「逆エンパス」について
今日はHSPとはまた別の切り口でのお話です。
「逆エンパス」という言葉をご存じでしょうか?
その前に、比較的一般的に知られている「エンパス」についてですが、
これは、人の体質(気質)を示すカテゴリーのひとつで、
他人の気持ちや感覚を自分事のように感じてしまう、
「共感力の高い人」のことを指します。
私のイメージだと、「HSP」の認識のされ方よりも「エンパス」の方が
よりエネルギー的な作用にフォーカスした見解、という気がします。
(とはいえ、HSPとエンパスの違いは、定義の切り口の違いであって、
どちらも重なる部分があると個人的には思いますが。)
で、「逆エンパス」についてなんですけど、
数年前に、「森野 御土日古」さんという方が「逆エンパス」という言葉で、
人の性質体質について話されているのを知りました。
さらには「エルゴン」という名前をつけて呼ばれていたんですが、
当時、「エンパス」の特性よりもずっと、
私自身が感じている体感や視野と符合する部分があって
とても興味を持っていたものの、
その「エルゴン」の特性については、やはり自分とは何かが違うなあ、、と
違和感を感じていたのも事実で。。
ところがつい最近、「逆エンパス研究所」というサイトに出会いまして。
ご存じの方もおられるかと思いますが、
逆エンパスについて解説されている「黒田明彦」さんという方が
運営&解説されているサイトです。
これがまあ、びっくりするくらい、
私が常々感じていたことや諸々の観え方が同じで、
(なかなか他者と共有するのが難しい感覚まで)
ああ、やっぱりそうだよねえ・・・と改めて自分の感覚を
振り返ったりしているわけですが、
とにかくすごく分かりやすく丁寧に解説されていて、
「逆エンパス」についての詳しい性質については
ぜひそちらのサイトをご覧いただけたらと思うので、
私は自分自身の感覚や体験を主にシェアしていこうかなと思います。
* * *
昔から「エンパス」についてはよく耳にしていたんですけど、
ある部分では一致する感覚があるものの、
決定的に違うと感じる部分がありました。
それは、
エネルギーの流れる方向が違う
ということです。
「エンパス」というのは、よく
「スポンジ」に例えられることが多いですが、
他人の感情やエネルギーをスポンジのように吸収することで、
自分事のように体感したり相手と同調してしまう、
高エネルギー体で共感力がとても高い人
というように言われています。
確かに私も、他者の感情や心の動きなどをリアルに体感したり
敏感に察知しますし、そのエネルギーの影響を強く受けるため、
エネルギーコントロールは必須です。
でも私の場合は、「吸収する」というより、その逆で、
自分から他者へエネルギーが流れていく
という感覚の方が強いのです。
まるで毛細管現象のように、
自分から他者へエネルギーが浸透していくような体感があるんです。
「逆エンパス」というのは、ざっくり言うと、
エネルギー放出型の高エネルギー体の特性を持つ人
と言えます。
かつてこれを知ったとき、ああまさにそれそれ!!と思いました。
よくぞ言ってくださった!と(笑)
エンパスの対処方は
「他者からのエネルギーを吸収してしまうのをいかに防ぐか」
ということが中心になっているように思いますが、
(私がかつて触れたことのある対処方がそうでした)
逆エンパスの場合は、
「自分からのエネルギーの量と質をいかに健全に放出するか」
ということが大事になってくるような気がします。
これは私自身の体験から思うことですが。
(これについてはまた別の記事で詳しくお話ししたいと思います)
他者との境界線をしっかりと引く、という点では同じだけど、
アプローチが真逆なんですよね。
昔から、エンパスの対処方とかを目にするたびに
なんとも言えない違和感を感じていたのは
このエネルギーの方向の違いだったんだと気づき、
とてもスッキリしたんですよね。
他者との間で起こる、濃密なエネルギー作用の影響に悩んでいる方で、
「エンパス」としての対処方などに違和感を感じている方は、
もしかしたら、「逆エンパス」ということもあるかもしれません。
まずは入り口として、一度、
他者と自分との間に流れるエネルギーの方向について
感じ直してみてもいいかもしれませんね。
また、黒田さんの見解では、
「逆エンパス」を「エルゴン」と「エルゴンエンパス」の
二つの性質に分類できるのではとされていますが、
私自身が「エルゴン」に感じていた自分との違いを
見事に言い表してくださっていました。
ちなみに私を「逆エンパス」の視点で言うならば、
「エルゴン」3割、「エルゴンエンパス」7割
くらいの感じかな・・と勝手に自己分析しています(笑)
こういうのも、HSS型HSPとHSEの割合とよく似てます。
いろんな要素がミックスしてますよね、私たちというのは。。
長くなりそうなので、そちらについては
また次回の記事でご紹介します。