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78年製Greco EG450のレストア 2

前回の続き。

今回のレストアは、塗装されたプラスチックパーツの研磨や各所の汚れ落とし程度になると思っていた。

しかし、最初にピックガードを外そうとしたところでいきなりつまづくことになった。ネジが固着していて回らない。

5-56を吹きかけてしばらく様子を見てみるが、全然回りそうな気配がない。

一旦ピックガードの取り外しは後回しにして、他のパーツから外していこうと思ったのだが、ジャックプレートのネジもやはり固くて回らない。

ただ幸いこっちは5-56を吹きかけたらすぐに回るようになった。

表面に戻り、今度はエスカッションを外そうと思ったのだが、こちらも全てのネジが固着していて回らない。

こちらも5-56を吹きかける。

ジャックプレートと違い、5-56を吹きかけてもなかなかすぐに回るようにはならなかったが、何度か吹きかけているうちにようやくいくつかのネジが回る状態になった。

何が起きているのかよく分からないが、回りはするものの上に上がらずにその場で空転するネジもあり、ニッパーを駆使して無理矢理引っ張り出すような対応が必要だった。

最終的にリアピックアップのエスカッションのネジは全て無事取り外すことができた。同時にこのギターがセミホロウ構造になっていることがわかった。

フロントピックアップのエスカッションのネジは相変わらず回る気配がない。これ以上5-56では太刀打ちできなそうだったので、凍結浸透ルブを使うことにした。

しばらく試しているとネック側のネジが回るようになったのだが、回転するだけで上に上がってこない。残念ながら折れてしまったようだ。

ブリッジ側のネジ二つは取り外すことに成功した。

何とか最終的にフロント側のエスカッションも取り外すことができたが、ネック側の折れたネジ2本が穴に残ってしまった。ピックガードのネジはまだ外せる気配がなく、雲行きの怪しいスタートになった。


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