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HSPは傷つきやすい?

「HSP」気質について、巷では
「繊細さん」とか「傷つきやすい」と表現されることが
多いと思うんですけど、
私はいつもこの表現を見るたびに、

ちょっとまったーーーー!!

と言いたくなります。


今日はそんなお話です。


* * *


「繊細さん」とか「傷つきやすい」
と聞いて、何を想像しますか?

たいていはおそらく、

「心が」繊細である、とか
「心が」傷つきやすい 

というふうに想像するんじゃないかと思うんですけど、
どうでしょう?

人の言った何気ない言葉にすごく(心が)傷つきやすい、とか、
人の何気ない態度に、(心)が過剰に反応して落ち込んでしまう、とか、
一般的な人よりも些細なことでくよくよしてネガティブ思考、とか、

つまり、

HSP=心が弱い

みたいな、そういうニュアンスで解釈されがちだと思うんだけど、
どうですかね?


確かに、そういう人もいるとは思うんですけどね、
でもね、ちょっと待って、それは違うよと私は言いたい。

* * *

まず言いたいのは、

「心が」繊細で傷つきやすい、のではなくむしろ、
繊細で傷つきやすいのは「身体」だよ

ってこと。


「繊細」というのは、「感度が非常に敏感である」ということです。

一般の方の感覚が裸眼で物事を見て感じているとしたら、
HSP気質の人は、電子顕微鏡で物事を見て感じている ようなものです。

多くの人が感じていないことを、
ありありと感じているということです。


そして、「傷つきやすい」という表現よりも私は、

「傷ついていることに気付いている」

という方がしっくりきます。



どういうことかというと、例えば
人間関係の中で傷つきやすいと言われる場合ですが、

人の肉体というのは、
目に見える部分と目に見えない部分の両方から成り立っていて、
一般的に私たちが「肉体」と認識しているのは、
手に触れることのできる部分までですが、
本来はその外側に、何層かの目に見えないエネルギー領域があって、
それを含んで「肉体」なんですね。


そして、実はその、目に見えないエネルギー領域に、
私たち一人一人の個人の情報が格納されているんです。

そして、感度が敏感なHSP気質の人の場合、
この、エネルギー領域の情報を体感して反応してしまう
んですよ。


私たち人間って、いろんな感情や感覚をもって生きてるじゃないですか。
嬉しいことや楽しいこともあれば、
辛いことや苦しいこともありますよね。
日々の生活の中で傷つくこともあります。

実際何かしら苦しいことや辛い体験をしたとき、
私たちはみんなもれなく、エネルギー領域は傷ついてるんですよ。
目には見えないけれど、
ボロボロだったり血まみれだったりしているんです。


で、敏感なHSPである「繊細さん」たちは、
他人のそれらも体感してしまう、ってことなんです。

多くの人が気付いていない、エネルギー領域の傷や痛みも、
ありありと体感してしまっている、

つまり、

「傷ついていることに気付いている」

ってことなんです。

すべてはエネルギーなので、悪意がある言葉や態度はもちろんだけど、
例えば自分自身を偽ったりごまかしているような生き方なども、
その人のエネルギーフィールドを傷つけます。

たとえ本人は無自覚であっても、
感度の良いHSPさんたちは気づいてしまうんです。感じてしまうんです。
そして、共感力が異常に高い人が多いので、
自分事のようにその傷を体感してしまうんです。


だから、「HSP気質の人が傷つきやすい」ということが
一般的に言われるってことは、それだけ、
この社会に生きる私たちみんなが傷付きまくってる
とも言える、ってことですよ。

HSP気質の人も、
「自分は傷つきやすいなあ」と感じながら生活しているとしたら、
それは「HSP気質だから」ではなくて、
自分自身も含め傷を負った人や環境の中に身を置いていて
そこにフォーカスしてしまっている

ということに気付いた方がいいです。

ということはですね、その逆も言える、ってことです。
この世界は傷しかないですか?痛みしかないですか?
そんなことないですよね?

愛や、優しさ、ぬくもり、喜び、
心が、身体が、エネルギー領域が、
あたたかさで満たされることだっていくらでもあるわけで、
「傷つきやすい」と表現されることと同じくらい、
「満たされやすい」はずなんです。

「HSP」の代表的に言われている性質って、
すごくシンプルに言ってしまえば
良くも悪くも「感度が高い」ということであって、
決して、「傷つきやすい」わけではない、と私は思うんです。

だって、日常の些細なことにたとえようもない幸せを感じたり、
多くの人が見過ごすような小さな出来事や目に見えないことから
あふれるほどの愛を感じることもできるんですから。


それと、私と似たようなタイプの友人や、
これまで会ってきたHSP気質の方々を見ていても、
「心」はむしろ、人より強いんじゃないかと感じます(笑)

この世界の、人や、環境や、それこそ様々な目に見えない傷や痛みを
その生身でありありと感じながら生きているということは、
そうならざるを得ない物事の背景や、道理や、事情も
同時に受け止めている

ということじゃないですか。

自然と「心」は強くならざるを得ません(笑)


だからね、HSP=心が弱い という偏った認識は、
これからも華麗にぶっ飛ばしていきたいですね(笑)


これほんと、ずっと言いたかった(笑)

やっと言えた(笑)

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