音楽が表現する感情を色にするAI システム
空間演出市場に採用
皆さんにとって音楽はどのようなものでしょう。リラックス、モチベーションのアップ、睡眠、様々な理由で音楽を聴くシチュエーションがあると思います。街中や移動中の交通機関でも、イヤフォンをしている人を多く見かけます。「 NO MUSIC, NO LIFE 」は 、タワーレコードが生んだあまりにも有名なキャッチコピーですが、それほど音楽が人に与える影響は大きいと言えるでしょう。
今回のクロスコンパスの取り組みは、人工知能 AI= Artificial intelligence が、 音楽が表現する感情を読み取り、その感情を色で表すというものである。最新鋭の音響機材を取り扱う 、 音と映像のプレゼンテーター、ヒビノ株式会社(本社 東京都港区、代表取締役社長 日比野 晃久、以下ヒビノ)との共同開発でこの技術は生まれました 。
音楽には24(異名同音を含めると30) の調があり、曲の雰囲気が明るいか暗いかで長調と短調に分けられる。調には基本となる主音 があり、この主音がどの音から始まる音階かで決まる。
現代音楽とされる20世紀に入ると、無調音楽というものが出始めたが、今回の人工知能技術には、この調による感情の仕分けは使用されていない。
このAIシステムを使用するには、感情を色で表現するためのカラーマップ が必要である。イメージコンサルタントの協力により独自生成したカラーマップの数は500にものぼります。
このイメージコンサルタントによるカラーマップは、500 あれば同じものは一つもありません。別のイメージコンサルタントが生成した場合も、全く同じカラーマップが出来上がることはなく、同じ人がもう一度生成した場合も同じものは生成されない。人の感情はそれほどまでに多様です。
クロスコンパスが製造業に提供している、現場の職人技をAI に継承し活用している技術同様、この技術にも 人間 が必要不可欠です。
今回の技術は、音をAI システムが読み込んだ後、このカラーマップを通して感情値を色で出力するものです。
*現場でつくる AI、クロスコンパス「 MANUFACIA 」についてはこちら
社内で数千曲を読み込ませ、バーチャルライブハウスで何度も実験を行った後、生演奏でその成果を実証するために、 ヒビノグループが運営するライブハウス“ ケネディハウス銀座 ”にご協力をお願いしました。
銀座で1983年から約40年様々なアーティストをお迎えして、お客様に感動と喜びを届け続ける、「ケネディハウス 銀座 」。このお店は、ヒビノが取り扱う最新鋭の音響・照明機材が導入されており、音響建築を取り入れた造りで、考え抜かれた構造に音響家具も使用されており、音の良さは勿論、食事も飲み物も美味しくいただけるホスピタリティ溢れるライブ・ミュージックレストランで ある。
ライブハウスでの実験は、普段行っていた画面の中のバーチャルライブとは違い、入出力に必要な配線をつなぐなどの設定もあり、ライブが始まる前に十分な準備が必要でした。お忙しい中、リハーサルのお時間をに実験に使わせていただいた、 ケネディハウス銀座の ハウスバンド“スーパーワンダーランド”と店舗の皆様、心から感謝申しあげます。
さぁ、いざ実験です。
ドラムの合図とともに曲が始まり、直ぐに色が出始めました。読み込みから色を出すまでの時間はわずか0.5 秒。下記写真は、リハーサル内で歌われた中の 1 曲 、ドゥービー・ブラザーズさんの チャイナ・グローヴ。タンバリンを使用していた同じ曲内でも、繊細に感情を読み取り表現することができました。
さらに、代表 鈴木の強いリクエストで、AI との共創を体感頂くための検証実験として、ドラムソロの演奏をお願いした結果が下記の画像である。
今回の実験で、目には見えない音を我々のAIが感情値として読み取り色と光で表現する事が店内の照明機器を使って実証されました。
私たちは、ずっと力を注いでいる製造業へのご提供は勿論、医療や健康推進、アミューズメント市場においても、AIを活用したご提案で皆様に貢献させていただきたいと考えております。どうぞ、応援宜しくお願いいたします。
株式会社クロスコンパス
〒104 0045 東京都中央区築地2丁目7-3 CAMEL TSUKIJI II 3F
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