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ラマダーンについての、Q&A (11)

断食明けの大祭「イード」の準備も、忘れずに!

2018年ラマダーン月の満月もすぎ、月がどんどんとかけていき・・・
断食明けの「イード」についての話題も、家族や仲間うちで上がってくる頃です。

誰の家に集まってお祝いしようか?
何かしようか?などなど。

イード(EID)は、イスラム暦9月(ラマダーン)が終わった翌日の、
イスラーム暦10月1日に、【断食が明けたことを祝うお祭り】です。
断食明けのイードは、「イード・アル・フィトル」と言われます。

この、イード。
何度も経験していますが、感覚としては、
日本がお正月に向けて盛りあがり、元旦に「おめでとう!」とピークに達するのと、ノリはまったく同じです。

イスラム圏では、商店やショッピングモールなどでは、
ラマダーン月の途中から「イード」への盛り上がりを見せます。
お正月に向かって、日本中が「お正月に向かって準備しよう!」と変わるのと同じ。

テレビなどのメディアでも広告が流れ、
人々の「イードの準備しよう!」「買い物だ!」の気分を盛り上げます。

イードの準備のため、大切な人たちへ贈り物を用意したり、
たくさんの来客に備えて、食材を買ったり。
洋服を新調したり、購入したりする人も多いです。

そして、イードは、里帰りの時期でもあります。
基本的に「家族・親族・友人・知人」と過ごすため、
海外にいても母国に帰る方が多いでしょう。

なので、訪日の方も少なくなると思いますが、
ぜひ、「在日ムスリム」のことをお忘れなく、です☆

在日ムスリムは、日本社会で生活をしているので、
まとめて有給休暇が取れたり、夏休みなどの休暇がない限りは、
なかなかサクッと国に帰ることができません。

だから、国内の友人・知人・仲間同士で、お祝いをします。

ムスリム対応をされている日本の飲食店、宿泊業、
そして小売りの皆さんも、
ぜひこの「購買意欲が高い時期」を見逃さず、スペシャルオファー、
割引セールなどを謳ってください。

そして、イードという喜びにあふれた「その日」に一番ご機嫌なのは、
「イードおめでとう!」(Eid Mubarak!)の言葉がかかること!
周りにムスリムさんがいたら、ぜひそう声をかけてくださいませ☆

※2018年のイードは、6月15日か16日です(^^)


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