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[音源レビュー]Addictive Drums 2

先日FocusriteのオーディオインターフェイスScarlett i212を購入したところ、Addictive Drums 2がバンドルとして付いてきた。長らくドラム音源はBFDを使い続けてきたが、せっかくなので試してみたところとても使い勝手がよく、最近ではBFDよりもAddictive Drumsを使う機会の方が多くなりつつある。

コレクション/パック(ADPak)について

Addictive Drums 2には、ロック用、ポップス用、ジャズ用…といった形でジャンルごとにコレクション/パックが用意されている。それらの中から自分のスタイルに合致するコレクション/パックを購入して使うことになる。今回購入したScarlett i212にバンドルされていたのはStudio Rock ADPakだった。単品で購入すると大体1万円前後と音源としては比較的リーズナブルだと思う。

起動・読み込みが速い

試してみてまず良いなと思ったポイントが、プラグインとしての起動・読み込みが速いことだ。今まで幾つかのドラム音源を使用してきたが、体感上の動作の軽さに関しては一二を争うほどに優れていて、ストレスを感じない。

プリセットの切り替えも速い

読み込みの速さによるものではあるが、プリセットの切り替えが速い点がなんとも素晴らしい。プリセット名の横にあるボタンを押すだけで瞬時に音を確認できるので、プリセット選びの効率が非常に良い。

そのまますぐに使えるプリセット

Addictive Drumsを使う機会が増えた一番の理由が、プリセットの使い勝手の良さにある。BFDのプリセットは比較的「生」に近い音作りになっているのに対して、Addictive Drumsのプリセットはかなり加工されている感が強い。単体で聴いた時の「リアルさ」はBFDの方が上だが、Addictive Drumsのプリセットはそのまま楽曲で使ってミックスしてもほとんど違和感・手直しが必要ないくらい、良い感じの音作りになっているように感じる。

EDITで音を細かく作り込んでいくことも可能なのだが、今のところEDITの必要性を感じないくらいプリセットの使い勝手が良いと感じている。曲作りの最初の段階で「とりあえず」で選んだプリセットが、結局感じにミックスされるのでそのまま完成バージョンでも使われる、ということが多い。

こちらの動画のデモでも、プリセットのサウンド・ドラムパターンをそのまま使用した。

最初のドラム音源としておすすめ

動作が軽いこととプリセットの使い勝手が良いこと、そして値段も比較的リーズナブルであるという点で最初のドラム音源としてはとても良い選択肢なのではないかと思う。プリセットの使い勝手が良いことと切り替えが非常に速いことからドラムの音作りのスピードがとてもスピーディなので、ドラムの音作りにそこまで拘らない、時間をかけたくないというユーザにもおすすめできる。正直、試す前に思っていたよりずっと良い音源だった。

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