MIDIキーボードもワイヤレスにしたい - KORG microKEY2 Air
この数年使用しているNative InstrumentsのKomplete Kontrol M32には結構満足しているが、使用頻度が下がる最大の要因はケーブルだった。机が狭いこともあり常設しておくわけにいかず、また文字入力のキーボードとマウスとの兼ね合いから、作業中も弾いてない時は基本的に横に避けておくというような使い方をしていたのだが、取り出したり片付けたりする際にいつもケーブルの脱着が面倒だったりつけたまま移動させるにはケーブルが邪魔だったり、といった形でケーブルにはとことん悩まされてきた。
ある日、いつものようにフリマアプリを眺めていたら、MIDIキーボードがおすすめされてきた。普段ならスルーしてしまうのだが、なんとなく開いてみたところ、メーカーや型番がなんだったかは忘れてしまったがそのMIDIキーボードはBluetooth対応でワイヤレスで使える、というものだった。
それ以来ワイヤレスのMIDIキーボードが気になり始めてしまった。そしてとりあえず何か試してみようと思い、KORGのmicroKEY2 Airを購入してみた。
25鍵、37鍵、49鍵、61鍵モデルが用意されているが、今回購入したのは一番コンパクトで安い25鍵モデル。
25鍵モデルのハードウェアは、2オクターブ分の鍵盤とピッチベンド・モジュレーションコントロール用のジョイスティック、オクターブ切り替えスイッチ、アルペジエーターとサステインスイッチという必要最低限、かなり簡素な構成だ。37鍵モデルからはここにダンパーペダル用端子が加わり、またジョイスティックの代わりにピッチベンドとモジュレーション用のそれぞれ独立したホイールが搭載される。
接続はBluetoothでのワイヤレス接続の他、USBケーブルで繋いで普通の有線キーボードとしての使用もできる。ワイヤレス接続の場合は単三電池を2本使用。メーカーの説明では、一ヶ月ほどは電池交換なしで使えるとのこと。
本体重量(電池以外)は約700gでかなり軽い。ワイヤレスモードで使うとケーブルがないこともあって、特に軽く快適だ。
気がかりだったのはレイテンシーだ。有線モードとワイヤレスモードでしばらく動作を比べてみたが、比較をしてみるとワイヤレスモードの方がわずかにタイミングが乱れるような感覚がある。自分が鍵盤演奏に慣れていないせいもあるだろうが、リアルタイムでのMIDI入力ではタイミングが若干期待とズレる時がある。
とはいえ、やはりケーブルがないので膝の上で手軽に使えて、必要がなくなったらすぐに棚にしまえるというのはとても良い。和音、メロディの確認という点では問題なく快適に使用できる。
25鍵にしたのは失敗だった。やはり2オクターブではボイシングを考える作業に使うには鍵盤が足りなすぎる。届いたばかりだが、早速37鍵か49鍵の購入を検討し始めている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?