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レスポール用のセミハードケースを探す
学生時代から使用しているGibson Les Paulは、ギター本体は20年経つ今でも至って好調なのだが、ハードケースの方は長年ライブハウスやスタジオに運搬しているうちにボロボロになってしまった。最近はソフトケースに入れて保管をしていたが、やはりそろそろハードケースかセミハードケースで管理したいと思い、改めてケースを購入することにした。
色々なケースを検討した結果、最終的にリペア工具などでお馴染みのHOSCOが販売しているAC-0707LPというセミハードケースを購入した。
Les Paulというギターはそもそも重いギターであるが、自分の所有する個体はウェイトリリーフ加工が行われていない個体なので特に重い。Les Paul用のハードケースは大体3.5kg〜4.5kgぐらいのものが多く、物によってはギター本体と合わせると8〜9kgというかなりの重量になってしまう。なので、保護力はありつつもなるべく軽い重量なセミハードケースが良いと考えていた。
以前別で購入したSKBのセミハードケースは非常に軽くコンパクトで、耐衝撃性も悪くなさそうだったので、今回もSKBにしようと思っていたのだが運悪く在庫がなかったり、在庫がある店では値段が高かったりしたので今回はHOSCOのケースを試してみることにした。
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重量は約2.6kgで、純正ケースと比べるとかなり軽く感じる。作りは特に問題なくしっかりしている。水平に置くのはもちろん、立てかけたり横方向に置いても安定する。これらの点については期待通りで満足だ。基本的に家の中のみでの使用なので、ストラップをつけた状態での使い勝手については不明。
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ギターを入れた様子。写真では若干ボディの周りにも隙間があるように見えるかもしれないが、ボディ背面・底面はしっかり着地しているのでギター自体は安定して収納されている。このギターにはClipLockストラップをつけているのだが、本体側パーツの部分の収まりが若干悪い点は少し気になる。基本的にボディサイズにあうように作られているので仕方がない部分ではあるが。ヘッド部分は大分長さに余裕がある。衝撃が加わった時のヘッド折れを警戒してなのか、あるいはケース開閉のための設計の都合なのか理由はわからないが、少し長すぎるのではないかと思う。
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純正ハードケースに比べるとサイズは若干大きい。特に縦方向の長さについては、上述のヘッドのスペースの分もあって結構大きく、並べて収納すると若干収まりが悪い。正直にいうとこの点については誤算だった。
ただそれ以外の点については、値段も含めて比較的満足度の高いケースだった。