが直談判しアンダーだけのライブを実現する事になったのだ。この整理券は楽天カードに新規加入した人、楽天カードで10000円以上お買い物をした人がゲット出来た。

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全国握手会同日の18時に再集合、開演は19時半とある。握手会も終わり皆帰路に向かうそんな時間だ。ステージは昼間のミニライブと同じステージを使いその前に観客がフリーに陣取るのだが昼間の12000人どころか100人いたかどうか、だだっ広いスペースの中、ステージ近くのほんの僅かな所に人だかりと言う感じだった。ライブ前の客電がついてる状態だと尚更周りの広さが目立ってしまう。
さぞかしメンバーは驚いた事だろう。そしてショックだったに違いない。選抜メンバーいると12000人なのにアンダーだけだとこれだけ⁉︎と。あの最強のアンダーが!
とは言えライブの盛り上がりは激しくオタク達はメンバーに寂しい思いをさせたくないと必死に熱く熱くコールし、サイリウムを振った。ライブはメンバー自身が構成を考えMCを考え非常に手づくり感のあるものとなった。この時だったか星野みなみが「アンダーライブを日本武道館でやろう!それを目標にしよう」と言ったのは。この時は余りに突拍子で少し失笑をかったかもしれない。まーたまたまみなみちゃんたら、と。ごめんなさい!それをこの子達は実現へと導く事になる。その事を思うと今でも涙が溢れてしまう。
恐らく多くの反省点を抱えて第一回目のアンダーライブは幕を閉じた。

そしてアンダーライブはこの後5月に有料で渋谷はTSUTAYA O-EASTでのライブを行うのだがこれも一筋縄ではいかない。

5月3日に渋谷TSUTAYA O-EAST、5月17日に愛知はポートメッセなごやで行われた2回目のアンダーライブは「気づいたら片想い」の初回限定盤A〜Cタイプに封入されている応募券3枚で応募する、いわゆるスペシャルイベント「アンダースペシャルライブ」として行われた。出演メンバーは初回と同じく8thシングルのアンダーメンバー。
しかし初回募集で応募人数が今ひとつ思わしくなく、アンダーメンバー数人がブログで応募を呼びかけると言う事に。結果、公式サイトで2次募集がかけられなんとか応募も目的人数に達したらしい。

当時、自分はライブハウスしかも渋谷のど真ん中にあるライブハウスに行く事などなかったので少しドキドキしながらTSUTAYA O-EASTの周りにできた人集りというか待機列に並んだ。確かライブハウス内は1階フロアと2階フロアがあって2階から観た記憶がある。
心配されていた集客もメンバーの呼びかけが功を奏したのか超満員に!
ライブの内容的にはメンバーで考えたセットリストやシャッフルユニットなど更に創意工夫を凝らし観客を楽しませようと言う姿勢が見られた。アンダー曲以外にも表題曲はもちろんユニット曲など1回目よりも多彩な楽曲で楽しませてくれる。ミサ先輩こと衛藤美彩が「水玉模様」を歌いながら客席にビー玉配ったり、「16歳〜」を「に、21歳〜」と歌えば「サバ読んでんじゃねーBBA!」と川後陽菜と永島聖羅がツッコむと言う場面も。
このライブが初発売では無いが、物販もこじんまりしてて人も空いていたので恐らく乃木坂初のライトスティックホルダーを購入し今でも愛用している。ニット製で乃木坂46、I♡N46と編み込んである手作り感あるホルダーだ。
このアンダーライブを契機にオタクの間でアンダーライブが熱いらしいと言う噂が流れ始める。そして運営は矢継ぎ早に次のアンダーライブを企画、実行する。

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